チビ太と私のバトル

田舎牧師の母が「わたしゃ、この大きなおにぎり食べられないから

ここに置いとくよ」と台所のカウンターの上に置いた、そのおにぎりに

目を付けたチビ太がおにぎりをパックリくわえて階段の踊り場で

関所を始めた「ウーーーーーーーガオガオガオ、ぼくはおにぎりを

パックリくわえている、これはぼくが食べる」と、

「コラーチビ太、返しなさい、おにぎりの中には梅干しが入ってるから

体に悪いんだよ、食べちゃダメ」私は軍手をはめて、チビ太の口の中から

おにぎりを取り返そうとしたが、チビ太は「ウーーーーーーガオガオガオ

ぼくは絶対に返さない」、「こらーチビ太、ダメ、返しなさい」と

むきになった私は、思わず泣きながら「チビ太、返しなさい・・

ベル、なんとかして、ベルなんとかして」と・・すると、ベルが

「ワンワンワン、コラーチビ太おにぎりかえせー」とチビ太を叱り飛ばしたが、

その瞬間に、チビ太はラップごとおにぎりををゴックンと飲み込んだ、

「チビ太、どうして飲み込んだの」と私、チビ太とちょっとしたバトル

の今日の午後でした。「チビ太、お手」と私、チビ太はお手をくれた、そこで

仲直りした・・

お隣のハナミズキがとっても綺麗に咲き誇っている、ピンクのハナミズキに

癒された私でした。

 

すべてをがまんし、すべてを信じ、

すべてを期待し、すべてをたえしのびます。

愛は決して絶えることがありません。１コリント、１３．

 

　　　　　　２０１６，４，２２．　　　　　　　　　トマトでした。