ハスキーな声

今日、午後４時、母が入院している病院へ行って来た私、
「肝臓に針を刺して採取したものを組織検査した結果は
すごく濃い膿でした、悪性腫瘍ではありませんでした、
肝膿瘍ですね、膿がたまっている範囲が大きいので、
そのための治療をします、肝臓にドレーンを入れてしばらくの間
入れっぱなしにして膿を出します、小さい膿瘍は抗生剤を
点滴して治療します、リウマチ科と整形での治療は落ち着いた
のですが、今度は消化器内科での入院となります、入院が
また、少し長くなります」と先生、
「よろしくお願いします、とにかく悪性腫瘍でなくて安心しました」
と私、

さて、先日の先生方とのムンテラで血管が詰まってしまっている足に
ついてお話しがあった、「高齢と心不全の症状が強いため足の
切断は出来ないと考えます、ご家族の方はどのようにお考えですか？」
と先生、
「はい、母は足を切ってまでして生きていたくないと何回も言って
いますし、私たちも足はそのままで傷の手当てと痛みをとって
いただければいいと思っています、高齢なので自然が一番いいと
思っています」と田舎牧師、
「わかりました、それが最善と考えます」と先生方、
「痛みがないこと・・それさえなければ耐えられる」と私も
そう思った、

「お母さん、私はいったい誰でしょう？」と私、
「トマトさんずら？」と田舎牧師の母、
「どうですか？」と私、
「具合いいよ」と母、
「お母さん、声がもっと高かったじゃないですか、なんでそんな
ハスキーな声なんですか？高い声で話して下さい」と私、
「ダメだよ、こんな声しか出ないよ、ふにゃふにゃ」と母、
そして、すーっと眠ってしまう・・
母の様子がお見舞いに行くたびに変わっている・・

ところで、庭に黄色のチューリップが１つだけ咲いた・・
「うわーかわいい」「かわいいね」と二人の１年生の女の子が
チューリップを見てニコニコしていた、
チューリップにくぎ付けの子どもたちの姿をすごくほほえましく
感じた、「いっぱいあるチューリップの中でそれが一番先に
咲いたんだよ、かわいい？」と私、
「うん、すごく、かわいい」と２人、
「切ってあげようか」と私、
「いいの？うれしい」と２人、
「はい、どうぞ」と私、
「ありがとう」と１人の女の子、
「ちょっと待ってね、もう一本、開きそうなのを見つけてくるから
はい、どうぞ」と私、
「うわー、ピンクのチューリップだ、ありがとう」ともう１人の女の子、
「花瓶かコップに入れてね」と私、
「うん、ありがとう」とすごくうれしそうに帰って行った、
「かわいいなー」と思った今日でした、
それではまた明日、イエス様の祝福があなたの上にありますように。

「ぼくは明日の午後、ドミちゃんとガブちゃんに会いに行くんだ
楽しみだなあ」とチビ太、




神はそのひとりごをお与えになったほどに世を愛された、
それは御子イエスを信じる者が一人も滅びることなく
永遠のいのちを持つためである　　　　　ヨハネ。




　　　　　　２０１８，３，２８。　　　　　トマトでした。