やったるい! たるい良和の『エンターテイメント立国』

クリエイターの社会的地位向上。エンターテイメントに特化したエリアを日本に創れ!たるい良和のプロジェクトへの思い。

(続)都の条例を受けてのアンケートから見た実情と今後の対応について。

2012年03月14日 15時46分25秒 | 政治家

 先週に続き、都の条例を受けての実情のアンケートから見た報告と今後の対応について。

 いただいたアンケート結果より抜粋。

【印刷における修正が増えた】

・これまで印刷に応じてくれたいくつかの印刷屋が、修正に対して非常に厳しくなった。
・印刷そのものを断られたり。刷って貰える印刷屋がごく僅かに限られてしまった。
・白塗り修正が多く、描く側のモチベーションが下がった。
・同人誌などを読んでも、もはや消しが大きすぎてどうなってるのかわからないものもある。これでは何のための18禁指定かわからない。

>「印刷、企画段階でのはねつけ、修正などに関する内容が多いですね」

【規制対象があいまい】

・何がどう規制対象に当てはまるのかが編集側でも非常に曖昧であり、時間経過と共に規制範囲が過剰になり、どんどん描く表現の自由が狭められているのを感じる。
・編集部側での規制対象への判断がまったくの主観でしかないのが問題。
・それらについて具体的な通達はこちらが訪ねない限りはされていない。

>「漠然として、裁量で取り締まられるのは、法として欠陥がある」

【意欲を失う】

・頭の中で常に規制への恐怖がつきまとい、思い切った事もこれまで描けてきた事も出来ずかなりストレスを感じている。

>「想像力にブレーキをかけるのは、もっともエネルギーを損なう」

【収益減】
・フィルタリングの対象になって、アクセス数が激減(ダウンロード販売)
・取扱店で、扱ってくれなくなった。

>「数十万円の収益が0になった、もしくはもはや生活できる糧を失う切実な訴え多い」

【寄せられたご要望】

・反対表明するくらいで、具体的な動きがない編集部、団体が多い、エンターテイメント立国推進協議会では、ぜひとも具体的に動いて政治的な解決を図って欲しい。
・作家さんの意見や今感じている事、現状を把握したい気持ちでいっぱいです。
・制作者側以外ではこの問題は意外と問題視されてもいない事を日頃感じているので、もっと多くの人に条例を受けてからの実情と様々な問題を知って欲しいと思います。
・大阪・名古屋などに関しての警戒もお願いします。

>「多くの反響に、活動をさらに加速させて取り組む所存です」 

他、前回のブログで報告した企画段階で没になるケースの報告も多数寄せられています。

 個人的に強く感じているのが、アンケートに答えてくださった方の文章能力、表現能力が高く、論理思考が確立されている。
 答えてくださった方そのもののスキルや人間力の高さを実感し、社会的にすみに追いやられたり、社会的な地位を低く設定されるのはおかしいということです。

 アンケートのご意見でも寄せられておりましたが、クリエイターだけではなく、日本の職人と呼ばれる技術者の大半が、社会的地位が低く薄給である。
本来職人は尊敬されるべき対象であるべきはずなのに、形骸化された仕事をこなすだけの想像力のない方が地位が高く、お金や土地を転がすだけのブローカが高給で、大手を振って歩くのはあまりにもおかしいということです。

 アンケートにお答えいただいた作家、編集者、店舗など関係者の皆様ありがとうございました。
 心より感謝いたしますとともに、今後ともよろしくお願いいたします。

 また、先に述べましたとおり、政治において数は力です。
 今後、データを下にガイドラインを作成する所存ですので、まだまだ多くのデータ、ご意見を伺いたいと思います。
 今しばらく引き続きアンケートなどご協力お願いいたします。

・アンケートはこちら

【今後の展開】

具体的な行動は、逐一報告をするとして、大まかに下記の手順でエンターテイメント立国推進協議会は活動いたします。

①アンケートデータをグラフ化、報告書にまとめ、表現の規制に対するガイドラインを作成する。
     ↓
②ガイドラインを印刷し、できるだけ多くの方・企業に賛同を得て具体的な改善点、落としどころを定める。
     ↓
③関係諸団体、議員などへの訴えと、具体的な付帯条項、もしくは法改正を求める運動を繰り広げていく。

 
<ガイドラインの作成・印刷・配布・集会・状況報告・陳情など運動量向上のため、多くのリソースが必要となります。
さらなるご支援・ご協力・応援のほどよろしくお願いいたします。>

PS:面白い記事がありましたので、ご紹介いたします。

・連合赤軍事件をモチーフにした社会派漫画『レッド』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した官能漫画の巨匠、山本直樹氏。過激な描写も多いが、叙情的なセックス描写に定評がある山本氏が、官能漫画の規制問題について持論を語ってくれた。


エンターテイメント立国推進協議会   代表 樽井良和

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・表現の規制に反対・クリエイティブクラスの地位向上に尽力いたします。
『 エンターテイメント立国推進協議会 』  http://www.enterjapan.jp

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