たるい良和の『エンターテイメント魂』 vol 5：モナコ・カジノ

　モナコ・カジノ

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日本の国民も、役所もお金がなくなれば増税、そして、その税金を当たり障りの無い、だれも文句を言わないように予算をくんでありきたりに使います。
　民間企業のような儲けてやろうという感覚が無いのです。
　儲かったところで、自分の給料が上がるわけでもなく、儲からなかったからといって潰れて失業するわけでもない。
　むしろ、斬新で奇抜なアイディアを提案したばっかりに失敗すれば責任を負わさせたり、言いだしっぺとして、動き回る方がしんどいのです。
　財政難や、税収不足、福祉にあてる費用をどうするかということに関していえば、もっと、魅力ある国にブラシュアップし、サービスを向上して、儲けてそのお金を使えばいいのです。国の価値や競争力をあげていけばいいのです。
　例えば、モナコなど見てください。
　綺麗な町並みで、さぞ税金が高いのかなと思えば、タックスヘブン的な税金の安さ。
　何で？といえば、カジノや観光で儲かっているから、税金をたくさん徴収しなくてもまかなえるのです。
　カジノ振興などというと、すぐに眉唾ものだと思われるかもしれませんが、カジノがある国と無い国では、滞在期間が１日変わります。
また、観光による黒字も大きく異なってきます。
収益の二割を年金に当てるとか、その地域の住民税は無料にするという考え方もあるのです。
格差が広がってくると、ぼろ儲けしたところから税金をさらに徴収せざる終えませんが、極端な累進課税を強化すると、お金持ちや有力企業が海外に逃げてしまいますし、日本にもきません、儲かった方には、思いっきり遊び、華やかに人生を楽しんでもらって、その収益で間接的に徴収していくしかないのです。
日本には、妻や恋人にカクテルドレスを着せてエスコートできるような華やかな場が無さ過ぎます。
遊ぶこと、楽しむことに罪悪感さえ抱くのです。
後でも述べますが、これからは、ブルーカラー・ホワイトカラーと並んで、クリエイターの力がさらに必要になってくる時代です。
楽しむこと、幸せであること、麗しいこと、華があることを悪としていたら、人も物も金も寄ってきません、寄ってくるのは蝿ぐらいのものです。
ＢＲＩＣＳ、アジア諸国にエンターテイメントの発信を譲ってはなりません、なぜなら日本は今後魅力による経済に頼る比重が上がらざるおえないからです。
知恵で生きるしかないからです。

つづく


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たるい良和の『エンターテイメント魂』 vol 4：強みの上に築け

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世界の百人・影響力のある日本人

日本の魅力が世界的にどのようにうつっているかということを検証してみると、米のメジャー誌ＴＩＭＥが恒例で毎年発表している『世界でもっとも影響力のある１００人』に２００４年～２００７年に選出された日本人を見るとわかります。

小泉純一郎（政治家）、福井俊彦（日銀）、奥田碩（トヨタ）、張富士夫（トヨタ）、久夛良木健（ソニー）、中田秀夫（映画：『リング』）、宮崎駿（アニメ）、渡辺捷昭（トヨタ）、宮本茂（任天堂）となります。

これは、世界から見た日本、日本ブランドで影響力のある強い分野が、自動車・政治・お金・ゲーム・映画・アニメだということを如実に表しているのです。

一度も暴力的な日本の強制力が、アメリカの国境を超えたことはありませんでした。

真珠湾までしか爆撃できたことはないのです。

が、日本のアニメや映画・ゲームは簡単にアメリカ本土に上陸して人を感化しているのです。

もちろん、くわえて共通言語のスポーツでもイチロー、松井（野球）や中田英寿（サッカー）など世界的評価をされています。


　強みの上に築け



　効率的に収益を上げ、経済力やイメージ効果を高めるには、強みの上に築け、強みに力を結集することが有効であることは企業のコンサルタントなどでも周知の事実です。

　弱いものが、不得意なものが並になったからと言って、大した成果は望めません。

　野球が下手な人が、努力して草野球の選手に入れてもらえたからといって経済効果は0です。

　ところが、政治の世界は、潰れそうなアップアップしている時代遅れの業種を支援することに力を入れます。

　私が経営して実感したことで、本当に経営した人なら、わかってもらえるのですが、同じ会社で、よく売れているお店と売れてない店、売れてないほうを、何とか売れてる店に近づけようと、底上げするために資金を投入しても、投資に対して少ししか収益は上がりません。

　そこで、人気店で、忙しく売上もそろそろマックスかなと思えるお店に投資すると、簡単に売上がＵＰして、予想の向こう側まで達成します。

　しかも、最初から売れていますから、割合で上がった場合、全体の身入りは断然増えるのです。

　何が言いたいかといえば、国の、衰退産業や、困った人に資金を投入するよりも、世界で１・２を争う産業をさらに支援、振興に向けて手を差し伸べ、確固たるＮＯ１の地位を築く方が大きな経済効果をあげ、そのお金で困った人を助ける方が圧倒的に効率がいいのです。

　強み、得意なものに力を結集させる意義を例えば、ドイツはビール、ソーセージに強みがあるイメージを確立しています。

　そうすれば、ドイツに行けばソーセージを食べよう。いいソーセージを食べたければドイツ製を買おうということになって、他国はその分野で競争力を失い、仮に同じレベルのものをつくっても、見向きしてもらえる機会を失います。

　つまり、日本は自動車や家電、アニメやゲームなどにおいて確固たるJapan　as　no１　を築くことが大きな経済の礎になるのです。

つづく


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ゲーム企画の配信スタートに際して思うこと。

えぇアイデアドットコム「行きまーす！」
　っとゲーム企画の配信スタートに際して思うこと。

　本日11月4日大統領選を前にして、aaa-idea.comのゲーム企画配信をスタート！させました。
　宣伝もろくにしてない状態から、面白いアイディアを投稿してくれた方々、さっそく早々と参加、ご協力してくれてる制作会社や、いろいろと提携スタイルを提案してお声掛けしてくれたプロデューサーの皆さん、システムを制作してくれている皆さんに、改めて、

　スーパー謝・謝します（ｍ＿ｍ）ありがとう！

　

　おかげさまで本日無事、第一回目の配信をすることができました。
　どんな企画かって？方は今営業中なので、せっかく御社にとってビジネスチャンス的な企画がどんどん送られているのに、シカトしているのはもったいない限りですので、お問い合わせ、ご入会ください。
　

　で、この際aaa-idea.comをスタートするにいたった経緯を少し話しますと。
　それは、ふと、思いついたからですね。

　ちゃんちゃん！

　で終わると、挨拶にならないので、今営業で廻っていて気づいたことも挿入して、少しばかり、くどくどと語らせていただきます。
　
　私は、自慢ですが、なにかにつけアイデアマンです。
　でも、思いついたアイデアって、話すと
　「なるほど！、それいただきます＾＾」で終わっちゃうんですよ。
　飯食いながら、話すアイデアをＮＤＡ契約するわけでもないから、飯食いながら、話したことで、飯の種が消えたりするのね。

　＜酷いのになると、私のアイデアなのに、何の連絡も、もちろんギャラなしで実用原案申請中って会社まであるのね、メールしてもレスも来ない（；；）＞
　かといって、話さないと、世に出ないし、そもそも自分がアイデアマンだってこと自体ベールなんですよ。
　それに、このスピード時代にアイディアなんて、ワインじゃあるまいし、ねかせといたら、古くなって腐ってしまうのね。

　じゃあ、どうしようか？ってことになったら、もちろん、特許・実用原案など申請すれば？って、ことになるんだけど、相当の費用かかるし、そもそも、やってみたら、ゲームのアイデアに特許なんてほとんど取得できないのです。
　だったら、契約なしにアイデア使うんだったら、こっちは、そのアイディアを他の会社に売り込んだり、公開してやるぞっていう手があるなってことになるわけです。

　作成・配信した日付も、一斉配信すると「おれも、実はその企画考えてたんだよな～」なんていう、さみしい漠然とした訴えじゃなくって、あちこちに証明として日付も足跡も残るしね。

　＜今後のソフト業界はGoogleのスタイルこそ教科書だ！＞

　それと、今までの時代って、情報を握って隠してるのが利益の基で、秘密だぞって囲い込んで、秘密じゃなくするには幾らって、その権利で儲けてたんだけど、今はＧｏｏｇｌｅ的に公開しちゃう、オープンな時代なんですよ。
　
　情報を囲ってると、もっといい情報を提供するシステムや、便利なサイトが￥０や安価で、現れたりして、もったいつけてるその閉鎖性自体、ダサっくてユーザーに相手にされなくなっていくのね。
　美人が社交的に出向いているさなかで、ブスを箱入り娘にしてるみたいなもんなんですよ。

　むしろ、開発から公開して、みんなが、その制作過程までブログやＳＮＳで、ああだこうだといって話題にして出したほうが、いよいよ発売するのか！って「ワー」と売れちゃう時代なんですよ。
　こっそりと隠してて急にリリースしても、あまりの情報の多さに、思いのほか埋もれて、反響なくて「シラー」とされて冷汗が出るだけなんです。

　時代が、情報公開に向かってるのに、ゲームの業界って、ここは秘密のウイルス研究所か？っていうくらい、閉鎖されてるのね。
　
　それでおんなじ作品３年ぐらい、こもってつくってんだもん、スタッフも徹夜自慢しかすること無くって、そういうスタイルに酔いしれてるだけの人たちに変形していくのね。
　せまい範囲でギャーギャーいってて、なんで面白い発想が出てくると思ってるのかさっぱり分からないんだけど。

　でも、私もその状況は理性では現実として理解はしてるんですよ。
　ゲームの制作に、お金も時間もかかる時代になってるからね。
　なんせ、大作は制作発表からリリースまで３年ぐらかけないとできない。
　３年情熱を失わずに同じものに取り組むのはかなりの精神疲労だし、その歳月を人月計算しても多くの人件費を要し、自分たちが今まで育ててきたシリーズのナンバリングタイトルを制作するのですら、まかり間違えば赤字になりかねない状況なんですよ。
　１本ハズレると、本当にヤバイって会社もほんとのところかなり多い、実際に赤が出れば、すぐに資金難になちゃうから、出資を募ったり、調子いい会社に吸収されたりして・・・
　出資してる会社のゲームよりも投機対象としてやってきた役員（顔見たらわかる）が大きな顔をする。

　そして、シリーズ物以外の企画を通さない、パブリッシャーが何の権限か、もの言うようになってきて、冒険できない体質にコンクリートされ、クリエイター魂がなくなってるのね。

　経営者も自分の保身みたいな話になって、全然面白くないのよ。

　まあ、目新しいことに仮にチャレンジして、金と時間かけてバンゲリングベイより売れなかったら、そりゃ凹むよってわかるんだけどね。


　しかも、ゲームの悲しいサガで、綺麗な映画みたいなグラフィックに洗練させても、だったら映画観るよってことになっちゃう。
　プロモーション映像だけで、昔のゲームより、すでに制作費かかってそうなんだけどね・・・・
　要するに、管理的で重々しくて・・・まあ、エンターテイメントをつくるのに、面白くなさそうにつくるって、そんだけで痛いですよ。
　斬新なことをなるべくしないようにする。おおきな構想を凄い小さい話にしようとする。
　でも、これって私の見解というわけでもなく、同じふうに思ってる業界人って結構いるのです。

　このままじゃ、ありきたり。実にありきたりで面白くないって。
　同じ様なものばっかり作って、何が面白いんだ？って

　以前、ファミ通で書いたけど、ゲームが多人数でつくるようになってから、主張っていうか、何かエネルギーが無いんです。
　大人数でつくるようになって、しっくりこないのね、誰でも適当にオモローみたいなゲームが多くて・・・
　それって、誰でも、はける靴みたいなもんで、誰にもピッタリじゃないのね。
　いちおう、みんなに大丈夫なフリーサイズなんだけど、みんなに大丈夫な分、１人もしっくりこないんですよ。
　やってると、適当に非難する個所もなく面白いんだけど、どうでもよくなるんですよ。
　適当に愛されてるみたいで。

　私的に、古い話をすると、例えば、ファミコンの初期の半熟英雄とかピタ！っとはまったのね。
　フリノテキ＝テキのフりして攻撃して逃げるとか、エッグマンとかＨＰ１のモンスター出てきて一発で消えてしまうのが、実にピタ！って感じで、そのピタ！感を味わうと、またゲームしたくなるのだけど、しばらく適当にやってると、そのうち遠のいてやらなくなるのね。

　ちょうど、恋愛の「惚れてまうやろ！」がうまく成就した最初のさわりの部分・・なんかいやらしいが、そのまさに、さわりの部分、がよくって、惰性になってきたら、その、さわりの・・もうエエちゅうねん！、を味わおうと、別れて新しい恋を探すみたいな感じ・・長！
　
　要するに、しょうがない話なんだけど、大人数で制作してると、委員会の共同声明みたいでピタ！っとはまらない。

　それと、遅い！
　昔、桃太郎伝説なんて、構想から出来上がるまで速い！って、それ自体が伝説なんだけど、
　このスピード時代だとか言いながら、遅い会社が多いのよ。
　やるぞー！っていう、エネルギーが遅いと惰性になるのね、その辺の会社とそんなにスピード変わらないのね。

　ゲームって、ある種タイムトライアル的な点数や時間競うところがあるんだけど、そんなぬるいとこがつくってて大丈夫か？って思えてくる。

　話が戻るみたいだけど、例えば３か月で制作終わると、その制作に集中しても、感性は時代に乗り遅れてないのだけど３年とか１つのタイトルをかかりっきりで制作していると、新しいことや時代の流れがわからない古い人間になるんです。
　新しい斬新な企画を見るわけでもなく、映画やドラマ、漫画に触れるわけでもなく、今開発中のゲームにどっぷりと、そればっかりやってるから、何のインプットもない。
　何年も更新してないブログみたいな雰囲気の人になるのね。

　そこで、もうひとつ回し者か！？って言うくらいGoogleの教科書話するけど、
　
　＜ゲーム業界はGoogleの黄金率を見習え！＞

　それは、グーグルの研究開発体制は、勤務時間の約2割を自分のやりたいことに没頭することを認めてるんだね。
　時間の２割ってのが黄金律ならぬ黄金”率”ってわけで、古代バビロンでも２割を未来のために投資しろって教えあったけど、人間て１００％今のことやってたら、そのうち、完全に枯渇して、新しいことできなくなる、隷属化されてダメになるわけ。

　プロ意識は旺盛だけど、固まって発想は確実に古臭くなってるのね。
　そうこうしてる間に、おもしろいものが、できなくなってくるんです。

　特にこの業界は、クリエイター気取りだと、みんな口をそろえて、プロ意識丸出しで、偉そうに言うのだけれど、本当に面白い企画見せられたら鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔するのね。
　

　毎日遊んでいる素人に発想で負けてくるんです。

　今、一見斬新なゲームきてる観があるけど、任天堂が、うまくリードしてるなーって感じで、任天堂凄！に追随、でも本来の、面白い経営者、斬新な企画力が本来の力を出せばもっと凄いわけよ。

　だから、もっと光を！って感じで、とんでもなく面白いアイデアって来ないかなぁ、で、そのアイデアを、第一線で制作する会社に届けて何か感じ取ってほしいな、あわよくば形にして欲しいなと思ってます。
　
　最初の企画からもっといろんな会社やプロデューサー、ゲームに携わる多くの皆さんに配信したいんだけど、まだまだ営業にいけてないとこほとんどですし、会社の許可が下りるまで、配信してるんだけど名前OPENにしないでって人も多い。
　でも今後、スタートしたからにはさらに力入れて集めますね。

　それと企画に関しては、すごく丁寧に作った企画書でもありきたりだと、没にした企画もあります。
　光ってるアイディアは、たとえ、ペラ一枚でも、パワーポイントできちんとした企画書に作り直させたりもしてる。
　適当に、これでも送っておけ、みたいなのも
　これ一生懸命考えてるなとか、なにか本人は馬が、野球が、このゲームが、本当に好きなんだなーって思いは企画書から伝わってくるんですね。

　本当に凄いアイデア出てきたら、銀行から融資受けてつくりますからねって、わざわざ言いにきてくれたプロデューサなどもいる。
　そういう中で、なにか生まれそうな気がしますね。

　経営者やプロデューサに関してもジョブスのような経営者が日本にも出現するように、こっちからもお手伝いできたらと思います。

ジョブズ氏がiphoneをプレゼンした時のセリフ「Appleは電話を再び発明する！」
　再び発明するって、いいですね。

　ホント最高にいいのは、あの興味深いハードだけでなく、プラットフォームに乗せる為の、仲介的なパブリッシャーなどないことだ。

　そんな、ポン引きみたいな仲介的がいないアップルのマーケットは魅力がある。

　経済仲介者など、はさみで切らないと、エンターテイメントが面白くなくなる。

　デベロッパーが直に踏み込んでほしいし、その土壌はなんとか作ってやりたいと思う。
　
　そして、その、あたらしいアイデアは一通り出尽くしたのだろうか？


　今、投稿されてくる企画をみてると、そんのことはないということを思い知らされます。


　新しいのが出ないのは、制作会社がチャレンジしないため、本当に、そのアイデアが浮かばないし受け入れない閉鎖性のため。
だから、全く新しいアイデア世に配信しつづけたいと思います。

将来的にはゲーム業界に限らず。

　だから、こういうシステムって、たぶん○○みたいになって、みたいな？、企画も見もしないで、エンターテイメントなのに評論家みたいな態度ではなく、もっと、積極的に参加してほしいと思います。

　５００万円の価値ある企画も３０万程度で売込んできたりすることもあると断言できます。
ドカンと新しいことして、サプライズさせたい、なんて、思いがないのなら、エンターテイメントの世界やめた方がいいですよ。　

　面白くないんだったら、うまみがないし、福利厚生など将来的に怪しい、サービス残業だらけの仕事になるだけですよ。

　

新しい企画送りますので、新しいものに触れようと、２割でいいから時間を割いてほしいと思います。
没入できる新時代のゲームを世に送り出そうじゃないですか！



aaa-idea.com　代表　樽井良和



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樽井良和

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