高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

飯田線北部の合造車 クハニ67905 (蔵出し画像)

2016-05-07 00:15:20 | 旧型国電
 先日伊那松島区のクハニ67901を紹介しましたが、こちらはその同僚のクハニ67905です。やはり運用等はクハニ67901と同様でした。正面、運転席の窓の形態が901, 903と若干異なっていて区別可能です。相棒は撮影メモによりますとクモハ61004だったようです。


(1978.1.3 伊那松島機関区)

 さて、本車の車歴です。関西に縁のない車両ですので、『関西国電50年』に載っているわけでもなく、車歴の追跡は完全ではありません。

1941.3.25 川崎車輌製造 (クハ55096) →東鉄配置 →(1947 東カノ在籍 サハ代用) → (1954 東ヒナ 在籍) → 1956.2.8 大宮工場改造 (クハニ67905 東ヒナ) → 1959.12.23 静ママ → 1978.10.19 静トヨ → 1978.12.20 廃車

 本車は、クハニ67905が改造によって松戸から東神奈川に転入したのとは異なり、改造前から東神奈川にいたようです。
 製造日と改造日は『旧型国電車両台帳』で確認し、また『鉄道ピクトリアル』のバックナンバーおよび浦原利穂氏の『終戦直後 東京の電車』を追うと、少なくとも1947年には中野電車区、1954年には東神奈川電車区にいて、1959年の伊那松島転出までは東神奈川配置だったことまでは追えます。但し、初配置からずっと中野区だったのかどうかは定かではありません。

資料出典: 『旧型国電車両台帳』、『鉄道ピクトリアル』バックナンバー、『終戦直後東京の電車』(ないねん出版)、一部現車確認


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2 コメント

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Unknown (原口 悟)
2016-05-08 12:59:01
クハニ67005-クモハ61004の編成は、ちょうど今度KATOから発売される飯田線セットの編成に一致します。

横浜線で使われていたクハニ67形は以前「我が心の飯田線掲示板」で触れられており、飯田線への原型クハニ67形からクハユニ56形への改造転用に伴った補充としてクハ55から仮クハニを経て900番台が改造されたことや、後のクハユニ56011,012となった(ク)モハユニ61002,003も使われていたこと等の話題がありました。
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Unknown (管理人)
2016-05-09 23:16:20
原口さま>
情報提供ありがとうございます。
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