まもなく女子スタッフも入山予定、ということで、槍平から下のルート偵察へ。チビ谷の雪渓も通行に支障のない程度まで解けていますが、それより上部の日陰部分の急斜面にはまだ残雪があります。早朝は雪も硬いため、しっかりした登山靴でキックステップしながら通行する必要があります。滝谷レリーフ前にはサクラソウがひっそりと花を咲かせています。
昨日よりお昼時に激しい雷雨に見舞われています。短い時間ではありましたが、50ミリ以上の激しい雨も降りました。不安定なお天気で外仕事も中断しがちですが、しっかり窓ふき。ピカピカになりました。
そんな天気にも負けず、一昨年の小屋スタッフ、モカちゃんが遊びに来てくれました。彼女が登ってきたら雨も上がって暑いくらいの太陽が顔を出しました。いやぁ、晴れオンナですね。明日から、しっかりお手伝いしてもらうこととしましょう。それにしても、くつろぎすぎですね～（笑）。
朝露に濡れて透き通ったサンカヨウの花びら。キレイですね～。
新緑も眩しく、雪解け水が流れる槍平。いいですね～。こんな日は外でのんびりと、お紅茶でもいれて・・・。
とはいかず（笑）、いよいよ耐雪サポート材の撤去。簡単に倒しているように見えますが、根本部分は排水路に入っているため、水分を含んで50kg以上になった丸太をまずは垂直方向に持ち上げて（これがキツイ！）、エイヤッ！と倒していきます。いやはや、本当に重い！
本日のビフォーアフター。
食堂からの眺めも、スッキリ！
ガスガスだった昨日とは打って変わって、今朝の槍平はさわやかな朝。午前6時の気温は5℃。
晴れた日に干すのは布団だけではありません！畳も干します！干した後は布団と同じく、軽くなっているのがわかります。サラサラな畳でお客様を迎える準備も着々と進んでいます。
風が吹かない日で助かりました。
天気が良い日は外仕事。畳干し、布団干し、からの・・・。
キャンプ場トイレの防腐剤塗り。営業準備も順調に進む、小屋開けから二週間目の槍平です。
雨の一日。ですが、遠く残雪をバックにミネザクラが満開。淡いピンクがキレイです。
雨の日はひたすらお掃除。お掃除に終わりは・・・。
小屋開け作業の合間に作り始めた救急箱もまもなく完成。新人スタッフの石原クン、イイ仕事してますね～。小屋で見かけたら、彼にも”いいね！”をどうぞよろしくお願いします。
すっかり霧の中となった槍平。梅雨らしいお天気も、新緑が輝きを増すためにはやっぱり必要です。梅雨明けまでの期間、適度な雨が降ってくれればよいのですが。
まずは本日の作業より。奥丸山登山道入り口（標高2015m付近）のハシゴが冬季の積雪（または落石？）の影響で損傷してしまいました。ハシゴより上部にも土砂崩れに伴う倒木があるため、登山道入り口を新しく作り直しました。
恒例のビフォーアフター。まずは作業前。
作業中。
作業完了。今回の作業では一昨年に引き続き小屋スタッフとして働いてくれている加藤クンが大活躍。小屋で見かけたら、直接彼に”いいね！”をぜひ！営業前でなければ小屋を空けての作業は難しく、また、ご覧のような場所なので雨天の作業は落石の危険が高まるために行えません。時間があるようで、実はそんなに余裕が無いのがこの時期の山小屋でしょうか。
新しいルートは赤いラインです。壊れたハシゴから水平距離にして20m程度進んだ場所が新しい登山道入り口です。
そんな中、”槍平小屋の守護神”ともいえる、スーパー助っ人・井上サンが遊びに来てくれました。学生アルバイトの時期から数えると、小屋との関わりはもう20年以上になる大先輩。今回もたっくさんの差し入れを頂いてしまいました。今シーズンも後輩達をあたたかく見守って下さいね。
