やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

骨の記憶 楡 周平

2009-07-22 09:31:30 | Weblog
東北の没落した旧家で末期癌の夫に尽くす妻、清枝のもとに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が送りつけられた。
送り主は火事で死んだ同級生。
父親の失踪の理由と最期の様子、さらには最愛の夫が失踪事件の当事者だったという驚愕の事実が……。
少年期に罪の記憶を抱え、集団就職で上京した東北の貧農の少年が、下宿先の火事を機に、他人になりかわる。
金を掴(つか)み、起業して成り上っていくが、同時にかけがえのないものも失う。
集団就職から昭和をとらえつつ、人生の光と影をリアルに描いた重厚な傑作エンターテインメント。

かなり読み応えのある本でした。
子供時代の東北弁にちょっと慣れていないせいか
読みずらかったですが
ストーリーが面白く
一気に読みました。