私たち「やながもん」の名誉顧問であると同時に、柳ヶ瀬というまちの象徴的な存在である美川憲一さん。私たちと美川さんとの関わりについては過去の記事(→やながもんの唄~美川憲一さん編~)をご一読いただきたいですが、2012年の「恐怖の細道」初回開催時からずっと、私たちの活動を応援していただいています。これまで、美川憲一さんのデビュー50周年である2014年に「お帰り、憲ちゃん!お帰り、柳ケ瀬ブルース!」として、柳ヶ瀬ブルース発売50周年となる2016年には「憲ちゃんまつり」として美川さんを柳ケ瀬にお招きしてきました。
そして、今年は美川さんのデビュー55周年であると同時に、新年号「令和」の始まりの年。昭和の名曲「柳ヶ瀬ブルース」がこれからも歌い継がれていくことを願い、「GO!GO!憲ちゃん!おめでとうデビュー55周年」を去る6月23日(日)に開催させていただきました。
今回のイベントには、は葵一門 劇団舞姫の座長・葵好太郎さんのご協力をいただき、今年の「恐怖の細道」の舞台となるドン・キホーテ柳ケ瀬店と同じビルに存在する「ぎふ葵劇場」での開催となりました。会場は満員に膨れ上がり、補助席を出すほどの大盛況となりました。誠にありがとうございます。
まずは劇団舞姫によるステージからスタート。伝統と現代的センスが入り交じるエンターテイメントとしての大衆演劇で、会場を大いに盛り上げていただきました。大衆演劇の醍醐味とも言える「早替え」も随所で披露。このイベントの前に行われた「口裂け女オーディション」を含めると、いったい葵好太郎さんはこの日何度着替えたのでしょう…。
そして午後6時、いよいよ美川憲一さんのステージがスタート。名曲「おんなの朝」からスタートしたステージは、新曲「愛染橋を渡ります」、そしてヒットナンバー「さそり座の女」と続き、会場のテンションは最高潮に。
「さそり座の女」では葵好太郎さんの舞踊とのコラボレーションも実現。共演するのはこの日が初めてとのことですが、見事なステージを披露いただきました。
岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の松田様、岐阜市商店街振興組合連合会の古川様より、美川憲一さんに感謝の花束が送られました。美川さん本人は「この『柳ヶ瀬ブルース』がなければ、歌手を続けることは出来なかった」と言われますが、「柳ヶ瀬ブルース」のヒットによって柳ケ瀬商店街に注目が集まったのもまた事実です。
続いては、やながもん吉村代表・葵好太郎さんを交えてのトークコーナー。「柳ヶ瀬ブルース」ヒット当時のこぼれ話に加え、美川さんからは「商店街は『人の温かみ』があるのが良いところ。これからも「柳ヶ瀬ブルース」を歌い続けられるように、頑張ってちょうだい」と熱いエールもいただきました。
いよいよステージはクライマックスへ。「新潟ブルース」、そして「柳ヶ瀬ブルース」をご披露いただいたあとは、越路吹雪さんの「愛の讃歌」をしっとりと歌い上げた美川さん。ラストナンバーであるシャンソンの名曲「歌い続けて」まで1時間強、合計9曲をご披露いただきました。
そして、見事に柳ケ瀬凱旋ステージを終えた美川さんのもとに現れたのは、岐阜市の柴橋正直市長でした。美川さんに会うために、この日の公務を終えてすぐに駆けつけたという市長と美川さんの握手をもって、「Go!Go!憲ちゃん」は幕となりました。
イベント終了後、バックステージで美川さん・柴橋市長・吉村代表の3ショット。美川さん、そして柴橋市長の力強い後押しをいただき、我々「やながもん」は3年ぶりの「恐怖の細道」のオープンに向けて魂を焦がしてまいります。いよいよお化け屋敷開幕まで一月を切りました!どうぞご期待ください。