goo blog サービス終了のお知らせ 

岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」公式ブログ

山口敏太郎プロデュース!岐阜市・柳ケ瀬商店街にて開催されるお化け屋敷「恐怖の細道」の公式ブログです。

【新連載】 やながもんの唄・第一章 柳ヶ瀬育ち

2015-06-22 10:00:26 | やながもん
はじめに


「なぜ、お化け屋敷を始めたのですか?」
さまざまな方に聞かれる質問です。

その度に一通りの応答は出来ているつもりなのですが、
『ん?本当にそうなのか・・』
という何か言い切れていない感じが残ってしまうのです。

「お化け屋敷をやろう!」と決めたあの時、何かに突き飛ばされて前に出た様な
説明しづらい感覚がありました。あの感覚・・・あれは何だったのか?
私自身がそれを知りたいのです。

故に私はこの度『やながもんの唄』と題した回顧録を書かせていただくことにいたしました。
素人の駄文にお付き合いいただくことをご容赦下さい。

                        やながもん代表 吉村 輝昭




第一章 柳ヶ瀬育ち




僕は迷子になった。

マルブツ百貨店の館内放送が僕の名前を呼んでいた。
「青い服を着た、5才のヨシムラ テルアキ君が1階の総合案内でお待ちです・・・」

僕はその時、泣いていたのか?泣いていないにしても、5才の小さな心は、
『もう二度と お母さんに会えないのでは?』『さしあたって夕ご飯をどうしたらいいのか?』
そんなさまざまな不安が刻一刻と増幅しているというのに、
放送のオネエさんは美しい声で冷静にゆっくりと僕の名前を呼んでいたのだ。

一秒が一日にも感じる重い時の中で、
窓越しに見える人の波と喧騒なまでの賑わいを見ながら僕は思った。
「きっと柳ヶ瀬は日本一の繁華街だ!」と。

その後、僕はどの様に母に会い、どうやって家に帰ったか覚えてはいないが、
5才の迷子の僕がみた柳ヶ瀬のことは今でも忘れられずにいる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昭和の柳ヶ瀬はまさにパラダイスだった。
百貨店の上には、ちゃんと遊園地があり、お子さまランチのチキンライスにはちゃんと旗が立っていたし、
映画館ではゴジラが咆えていて、街ではチンドン屋がパレードしていた。

日曜日には柳ヶ瀬に行きたかった。
日本一の繁華街の柳ヶ瀬に連れてってほしかった。
そこは全てが叶う場所だったから!

やがて幼児の僕は少年になり青春を迎える。
僕は自分の足で柳ヶ瀬を目指すようになった。

遊園地でなくゲーセンへ、お子さまランチでなくマクドナルドを、
映画は背伸びしてデニーロとかダスティンホフマンとかが好きなフリをしていた。
でも本当に観たかったのは、ポスターを横目に通り過ぎた朝日劇場のポルノ映画だったけれど・・・・

中二病、という言葉がある。
重い中二病を患ってしまった僕。

ファンタでなくコーラを飲み始めた
ピンクレディーじゃなくビートルズを、そしてビートルズじゃなくローリングストーンズを聴き始めた。
意味もなく反抗的になり親や先生を敵だと思い始めた。
勉強をしなくなり部活にも行かなくなった僕は生きる事に苦しみ始め、ぼんやりとした自分の未来を
酷く不安に感じはじめた・・・・・・そんな中二の頃、



彼女に出会った


岐阜の全ての少年少女を震え上がらせた正真正銘の都市伝説!
僕らは彼女に驚き、恐れ、憧れて街に出た、誰も彼女に会えなかったけれど・・・
今でも、その時の事は僕らの世代のスタンドバイミーみたく深く刻みこまれている。

そんな都市伝説の舞台も、やっぱり柳ヶ瀬だった。
幼年期、少年期、青春期ずっと僕にとって柳ヶ瀬は特別な場所だったのだ。

そこには恋があり友情があり青春があった、忘れられない憧れの場所。
そう!僕は柳ヶ瀬育ちだった。

(つづく)

the G Street Band 「さようなら」

「やながもん」という組織について。

2012-07-23 22:54:48 | やながもん
昨日、「恐怖の細道」がYahoo!のトップニュースに取り上げられました。
私たちの取り組みを多くの方に知っていただく機会となり、大変ありがたい事です。
今回のブログは、ちょっとだけ私たち「やながもん」の事を語らせてください。

【Yahoo!ニュースの記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000033-jij-soci

記事上でもありましたが、私たちお化け屋敷製作委員会「やながもん」は、
地元・柳ケ瀬商店街を盛り上げることを目指す、まちづくり団体です。
お化け屋敷と言えば、遊園地やイベント会場にある事がほとんどですが、
あえて商店街の空き店舗を利用して開催している理由もそこにあります。

「やながもん」とは「柳ケ瀬モンスター」の略。
そして「柳ヶ者=(柳ケ瀬を愛する者)」の意味でもあります。
今回の「恐怖の細道」は、柳ケ瀬商店街の皆さん、地元企業の皆さん、
そしてプロデューサーの山口敏太郎さん、美術監督の百犬庵戌一さんを
はじめ、多くの方のお力をお借りして成り立っています。
会場にお越しの際は、ぜひ周辺の商店街に足を運んでみてくださいね。

そしてこの度、嬉しい事に地元の高校からも協力の申し出をいただき、
現在コラボイベントを企画しています。また決定次第、お知らせしますね。

ですが、手作りといっても、クオリティに妥協はしません。

本日現在、「恐怖の細道」を途中リタイアした方の数は100名を超えました。
ぜひ、この夏一番の恐怖を味わいに来てくださいね!
お化けたち共々、お待ち申し上げております。


(追伸)
「恐怖の細道」が出来るまでの軌跡は、プロデューサーの山口敏太郎さんの
ブログにも詳細な記事があります。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/e/7f13bd50f2024e817d4b981c54ac48e2