親心、子心

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何から卒業するのか

2015年03月14日 16時02分08秒 | 教育全般(非分類)
県内の中学校で卒業式があった。

いろいろな子どもたちがいて、いろいろな卒業式がある。

涙涙の卒業式。先輩たちを見送っても、なかなか別れられない卒業式。しらけムードのドライな卒業式。笑顔いっぱいの卒業式…。


卒業式は、お祝いの日で、記念の日だ。


…それでも、卒業したからといって、何かが変わるわじゃない。


子どもたちも親たちも、区切りとしての気持ちの変化や、中学生から高校生へ変化があっても、『卒業した』から、何かが身につくわけじゃない。


私は教師として、卒業までに何を身につけさせられるか、どう成長させられるか、中学校の3年間だけで何ができるのか、それを強く意識するようになった。


勉強ができて、良い高校に入る学力がある。部活動で活躍し、将来もその分野で活躍する。立派なことだと思う。


…でも、それだけが子どもを育てたことじゃない。
勉強と部活が、大きなウェートを占めているのはわかるし、それは子どもたちもわかっている。でも、そこで活躍できない子どもたちは学校全体の半分を超えている。


“全て”の子どもたちに、中学校生活を経て自信や自分の価値を与えたい。

それがいまの子どもたちに、とても大事なことだと思う。

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