山根たけとの「山猫日記」

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子育て施策考察

2013-07-09 13:24:02 | 主張
今回の参議院選挙でも子育て施策の充実が
大きな争点となっています。
昨日、維新の会の街頭演説を聞いていて「おや?」と思いました。
維新国会議員(以下維新)「アベノミクス経済対策は失敗する!」
「あんなのはダメ!」
僕(そうだそうだ!その通り!)
維新「なぜなら、大胆な金融緩和はグーだが、
大胆な規制緩和や構造改革、社会保障削減が生ぬるすぎる!」
僕(ガクッ!(。-_-。)結局それかい!)
結局、自民党のやり方に輪をかけてもっとやれ!もっとやれ!
という演説でした。他党いろんな考え方があるのでどうとは言いませんが
それで本当に国民の生活が向上するとはとても思えません。
しかし、これが維新流であり、大もとをたどれば自民流政治です。

話を子育て施策に戻します。日本の子育てや保育・教育にかける予算は
自民小泉改革で大きく減らされてきました。規制緩和や民間まるなげの
政策で劣悪な無認可保育園の増大、
それにより認可保育園も含む死亡事故の急増、
待機児童の激増、私立幼稚園・保育園経営の圧迫、
などなど、全くいいことなし。その後政権を担った民主党もダメ。

この吹田でも維新流の幼保一体化政策で保護者や子どもたちが悲鳴をあげています。
公立幼稚園を全て無くして、保育園と合併して「こども園」に、というどう考えても
無茶苦茶な案には「ちょっとまった!」の保護者による請願が市議会で全会一致で可決されました。
大阪市でも橋下市長の全公立幼稚園を民間に売り払うという案に待ったがかかっています。
この動きは至極当然の動きではないでしょうか。
吹田市長がおこなっている「哲也の部屋」(注:徹子の部屋ではありません)という市長との懇談企画に参加した保護者のお話を聞いてまたまたガク!(´△`)。
幼稚園廃園の問題は、「担当課(保育幼稚園課)が悪い、説明してないのが悪い、まだ案だから決まっていない」と答えたとか。あれだけいきなりホームページに掲載しておいて何を言っているのでしょうか。

これらの考えの根本には自民流の「お金をかけずに安上がりの子育て施策」
「規制緩和で企業や民間にまるなげ」「自分の子どもは自分で育てろ(自己責任論)」
などの考えがあります。これに沿って幼保一体化施策も考えられているからタチが悪い。
安倍さんは横浜で待機児をゼロにしたことを持ち上げ、待機児をゼロにするんだ!とぶち上げていますが、横浜は待機児をカウントする基準を甘くし、企業参入を許し高架下などに簡易な保育園を作るなどをした結果です。
私は、社会福祉法人などの民間が悪いとは思いません(僕も私立保育園で事務主任として働いていました)。しかし、利益を上げることを目的とする企業が保育や教育、子どもを育てる事業に参入することは絶対に反対です。子どもを育てるということは、損得勘定とは相容れないものだからです。何でもええから作ればええねんというものではありません。

日本は子育てや教育にかけるお金が先進国中最低です。(社会保障費も最低、最低ばっかり・・・)
ちゃんとお金をかけて子育て施策を充実させようと日本共産党は提案しているわけです。
公が責任をもって認可保育園を増やし、子どもたちを育てようと提案しているわけです。
ヨーロッパでは大学卒業まで学費などの費用は無料が当たり前です。
同じ資本主義の日本で、できない理由はありません。
親が子どもを育てるのは当たり前です。社会全体で未来を担う子どもたちを育てていくという視点こそだいじなのではないでしょうか。
日本共産党の子育て施策は、自民とも維新とも民主とも違います。
でも、至極真っ当な政策を提案していると思うのですが皆さんいかがですか?


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