【 乳がんの浮腫予防 】
乳がんの治療が一段落した後に・・ち着いて忘れかけたときに・・なりやすい厄介な病気だと私は思っています。
【【 リンパ浮腫とは 】】
「組織液が異常に溜り、浮腫(むくみ)、慢性炎症、線維化をきたした状態」手術直後の急性リンパ浮腫は、脱水や電解質異常・腎不全・感染の危険性があるため注意深く監視します。慢性リンパ浮腫は、一般的に皮膚の著明な変化が3ヶ月以上続きます。そのため身体の不調や衰弱、変形をきたし、脂肪炎、リンパ管炎、まれなことですがリンパ肉腫(Stewart-Treves症候群)を起すこともあります。慢性リンパ浮腫はその病態からして非常に治りにくい病気です。手足のリンパ経路の閉塞によってむくみが生じ、むくみによって更にリンパ液が流れにくくなる、というような悪循環が生じます。
【 慢性リンパ浮腫の原因には次のようなものがあります 】
・リンパ節領域における腫瘍の再発、進行。・リンパ管の感染、傷害。・寝たきり状態。・放射線療法や手術。・低アルブミン血症病気(糖尿病、腎臓病、高血圧、うっ血性心不全、肝臓病)。・リンパ浮腫や静脈の血栓を防ぐための術後のリハビリテーションをしなかったため。・栄養不良(食欲不振、吐き気、嘔吐、うつ病、心配、化学療法)。
・腸捻転:蛋白の吸収や、蛋白の代謝異常をおこす。・出血、貧血、脱水、創部からのリンパ液の漏出による蛋白の喪失。リンパ浮腫が初期のうちは、押すとしばらくへこんだままになる柔いむくみが生ます。そしてそれは手足の挙上やサポーターによって容易に改善します。しかしリンパ浮腫が慢性化すると、炎症とリンパ液のうっ滞よって組織に線維化がおこり元に戻りにくくなります。皮膚は黒ずみ押してもへこまないほど硬くなります。こうなると手足の挙上やサポーターで改善することはできません。または、皮膚は健康にみえますが、むくみや腫れが生じます。むくんでいる部分を指で押しても、静脈の血流の異常によるむくみほど指の跡がはっきりと残ることはありません。
予防
栄養不良、肥満、寝たきりなどがあるとリンパ浮腫になりやすくなります。次のような指標を観察することは早期発見を可能にします。
・体重/理想体重比。・手足の太さ計測。・血清アルブミン測定。・日常生活の活動度。・浮腫、放射線療法、手術など原因になりうる因子。・糖尿病、高血圧、腎臓病、静脈炎などの併発症。先ず、自分がリンパ浮腫になる「 危険性 」について理解します。リンパ節の郭清や放射線照射によってリンパ液が流れにくくなると、手足に感染を起しやすくします。術後や放射線治療後の患者さんは、リンパ浮腫の危険性をよく理解し、手足や皮膚の自己管理を指導してもらいます。
リンパ浮腫は手術から『 15年 (ながい)』近くたってからおこることもあるので、生涯にわたってどういうことを守るべきか教えてもらいましょう。
術後の皮膚管理や運動の指導を受けた乳ガン患者さんは、リンパ浮腫の発生率が非常に『 低い 』ことが知られているそうです。リンパの流れは運動による筋肉のポンプ作用によって改善します。運動中の筋肉は軟部組織をもみ出して、リンパ液を中枢へ送り込みます。そのため、運動療法はリンパ浮腫の予防に重要なのです。乳ガンの患者さんは乳房切除術後、手と腕の運動療法を指導してもらいましょう。リンパ浮腫が早期に診断されるほど改善率が向上します。初期症状を認識し、次のような症状があったときは医師に報告。・手足のこわばり。・指輪や靴が合わなくなる。・筋力の低下。
・痛み、重み。・赤み、腫れ、感染症状。わずかな浮腫のある患者の半数近くが、手足の重苦しさや緊満感を感じるといいます。浮腫の程度も評価され、リンパ浮腫を次のように分類します。
1+ようやく見つかる浮腫。 2+皮膚を押したときかすかなへこみが見えるもの。3+指で押したあとが5から30秒で正常にもどるもの。4+浮腫が最大限のもの、手足が1.5倍から2倍の太さになったもの。ただし、慢性リンパ浮腫は押してもへこみません。この場合、腕の太さを測る場所は「肘の上6cm」で、というように、いつも同じ位置で測定し比較します。
すべきこと、 してはいけないこと。
1.腕や脚むくんだがときは心臓より高く挙上すること。
手足を振り回すと遠心力で末梢にリンパ液が逆流するので避けましょう。
2.毎日、手足の皮膚を清潔にし保湿しましょう。
3.手術をうけた側の手足の怪我や感染を避けましょう。
・体毛の処理には電気剃刀を使うこと。・庭仕事や料理のときは専用の手袋を用い、裁縫のときは指抜きを使う。・急な日焼けは避け、日避けを用いる。・水泳のときは専用のはきものを着用する。・虫よけを用いて虫刺されを避ける。・石けんや水で皮膚のヒビを清潔に保ち、抗生剤軟膏を使用する。・バンソウ抗の代わりにガーゼを巻く。・赤くなったら医師に相談する。・患側の静脈注射、指を刺すこと、点滴を避ける。・爪の管理、あま皮を切らない。・氷枕や湯たんぽで極端に熱したり冷したりしない。・長時間の力仕事を避ける。
4.腕や脚の根元をしめつけるようなことを避けましょう。
・座るとき脚を組まない。・しめつけないアクセサリーや洋服を身につける。・反対の腕でハンドバックを持つ。・患側の腕に血圧計を巻かない。・サポーターやサポートタイプのストッキングを着用する。・同じ姿勢で30分以上座らない。
5.発赤、療痛、発熱、腫脹などの感染の徴候があったらすぐ医師に連絡を。
6.運動療法を忠実に実行する。
7.医師の定期検診を受ける。
8.ガンの術後は徐々に日常生活に戻ること。
9.毎日患側の手足全体をよく観察する。
10.感覚はしびれてきますので、風呂の温度や料理の温度を確かめるときは
健康な方の手を使って下さい。
とりあえずわかりやすいものを掻き集めてまとめてみました。大切なことなので自己検診に加えて、注意深く観察することが重要です。
乳がんの治療が一段落した後に・・ち着いて忘れかけたときに・・なりやすい厄介な病気だと私は思っています。
【【 リンパ浮腫とは 】】
「組織液が異常に溜り、浮腫(むくみ)、慢性炎症、線維化をきたした状態」手術直後の急性リンパ浮腫は、脱水や電解質異常・腎不全・感染の危険性があるため注意深く監視します。慢性リンパ浮腫は、一般的に皮膚の著明な変化が3ヶ月以上続きます。そのため身体の不調や衰弱、変形をきたし、脂肪炎、リンパ管炎、まれなことですがリンパ肉腫(Stewart-Treves症候群)を起すこともあります。慢性リンパ浮腫はその病態からして非常に治りにくい病気です。手足のリンパ経路の閉塞によってむくみが生じ、むくみによって更にリンパ液が流れにくくなる、というような悪循環が生じます。
【 慢性リンパ浮腫の原因には次のようなものがあります 】
・リンパ節領域における腫瘍の再発、進行。・リンパ管の感染、傷害。・寝たきり状態。・放射線療法や手術。・低アルブミン血症病気(糖尿病、腎臓病、高血圧、うっ血性心不全、肝臓病)。・リンパ浮腫や静脈の血栓を防ぐための術後のリハビリテーションをしなかったため。・栄養不良(食欲不振、吐き気、嘔吐、うつ病、心配、化学療法)。
・腸捻転:蛋白の吸収や、蛋白の代謝異常をおこす。・出血、貧血、脱水、創部からのリンパ液の漏出による蛋白の喪失。リンパ浮腫が初期のうちは、押すとしばらくへこんだままになる柔いむくみが生ます。そしてそれは手足の挙上やサポーターによって容易に改善します。しかしリンパ浮腫が慢性化すると、炎症とリンパ液のうっ滞よって組織に線維化がおこり元に戻りにくくなります。皮膚は黒ずみ押してもへこまないほど硬くなります。こうなると手足の挙上やサポーターで改善することはできません。または、皮膚は健康にみえますが、むくみや腫れが生じます。むくんでいる部分を指で押しても、静脈の血流の異常によるむくみほど指の跡がはっきりと残ることはありません。
予防
栄養不良、肥満、寝たきりなどがあるとリンパ浮腫になりやすくなります。次のような指標を観察することは早期発見を可能にします。
・体重/理想体重比。・手足の太さ計測。・血清アルブミン測定。・日常生活の活動度。・浮腫、放射線療法、手術など原因になりうる因子。・糖尿病、高血圧、腎臓病、静脈炎などの併発症。先ず、自分がリンパ浮腫になる「 危険性 」について理解します。リンパ節の郭清や放射線照射によってリンパ液が流れにくくなると、手足に感染を起しやすくします。術後や放射線治療後の患者さんは、リンパ浮腫の危険性をよく理解し、手足や皮膚の自己管理を指導してもらいます。
リンパ浮腫は手術から『 15年 (ながい)』近くたってからおこることもあるので、生涯にわたってどういうことを守るべきか教えてもらいましょう。
術後の皮膚管理や運動の指導を受けた乳ガン患者さんは、リンパ浮腫の発生率が非常に『 低い 』ことが知られているそうです。リンパの流れは運動による筋肉のポンプ作用によって改善します。運動中の筋肉は軟部組織をもみ出して、リンパ液を中枢へ送り込みます。そのため、運動療法はリンパ浮腫の予防に重要なのです。乳ガンの患者さんは乳房切除術後、手と腕の運動療法を指導してもらいましょう。リンパ浮腫が早期に診断されるほど改善率が向上します。初期症状を認識し、次のような症状があったときは医師に報告。・手足のこわばり。・指輪や靴が合わなくなる。・筋力の低下。
・痛み、重み。・赤み、腫れ、感染症状。わずかな浮腫のある患者の半数近くが、手足の重苦しさや緊満感を感じるといいます。浮腫の程度も評価され、リンパ浮腫を次のように分類します。
1+ようやく見つかる浮腫。 2+皮膚を押したときかすかなへこみが見えるもの。3+指で押したあとが5から30秒で正常にもどるもの。4+浮腫が最大限のもの、手足が1.5倍から2倍の太さになったもの。ただし、慢性リンパ浮腫は押してもへこみません。この場合、腕の太さを測る場所は「肘の上6cm」で、というように、いつも同じ位置で測定し比較します。
すべきこと、 してはいけないこと。
1.腕や脚むくんだがときは心臓より高く挙上すること。
手足を振り回すと遠心力で末梢にリンパ液が逆流するので避けましょう。
2.毎日、手足の皮膚を清潔にし保湿しましょう。
3.手術をうけた側の手足の怪我や感染を避けましょう。
・体毛の処理には電気剃刀を使うこと。・庭仕事や料理のときは専用の手袋を用い、裁縫のときは指抜きを使う。・急な日焼けは避け、日避けを用いる。・水泳のときは専用のはきものを着用する。・虫よけを用いて虫刺されを避ける。・石けんや水で皮膚のヒビを清潔に保ち、抗生剤軟膏を使用する。・バンソウ抗の代わりにガーゼを巻く。・赤くなったら医師に相談する。・患側の静脈注射、指を刺すこと、点滴を避ける。・爪の管理、あま皮を切らない。・氷枕や湯たんぽで極端に熱したり冷したりしない。・長時間の力仕事を避ける。
4.腕や脚の根元をしめつけるようなことを避けましょう。
・座るとき脚を組まない。・しめつけないアクセサリーや洋服を身につける。・反対の腕でハンドバックを持つ。・患側の腕に血圧計を巻かない。・サポーターやサポートタイプのストッキングを着用する。・同じ姿勢で30分以上座らない。
5.発赤、療痛、発熱、腫脹などの感染の徴候があったらすぐ医師に連絡を。
6.運動療法を忠実に実行する。
7.医師の定期検診を受ける。
8.ガンの術後は徐々に日常生活に戻ること。
9.毎日患側の手足全体をよく観察する。
10.感覚はしびれてきますので、風呂の温度や料理の温度を確かめるときは
健康な方の手を使って下さい。
とりあえずわかりやすいものを掻き集めてまとめてみました。大切なことなので自己検診に加えて、注意深く観察することが重要です。
ううううううううんんん。
今のところですね、2年経ちましたが、ないです。左右まったくおんなじ細さというか、太さというか。
でも、確かに本当に術後しばらくは気をつけてくださいね。重いものをもつと何日かはちとボアンとした感じの痛みではなくそういう感じが続くし、もしどうしてももったあととかはお風呂でマッサージしたりよく腕をうごかしたりストレッチしたりして。
今は特にないですね、これといって・・・。
忘れてます、時折・・・。
15年?! ええっ!? なんですと~って思うでしょ。
でも考えてみると「 一生 」・・・なんだよね。
だって、リンパって・・・取ったら二度と・・・
『 生えてこない 』
もんね。
だから、無いものを負担するのは一生涯のケアなの。
・・・・・・めんどくさい・・・・
忘れがちなことだから気を付けようね