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八劔神社😐😐😐諏訪市小和田にあって特殊神事「御渡神事」を守り伝える神社

2020-07-19 20:39:24 | 神社仏閣


全国に鎮座する「八剣/八劍/八剱/八劔(やつるぎ/はっけん)神社/社(じんじゃ/しゃ)」だが、ここ「諏訪市小和田」の「八劔神社」は、JR中央本線「上諏訪駅」から徒歩約12分、中央自動車道「諏訪インターチェンジ」から車約10分にある旧社格「県社」で、「諏訪大社上社」の「摂社(せっしゃ)」(本社の祭神と縁故深い神を祀る本社と末社の中間に位する神社)だ。社は始め当時の「高島の里」で現在の「高島城址」にあったというが、築城にあたって1590(天正18)年に現在地へ遷座したという。
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「諏訪大社」祭神「建御名方神(たけみなかたのかみ)」が次子の父神「大国主神(おおくにぬしのかみ)」の異称「八千矛神(やちほこのかみ)」を主祭神に、第12代「景行天皇」の皇子で記紀伝説上の英雄「日本武尊(やまとたけるのみこと)」と、第15代「応神天皇」の諱である「誉田別尊(ほむたわけのみこと)」を祀っている
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初代高島藩主「諏訪頼水(すわよりみず)」(1571/元亀元年~1641/寛永18年)が城の鎮護神社として以来、歴代藩主が生まれた土地の守り神「産土神(うぶすながみ)」として、崇敬の念を寄せて来たという。
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現在は「小和田地区」の氏神として信仰を集めるというが、同神社が守り伝えて来た特殊神事として「御渡神事(みわたりしんじ)」がある。これは「諏訪の七不思議」の第一にあげられる「諏訪湖の御渡り」を拝観して、社殿に戻って状況を祭神へ報告し、その年の農作物の作柄、世の中の吉凶や気候などを占って、まとめた「注進状」を「諏訪大社上社」の神前に捧げるという神事だ。1683(天和3)年以降の「御渡り」拝観を記録した「御渡り帳」が、現在も書き継がれているという。
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境内社は「拝殿」に向かって右手に「菅原神」「大國主神」「事代主神」「稲荷社」「穂見神社」「新海神社」「厳島社」「山之神社」「御社宮司社」「神明社」などが祀られる。
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なお現在は、「手長神社」宮司が「八劔神社」宮司を兼ねているので、御朱印は「手長神社」でいただくことになる。



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2 コメント

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Unknown (yamakiya)
2020-07-20 22:31:51
自家用車で行かれるようでしたら、「拝殿」「本殿」と道路を隔てた右手が駐車場になっていました。
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Unknown (keikoucchan)
2020-07-20 06:58:53
おはようございます。
こちらには一度は行きたいと思っています。
ありがとうございました。
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