今はネットで情報も得られるので、高倍率が天体望遠鏡の性能のすべてとお思いの方は少ないと思いますが一応。
実は天体望遠鏡の倍率は接眼レンズ(以下、アイピース)によって変えられます。
目的の天体によって、もしくは望遠鏡のスペックにより倍率は適切に変えることが可能です。
倍率の計算は
対物レンズ(もしくは主鏡)の焦点距離÷アイピースの焦点距離=倍率
です。
焦点距離が1000mm÷アイピースが10mmだと100倍。比較的高倍率になりますが、見え具合の違いについては後程少し触れます。
倍率は、計算上ではある程度変更可能ですが、限度もあります。
口径が小さく倍率を上げれば、暗い天体の光はとらえきれず暗くなります。また視野も狭くなります。
小口径は分解能も落ちますが全体的に軽量コンパクトで、その分フットワークが軽くなるメリットもあります。
一般的には、口径の倍の数値が高倍率の限度とも言われており、口径100mmなら最高倍率200倍となりますが、
あくまで一般論です。私の望遠鏡の場合は大気が揺らが少なければ、まだまだいけそうです。
と、なると望遠鏡の性能は倍率ではなく口径が初めにありきではないだろうかと思われてくると思います。
(倍率がすべてではないことは一応申し上げますが、目的の天体、明るさ、視野も見やすさには関係してきます)
それは話半分、大いに当たっています。
今、ハワイに前人未到の巨大な望遠鏡を建設しているのも、その一環です。分解能も数桁異なるでしょう。
宇宙にも次世代の宇宙望遠鏡を打ち上げようとしています。こちらは運用やメンテナンスに莫大な費用がかかりますが、
それでも大気が邪魔なのが主な理由だからです。
しかし、ここでは個人レベルの小規模なお話です。
【smc PENTAX XWシリーズ】
写真が下手ですみません。XW30-R&XW40-Rが少し前に復刻しました。めでたい!
レンズの歪みで、アイピースのサイズがよく分からなくなってしまいすみません。
個人的に大好きなアイピースです。
どれかシリーズで2~3本購入でしたら、個人的にお勧めします。星のキレはシャープでコントラストも高く最高です。
スリーブ径 31.7mm(1.25inch)は、XW3.5~XW20までで、XW30-R&XW40-Rは、50.8mm(2inch)です。
PENTAXさん、すみません。コペピさせてください。スマホで手書きはダメでした。
アイピースXWシリーズ|双眼鏡・スポッティングスコープ|PENTAXRICOH IMAGING
さて、入門機の天体望遠鏡でしたら、セットでアイピースが2本くらい付いているかもしれません。
それでも感動的な光(天体)を見ることは可能でしょう。
ただ、星まつりとかで他のアイピース(他の望遠鏡で)を覗いたりすると、あれ?これ見やすい!綺麗☆彡
などと思われてくるかもしれません。
見やすい、綺麗などには、それなりの理由がありまして、各望遠鏡メーカーしのぎを削っておりましてレンズや主鏡、補正レンズ、架台、三脚、足場、
どれかが抜けても性能は落ちますし、使用目的も変わります。
ここでは、あまり専門的な事には触れませんが、個人的には口径130mm/焦点距離1000mmの屈折式を使用しております。
それを、大雑把な前提で話が進みますのでご了承ください。
例えば、口径60mmとか130mmの入門機を購入したとして、(別に口径200mmでも400mmでもOKです!)対物レンズ(もしくは主鏡)が
そこそこ立派ならアイピースも性能に応じて少し見え方は変わってきます。(覗きやすさもあります)
数万円で望遠鏡を購入された方は、あれ?望遠鏡に対してアイピースのお値段が?少しお高くありませんか?となるでしょう。
注目はこれ!
見掛け視界70°、アイレリーフ20mm。(アイレリーフが長いと眼鏡の方は特に見やすいです)
日常生活防水※対応で、夜露に濡れても安心。(※水中では使えません。また結露した場合、乾燥には注意が必要です。)
正直、これがすべて統一されていて見やすくて扱いやすいのです。
私も買うのに勇気がいりました。
可能なら星仲間や星まつりで、メーカーのアイピースを覗かせてもらいましょう!(少なくともコロナ前はある程度可能でありました)
一度に全部購入する必要もありません。
倍率の計算を参考に、自分の望遠鏡(口径と焦点距離)と相談して購入されると良いかとおもわれます。最初は高倍率になるアイピースと低倍率になるアイピース。
とりあえず2本でOKです。
極端に2本とは、惑星拡大か、星雲星団か?と比較的割り切れるからです。
(余裕が出来たころに追加で中倍率とかお好みで、便利です)
因みに私の場合、(焦点距離1000mm)惑星や月面のクレーターを拡大してみたいと思ったらXW3.5とかXW5でないとダメです。
見掛け視界70°は適度に大きいです!!扱いやすく見やすいのです。#今どき70°でって驚かないよ!って方、正直多いかもしれません。80°や100°ありますが、シリーズコスパでお薦めです。(^^♪
それから特に印象深いのはXW30(旧)では、周辺部まで星が点像でシャープです。色滲みも感じません。XW3.5で火星大接近では模様も良く見え、そんな口径40cmとかじゃないのによく見えました。
若いころ、こんなアイピースに出会いたかったシリーズです。
昔ですと人気のコリメート撮影も可能であり、回転式目当てのアイカップを外すと43mm径/P0.75のネジがあります。ただ純正のアダプターは現在見当たりません。
(あったら申し訳ありません。)XWシリーズはすべてアイカップが外れ、ネジが切ってあります。
当時はこれにアタッチメントを取り付け、一眼レフを接続しても堅固な構造でして、アイカップを伸ばして使いたい方には、ヘリコイドが重くて苦手な方も多いかもしれません。
現在は、月の撮影など手軽に行う場合、まさかの逆転でスマホカメラによる撮影が増えています。
私はスマホ固定アダプターを所持していません。自作しても良いのですが、意外と材料費がかかってしまうことが多く現在製作の予定はありません。
まあ、アイピースここまで必要ない!との方々も多いかもしれませんが、これは やまぽんちゃん個人の趣味のアイピースです。
事実、もう少しリーズナブルで高性能なアイピースはあります!他を否定しているわけではありません。
ご理解ください。
【低倍率 2インチアイピースのススメ】
私の2インチアイピースです。
XW30-R&XW40-RはPENTAXでお気に入りですがスリーブ径50.8mm、2インチサイズです。(一度生産が打ち切られる前は、単にXW30とかXW40でした。)
大胆にレンズ設計が可能なのでしょうか?アイピースは大型化します。(おそらく、見掛け視界確保で大型化すると思われますが)
入門機では取り付けられない機種もあるので、よく検討してください。天体望遠鏡に詳しい販売店で聞くのも手です。通販で親子で組み立て式は、なかなかどうして厳しいのが実情のようです。
焦点距離1000mmでXW30(旧)で、覗くと二重星団なんて、ずーっと見ていたくなります。
f1000クラスですと、スバルとか、アンドロメダ大銀河とか二重星団とか明るい彗星、見た目が比較的大きい天体を、ダイナミックに楽しもう!観察しよう!となったらXW30-R&XW40-Rは、まず外せないです。
いや、外したくない。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
アイピースの変更点:エンブレムの微妙な変更は、①金ぴか度が強くなった。②エンブレム反対側にPENTAX made in JAPANのゴム刻印がRICOHのプレートみたいのに変更されています。
それ以外のレンズ構成はXW30-RもXW40-Rも昔のままです。
何故XW30が二本あるのかは聞かないでください。(;^_^A
アイピースの焦点距離が長いほど低倍率に、短いと高倍率になります。
NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HWは、やや性格個性の異なるアイピースでして、後半少し触れるので合わせてお読みいただければ幸いです。
また、望遠鏡の焦点距離がそもそも短い場合、そこまでアイピースの焦点距離を下げる必要もないかもしれません。
そのような機種には、アイピースが17mm、20mmでも十分でしょうか。
逆に倍率を上げたい場合、焦点距離の短い望遠鏡は高倍率が苦手なタイプが多いです。高性能短焦点のはかなり高価です。
つまり、お姉さまやお子様にも人気のド派手天体は低倍率がお勧めというのが大方なのです。こと秋から冬の天体は見やすく人気です☆彡
もちろん望遠鏡の焦点距離によって、もしくは天体によってアイピースの選択はことなりますが大体、やまぽんちゃんの望遠鏡ではこうなります。
昔は径が小さかったのです。確かツァイスサイズと呼ばれ(24.5mm)ほかにスクリューで36mmか32mmネジくらいのがあったはずなんですが、すべて捨てられました。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
つまり昔の望遠鏡だと互換性が一般的に無いのです。
【比較的低予算の味方 ビクセン LVW 42mm】
ビクセン LVW 42mm(50.8mm) アイピース最終処分!ここ数年ずっとやってます。ショップにもよりますが2万円強でしょうか?
見掛け視界65°で、アイレリーフ20mm。もちろん、レンズ全体に多層膜コーティング!(XWと比べ、見掛け視界5°の差は実際分かります。また最近は80°クラスとか増えてますね!)
これ実売価格がお手頃で、どうですか?お嬢さん!?みたいな感じです。(´∀`*)ウフフ
低倍率で、そこそこの広視界でメジャーな天体を気軽に楽しもう!となったらやはりこれは外せないです。
実売価格の見ごたえとでも言えばよいでしょうか?でも、お値段を考慮しても残念な画質ではありません。散開星団など個人的には好きです。
コストダウンでしょうか、すべてペイントでして、使用中酷使すると剥げそうで心配にもなります。
https://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/vixen-eyeLVW42.html
Vixen 天体望遠鏡 LVW42mm | ビクセン Vixen
昔ビクセンで低倍率のアイピースで、スクリュー径/36mm?32mm?くらいのがあって、天頂プリズムは使えなかったのですが、焦点距離32mm程度でお気に入りの低倍率アイピースがありました。
なんか古い話、思い出せないんです。懐かしいな~。
【アイピースの大きさ】
スリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)の違い。スリーブ径は通称アメリカンサイズと呼ばれておるそうです。
サイズと質量は先に書いた通りですが、写真で見るだけでも違いを感じます。重くなるので、取り扱いは注意が更に必要です。
何故アメリカンサイズと呼ばれるかですが、スリーブ径がインチ規格でして、つまりアメリカの尺度です。(1インチ=25.4mm)
個人的には、このくらいのサイズは、覗きやすく有り難いです。
(スリーブ径の違いとは、この銀色のパイプみたいな部分の太さの違いです。ここを望遠鏡へ差し込み使用します。)
【NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HW 超広視界102°】
NAV-12.5HWとNAV-17HWは、超広視界102°に特化したアイピースなので、少し異なるのかもしれません。
超個性派アイピースでして、これを覗くことなく死ぬことなかれ!そんな噂のアイピースです。
もっと自信をもって海外にもバンバン輸出できる商品だと思われます。ダメかな???
アイピースは、ころころ転がりにくくなっています。質量もあるので寝かせることが多いです。
NAV-12.5HWで670g/690g(EiC-H10付)/NAV-17HWで950g/990g(EiC-H14付)
写真としてはアイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC」が、左右逆でしたので再撮です。。すみません!!(;^ω^)
1本のアイピースで2本分の焦点距離が楽しめますが、天頂ミラーを使用した際、等で干渉する場合もございますので、ご注意ください。
装着した様子です。名称が分かりやすいよう、「EiC」は最後まで締め付けておりません。使用する際は、最後まで締め付けてください。
なをNAV-12.5HWは、2インチスリーブが取り外し可能です。説明不足で申し訳ありませんでした。
私の場合、NAV-12.5HWにアイピース・イノベイティブ・コンバーター EiC-H10を取り付けるとダメです。これにはストッパーが付属していないので、取り付けは注意が必要です。
NAV-17HWは、標準でストッパーを取り付けないとダメでした。
ただ、NAV-12.5HWは、焦点距離12.5mmと10mm。NAV-17HWは17mmと14mmで楽しめるほか、同時に収差(像面湾曲、非点隔差)を良好に補正するのだそうです。
個人的には、夜間真っ暗闇でアイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC」の扱いが厄介でしてそのまま使用しております。特に冬季山間部では手が震えます。落下で踏みつけると目も当てられません。
固定方法は、せめてバヨネットにしてほしかったです。
キャップはゴムバンド方式ですが紛失しずらく便利だと思います。
黒いキャップだけではないので、尚更紛失しずらく助かります。
しかし、「EiC」のカバーというか、何とかならんかったでしょうか?
未だにエアキャップでくるんでいます。Σ(゚д゚lll)ガーン
フィルター径82mmのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRとのサイズ比較です。(Fマウントです)
撮影レンズが若干歪んでいますが、このサイズです。カメラレンズの質量は約1070g。NAV-17HWで950g/990g(EiC-H14付)重いです。
アイピースの二点固定を希望する理由が判断できると思われます。
このペイントロゴは、二本とも初期のモデルのようです。最新版はネジ止めプレートです。
遮光フードには「蓄光塗料」ニコンさん、ご自慢のフードです。
せっかくなのでイメージ写真撮りました。蛍光ブルー?に発光するようです。
なんか見ごたえは素晴らしいのにダメ出しが増えてしまいますが、やはりニコン肝いりのラバーアイカップは落下しやすく、どしても使いにくいです。
裏技もあるようなのですが自分の場合合わず、この場合返品が難しく厄介です。
私の記事も、話半分で楽しんでいただければ幸いです。(*'▽')
NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HWの写真は、申し訳なかったので多少手抜きではありますがテコ入れさせていただきました。
【やまぽんちゃんのワンポイント①】
販売店HPの写真はメーカーHPよりコペピされたものがほとんどで、マイナーチェンジされても写真が古いままは、どうもあるあるのようです。
通販はweb情報を鵜呑みにしてしまうと大変で、購入したらすべてチェックする必要があります。並行輸入品など不良品が混ざっていることはあってはならないのですが
少し調子が悪く、販売店に持ち込むと即オーバーホールとなってしまった経験もあります。
大手HPでもSSL化されておらず心配しているのですが、まさかの企業でも誤字があったりするので、これらも心配です。(おまえの記事が心配だって?もあるでしょうか。)
【天頂ミラー】
これはタカハシのを使用しております。
見ごたえはシャープでクリアでハイコントラストです!
取り付けは簡易的に見えますがスリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)が両方取り付けられます。
可能なら2インチアイピースは二点で固定したかったです。(私の望遠鏡では天頂ミラーのスリーブ側は二点固定です)
一応、屈折式とかカセグレン式は必須になりますが、撮影専門の方には無用の長物になります。#補足として「ニュートン式反射望遠鏡」も不要です。直でアイピースを差し込んで観察します。
2インチサイズのアイピース使用前提で屈折式でしたら、このような天頂ミラーは必須です。
現在までで、ミラーの清掃はしておりません。汚れがひどい場合はメーカーや専門の販売店にご相談ください。通常は個人で清掃しない方が良いと思われます。(ブロワーくらいはOKです。)
(タカハシは量販店などでは扱っていないことが多いです)
なを天頂プリズムの多くは31.7mmですので、ご購入時ご注意ください。
近年では、観望本格の2インチ天頂ミラーとかではなく、撮影用を兼ねた31.7mmのフリップミラーも人気です。
あれ?見えない!撮れてない!って怒っちゃダメポ。動かしてあげてください。
また観望専門でスケッチが好き!という方には「天頂ミラー使用」と一筆加えた方が良いです。
【使ってみたいアイピース】
●テレビュー ETHOS(イーソス)シリーズ。中でも 17mm 人気ですよね。
ただテレビューのどれ?を購入するかはXWのようなわけにはいかないので大変そうです。
●ビクセン HRアイピース2.4mm。 アイレリーフ10mm。質量115g。このシリーズは在庫が少ないです。現在売り切れが多く、入荷は不明が多いです。
#生産終了でした。
残念です。
アイレリーフはそれ程でもないのですが、昔の2.5mmとか覗きにくかった記憶があります。それに比べれば!段違いのはずとの思いでした。
ビクセンさんとしては、近年攻めの設計販売戦略でして、アイピースなんて可愛いもので、望遠鏡や赤道儀の性能アップは嬉しいのですが価格も凄いことになっていて
他のメーカーも追い越せ追いつけ状態に見えます。
やはりメインの主力商品が好調でないとアクセサリーの類は、なかなかどうしてです。
【捨てない方が良い?PENTAXのアイピースケース】
スカスカのスクリュー式です。
買うとそれなりにします。
耐ショック性など強く、円筒形ですがコロコロ転がりにくくなっています。ただこのままアタッシュケースではかさばります。
余談ですが、アイピースのキャップを紛失してしまうと厄介でして、カメラレンズのキャップのように販売はされていません。
そもそもが付属品でして、買うとなると部品扱いになると思われますし、値段もそれ程しないのでしょうが商売になるものでもないので一部の販売店からは煙たがられます。
黒く小さく、夜間の屋外ではこれも併せて注意したいところです。
無くとも良いような気はしますがやはり、レンズ面が大きく露出します。
【まとめ】
smc PENTAX XWシリーズは、スリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)に分かれてしまいますが、基本的にスリーブの埋め込み(長さ)もほぼ統一されており、
望遠鏡でアイピース交換の際、あれこれ頻繁にピントの調節が少なくて済み大変楽で有り難いです。
これがXW3.5~XW20まで統一で、2インチサイズも、それぞれ統一です。
超広視界アイピースは、超マニアックな世界ですが、お嬢さん、お子様、お兄さん、割と多くの方々が楽しく判別できる性能で、個人だけで浸るにはもったいないアイピースです。
NAV-12.5HW&NAV-17HWまでいかなくとも広視界70°で、かなりの広さです。また覗きやすい広視界とも言われているようです。XWシリーズがオールラウンド的に、またシリーズとしていかに優れているか判断できると思われます。
やまぽんちゃんの今回の記事は、基本的に入門者向きに書いておりますが、密かにダークな世界へ引きずり込もうという面も多々ありますので、ご注意ください。
逆に述べると、詳しい方々には暇で退屈な記事になってしまっております。
まあ、こんな人もおるんやな程度でお付き合い下されば幸いです。
ある程度しっかりしたアイピースを購入すると、かなりの期間使用することになり(飽きなければ)、買い替えることがあまりありません。
それなりのアイピースは、望遠鏡本体に比べると、モデルチェンジが少ないのも確かです。
2インチアイピースなど、ええ!こんな金額するの!?と、思われる方々も多いとは思いますが、天体写真全盛期、あれでは利益率が低いのでメーカーは良心的な価格で天文ファンに供給してくれていると思われます。
最近では、安い外国製に押され気味ですが、どれか1本でも気に入るアイピースに出会えれば素敵だと思います。
【やまぽんちゃんのワンポイント②】
結露した際のアイピースなどの戻し方は、個人的にですがアルミケースやカメラバッグにキルティングなどでくるみ結露したまま仕舞いこみ、程度にもよりますがヒンヤリした暗い部屋で1~2日間まるまる放置します。
霜で凍結した場合も同様で、1~2日間後に天日で更に乾燥させます。防湿箱、防湿棚は、結露&凍結した機材を乾燥させる除湿器ではないので注意してください。
間違っても、ストーブ&エアコン暖房の前でいきなり温めてはいけません。
生活防水アイピースは、内部まで結露すると大変なことになります。
遠征先から帰り、クルマで暖房かける場合も、なるべく暖気の行き届かないよう毛布でくるんだりすると良いでしょう。
マイナス10℃→いきなりプラス10℃とか、温度差でも結露しやすいです。
天体望遠鏡、アクセサリー、ソフト面、ハード面、専門的にデジタル化され複雑で、アナログ的なアイピースでも厄介な約束事も。
やまぽんちゃんは分からないことを販売店やメーカーに質問攻めにしてしまい迷惑をかけてしまう方なので、一応分かる範囲で情報は仕入れます。
また昔と異なるのか、これもいきなり専門用語が飛び交います。販売店員さんも覚えきった用語は、プロアマ問わず普通に話します。特殊な機材の購入となるとその傾向は強いようです。
やまぽんちゃんが望遠鏡一式買い替えたときの店員さんは、優しかったなあ~。(*´ω`)
まあ、このように口径400mm以上で、さすらいの遠征観望派でなくともハマるのがアイピースです。
不幸中の幸いか?撮影派よりは、これでも支出は低いでしょうか。
XWシリーズは、一時販売終了ともとれる文面があったので、慌てて揃えたのですが、後にXWの30-Rと40-Rが出ます。
また無くなると困るので奮発しました。
最近は詳細にHPを制作しておられる方が多いので、購入の際は参考にされると良いでしょう。
長文、お付き合い有り難うございました。
(*- -)(*_ _)ペコリ
【追記】
●smc PENTAX XO 5
焦点距離5mm
3群5枚/見掛け視界44°/アイレリーフ3.6mm/サイズ37mm×45mm/質量90g/スリーブ径 31.7mm(1.25inch)
いつの頃のか?恐らく火星大接近に合わせたアイピースだと思います。
XO2.5もあったのですが、今はどちらも販売されていません。
これはUSBカメラが主流になる前の、拡大撮影法用のアイピースとも受けられます。(当時、これくらい小型でないとアダプターに入らないのです。)
残念ながら、前回の火星大接近では、テストを忘れてしまいました。
昔の高倍率アイピースは、たいていこんなサイズで軽量コンパクトで楽ちんです。
ただ、お値段は当時これでどちらもメーカー希望小売価格¥30,000(税別)でした。
PENTAX HP pdfより
●憧れのアルミアタッシュケース
今もアルミトランクに、アイピースを収納してはいますが年季物でベコベコです。
ある量販店で格安で長年販売されていましたが、今は製造販売されていません。
もう少し頑丈で、カッコいいアルミアタッシュケースにスポンジを詰め込んで、カッターで切込みを入れ収納するのは夢でした。
昔、格安でゼロハリバートンのを中古で購入したことがあるのですが、カメラ機材を入れると腕がもげそうで大変でした。ショルダーベルトも付けられないモデルでした。
屋外でアイピースを取り出せるようにするには、やはり雨上がりでも雪原でもドンと置けて並べられるアルミアタッシュケースは使いやすいです。
木枯らしの時期は、取り出したらすぐパコンと蓋を閉めます。
改造で意外と高くつくのがスポンジです。
大きいサイズほど高価です。
最近は、このようなスポンジを購入しようと考えても、なかなか手軽に入手しずらく、以前購入したのは半分残してあるのは捨てずにあります。
ただし、スポンジは使用頻度が高いと劣化しやすく消耗品です。
現在も、パーテーションで仕切りエアキャップなど工夫してショックを和らげて収納しております。
大変安く仕上げたものです。
早く、平穏になって天体観望を楽しみたいです。
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実は天体望遠鏡の倍率は接眼レンズ(以下、アイピース)によって変えられます。
目的の天体によって、もしくは望遠鏡のスペックにより倍率は適切に変えることが可能です。
倍率の計算は
対物レンズ(もしくは主鏡)の焦点距離÷アイピースの焦点距離=倍率
です。
焦点距離が1000mm÷アイピースが10mmだと100倍。比較的高倍率になりますが、見え具合の違いについては後程少し触れます。
倍率は、計算上ではある程度変更可能ですが、限度もあります。
口径が小さく倍率を上げれば、暗い天体の光はとらえきれず暗くなります。また視野も狭くなります。
小口径は分解能も落ちますが全体的に軽量コンパクトで、その分フットワークが軽くなるメリットもあります。
一般的には、口径の倍の数値が高倍率の限度とも言われており、口径100mmなら最高倍率200倍となりますが、
あくまで一般論です。私の望遠鏡の場合は大気が揺らが少なければ、まだまだいけそうです。
と、なると望遠鏡の性能は倍率ではなく口径が初めにありきではないだろうかと思われてくると思います。
(倍率がすべてではないことは一応申し上げますが、目的の天体、明るさ、視野も見やすさには関係してきます)
それは話半分、大いに当たっています。
今、ハワイに前人未到の巨大な望遠鏡を建設しているのも、その一環です。分解能も数桁異なるでしょう。
宇宙にも次世代の宇宙望遠鏡を打ち上げようとしています。こちらは運用やメンテナンスに莫大な費用がかかりますが、
それでも大気が邪魔なのが主な理由だからです。
しかし、ここでは個人レベルの小規模なお話です。
【smc PENTAX XWシリーズ】
写真が下手ですみません。XW30-R&XW40-Rが少し前に復刻しました。めでたい!
レンズの歪みで、アイピースのサイズがよく分からなくなってしまいすみません。
個人的に大好きなアイピースです。
どれかシリーズで2~3本購入でしたら、個人的にお勧めします。星のキレはシャープでコントラストも高く最高です。
スリーブ径 31.7mm(1.25inch)は、XW3.5~XW20までで、XW30-R&XW40-Rは、50.8mm(2inch)です。
PENTAXさん、すみません。コペピさせてください。スマホで手書きはダメでした。
アイピースXWシリーズ|双眼鏡・スポッティングスコープ|PENTAXRICOH IMAGING
さて、入門機の天体望遠鏡でしたら、セットでアイピースが2本くらい付いているかもしれません。
それでも感動的な光(天体)を見ることは可能でしょう。
ただ、星まつりとかで他のアイピース(他の望遠鏡で)を覗いたりすると、あれ?これ見やすい!綺麗☆彡
などと思われてくるかもしれません。
見やすい、綺麗などには、それなりの理由がありまして、各望遠鏡メーカーしのぎを削っておりましてレンズや主鏡、補正レンズ、架台、三脚、足場、
どれかが抜けても性能は落ちますし、使用目的も変わります。
ここでは、あまり専門的な事には触れませんが、個人的には口径130mm/焦点距離1000mmの屈折式を使用しております。
それを、大雑把な前提で話が進みますのでご了承ください。
例えば、口径60mmとか130mmの入門機を購入したとして、(別に口径200mmでも400mmでもOKです!)対物レンズ(もしくは主鏡)が
そこそこ立派ならアイピースも性能に応じて少し見え方は変わってきます。(覗きやすさもあります)
数万円で望遠鏡を購入された方は、あれ?望遠鏡に対してアイピースのお値段が?少しお高くありませんか?となるでしょう。
注目はこれ!
見掛け視界70°、アイレリーフ20mm。(アイレリーフが長いと眼鏡の方は特に見やすいです)
日常生活防水※対応で、夜露に濡れても安心。(※水中では使えません。また結露した場合、乾燥には注意が必要です。)
正直、これがすべて統一されていて見やすくて扱いやすいのです。
私も買うのに勇気がいりました。
可能なら星仲間や星まつりで、メーカーのアイピースを覗かせてもらいましょう!(少なくともコロナ前はある程度可能でありました)
一度に全部購入する必要もありません。
倍率の計算を参考に、自分の望遠鏡(口径と焦点距離)と相談して購入されると良いかとおもわれます。最初は高倍率になるアイピースと低倍率になるアイピース。
とりあえず2本でOKです。
極端に2本とは、惑星拡大か、星雲星団か?と比較的割り切れるからです。
(余裕が出来たころに追加で中倍率とかお好みで、便利です)
因みに私の場合、(焦点距離1000mm)惑星や月面のクレーターを拡大してみたいと思ったらXW3.5とかXW5でないとダメです。
見掛け視界70°は適度に大きいです!!扱いやすく見やすいのです。#今どき70°でって驚かないよ!って方、正直多いかもしれません。80°や100°ありますが、シリーズコスパでお薦めです。(^^♪
それから特に印象深いのはXW30(旧)では、周辺部まで星が点像でシャープです。色滲みも感じません。XW3.5で火星大接近では模様も良く見え、そんな口径40cmとかじゃないのによく見えました。
若いころ、こんなアイピースに出会いたかったシリーズです。
昔ですと人気のコリメート撮影も可能であり、回転式目当てのアイカップを外すと43mm径/P0.75のネジがあります。ただ純正のアダプターは現在見当たりません。
(あったら申し訳ありません。)XWシリーズはすべてアイカップが外れ、ネジが切ってあります。
当時はこれにアタッチメントを取り付け、一眼レフを接続しても堅固な構造でして、アイカップを伸ばして使いたい方には、ヘリコイドが重くて苦手な方も多いかもしれません。
現在は、月の撮影など手軽に行う場合、まさかの逆転でスマホカメラによる撮影が増えています。
私はスマホ固定アダプターを所持していません。自作しても良いのですが、意外と材料費がかかってしまうことが多く現在製作の予定はありません。
まあ、アイピースここまで必要ない!との方々も多いかもしれませんが、これは やまぽんちゃん個人の趣味のアイピースです。
事実、もう少しリーズナブルで高性能なアイピースはあります!他を否定しているわけではありません。
ご理解ください。
【低倍率 2インチアイピースのススメ】
私の2インチアイピースです。
XW30-R&XW40-RはPENTAXでお気に入りですがスリーブ径50.8mm、2インチサイズです。(一度生産が打ち切られる前は、単にXW30とかXW40でした。)
大胆にレンズ設計が可能なのでしょうか?アイピースは大型化します。(おそらく、見掛け視界確保で大型化すると思われますが)
入門機では取り付けられない機種もあるので、よく検討してください。天体望遠鏡に詳しい販売店で聞くのも手です。通販で親子で組み立て式は、なかなかどうして厳しいのが実情のようです。
焦点距離1000mmでXW30(旧)で、覗くと二重星団なんて、ずーっと見ていたくなります。
f1000クラスですと、スバルとか、アンドロメダ大銀河とか二重星団とか明るい彗星、見た目が比較的大きい天体を、ダイナミックに楽しもう!観察しよう!となったらXW30-R&XW40-Rは、まず外せないです。
いや、外したくない。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
アイピースの変更点:エンブレムの微妙な変更は、①金ぴか度が強くなった。②エンブレム反対側にPENTAX made in JAPANのゴム刻印がRICOHのプレートみたいのに変更されています。
それ以外のレンズ構成はXW30-RもXW40-Rも昔のままです。
何故XW30が二本あるのかは聞かないでください。(;^_^A
アイピースの焦点距離が長いほど低倍率に、短いと高倍率になります。
NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HWは、やや性格個性の異なるアイピースでして、後半少し触れるので合わせてお読みいただければ幸いです。
また、望遠鏡の焦点距離がそもそも短い場合、そこまでアイピースの焦点距離を下げる必要もないかもしれません。
そのような機種には、アイピースが17mm、20mmでも十分でしょうか。
逆に倍率を上げたい場合、焦点距離の短い望遠鏡は高倍率が苦手なタイプが多いです。高性能短焦点のはかなり高価です。
つまり、お姉さまやお子様にも人気のド派手天体は低倍率がお勧めというのが大方なのです。こと秋から冬の天体は見やすく人気です☆彡
もちろん望遠鏡の焦点距離によって、もしくは天体によってアイピースの選択はことなりますが大体、やまぽんちゃんの望遠鏡ではこうなります。
昔は径が小さかったのです。確かツァイスサイズと呼ばれ(24.5mm)ほかにスクリューで36mmか32mmネジくらいのがあったはずなんですが、すべて捨てられました。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
つまり昔の望遠鏡だと互換性が一般的に無いのです。
【比較的低予算の味方 ビクセン LVW 42mm】
ビクセン LVW 42mm(50.8mm) アイピース最終処分!ここ数年ずっとやってます。ショップにもよりますが2万円強でしょうか?
見掛け視界65°で、アイレリーフ20mm。もちろん、レンズ全体に多層膜コーティング!(XWと比べ、見掛け視界5°の差は実際分かります。また最近は80°クラスとか増えてますね!)
これ実売価格がお手頃で、どうですか?お嬢さん!?みたいな感じです。(´∀`*)ウフフ
低倍率で、そこそこの広視界でメジャーな天体を気軽に楽しもう!となったらやはりこれは外せないです。
実売価格の見ごたえとでも言えばよいでしょうか?でも、お値段を考慮しても残念な画質ではありません。散開星団など個人的には好きです。
コストダウンでしょうか、すべてペイントでして、使用中酷使すると剥げそうで心配にもなります。
https://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/vixen-eyeLVW42.html
Vixen 天体望遠鏡 LVW42mm | ビクセン Vixen
昔ビクセンで低倍率のアイピースで、スクリュー径/36mm?32mm?くらいのがあって、天頂プリズムは使えなかったのですが、焦点距離32mm程度でお気に入りの低倍率アイピースがありました。
なんか古い話、思い出せないんです。懐かしいな~。
【アイピースの大きさ】
スリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)の違い。スリーブ径は通称アメリカンサイズと呼ばれておるそうです。
サイズと質量は先に書いた通りですが、写真で見るだけでも違いを感じます。重くなるので、取り扱いは注意が更に必要です。
何故アメリカンサイズと呼ばれるかですが、スリーブ径がインチ規格でして、つまりアメリカの尺度です。(1インチ=25.4mm)
個人的には、このくらいのサイズは、覗きやすく有り難いです。
(スリーブ径の違いとは、この銀色のパイプみたいな部分の太さの違いです。ここを望遠鏡へ差し込み使用します。)
【NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HW 超広視界102°】
NAV-12.5HWとNAV-17HWは、超広視界102°に特化したアイピースなので、少し異なるのかもしれません。
超個性派アイピースでして、これを覗くことなく死ぬことなかれ!そんな噂のアイピースです。
もっと自信をもって海外にもバンバン輸出できる商品だと思われます。ダメかな???
アイピースは、ころころ転がりにくくなっています。質量もあるので寝かせることが多いです。
NAV-12.5HWで670g/690g(EiC-H10付)/NAV-17HWで950g/990g(EiC-H14付)
写真としてはアイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC」が、左右逆でしたので再撮です。。すみません!!(;^ω^)
1本のアイピースで2本分の焦点距離が楽しめますが、天頂ミラーを使用した際、等で干渉する場合もございますので、ご注意ください。
装着した様子です。名称が分かりやすいよう、「EiC」は最後まで締め付けておりません。使用する際は、最後まで締め付けてください。
なをNAV-12.5HWは、2インチスリーブが取り外し可能です。説明不足で申し訳ありませんでした。
私の場合、NAV-12.5HWにアイピース・イノベイティブ・コンバーター EiC-H10を取り付けるとダメです。これにはストッパーが付属していないので、取り付けは注意が必要です。
NAV-17HWは、標準でストッパーを取り付けないとダメでした。
ただ、NAV-12.5HWは、焦点距離12.5mmと10mm。NAV-17HWは17mmと14mmで楽しめるほか、同時に収差(像面湾曲、非点隔差)を良好に補正するのだそうです。
個人的には、夜間真っ暗闇でアイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC」の扱いが厄介でしてそのまま使用しております。特に冬季山間部では手が震えます。落下で踏みつけると目も当てられません。
固定方法は、せめてバヨネットにしてほしかったです。
キャップはゴムバンド方式ですが紛失しずらく便利だと思います。
黒いキャップだけではないので、尚更紛失しずらく助かります。
しかし、「EiC」のカバーというか、何とかならんかったでしょうか?
未だにエアキャップでくるんでいます。Σ(゚д゚lll)ガーン
フィルター径82mmのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRとのサイズ比較です。(Fマウントです)
撮影レンズが若干歪んでいますが、このサイズです。カメラレンズの質量は約1070g。NAV-17HWで950g/990g(EiC-H14付)重いです。
アイピースの二点固定を希望する理由が判断できると思われます。
このペイントロゴは、二本とも初期のモデルのようです。最新版はネジ止めプレートです。
遮光フードには「蓄光塗料」ニコンさん、ご自慢のフードです。
せっかくなのでイメージ写真撮りました。蛍光ブルー?に発光するようです。
なんか見ごたえは素晴らしいのにダメ出しが増えてしまいますが、やはりニコン肝いりのラバーアイカップは落下しやすく、どしても使いにくいです。
裏技もあるようなのですが自分の場合合わず、この場合返品が難しく厄介です。
私の記事も、話半分で楽しんでいただければ幸いです。(*'▽')
NIKON NAV-12.5HW&NAV-17HWの写真は、申し訳なかったので多少手抜きではありますがテコ入れさせていただきました。
【やまぽんちゃんのワンポイント①】
販売店HPの写真はメーカーHPよりコペピされたものがほとんどで、マイナーチェンジされても写真が古いままは、どうもあるあるのようです。
通販はweb情報を鵜呑みにしてしまうと大変で、購入したらすべてチェックする必要があります。並行輸入品など不良品が混ざっていることはあってはならないのですが
少し調子が悪く、販売店に持ち込むと即オーバーホールとなってしまった経験もあります。
大手HPでもSSL化されておらず心配しているのですが、まさかの企業でも誤字があったりするので、これらも心配です。(おまえの記事が心配だって?もあるでしょうか。)
【天頂ミラー】
これはタカハシのを使用しております。
見ごたえはシャープでクリアでハイコントラストです!
取り付けは簡易的に見えますがスリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)が両方取り付けられます。
可能なら2インチアイピースは二点で固定したかったです。(私の望遠鏡では天頂ミラーのスリーブ側は二点固定です)
一応、屈折式とかカセグレン式は必須になりますが、撮影専門の方には無用の長物になります。#補足として「ニュートン式反射望遠鏡」も不要です。直でアイピースを差し込んで観察します。
2インチサイズのアイピース使用前提で屈折式でしたら、このような天頂ミラーは必須です。
現在までで、ミラーの清掃はしておりません。汚れがひどい場合はメーカーや専門の販売店にご相談ください。通常は個人で清掃しない方が良いと思われます。(ブロワーくらいはOKです。)
(タカハシは量販店などでは扱っていないことが多いです)
なを天頂プリズムの多くは31.7mmですので、ご購入時ご注意ください。
近年では、観望本格の2インチ天頂ミラーとかではなく、撮影用を兼ねた31.7mmのフリップミラーも人気です。
あれ?見えない!撮れてない!って怒っちゃダメポ。動かしてあげてください。
また観望専門でスケッチが好き!という方には「天頂ミラー使用」と一筆加えた方が良いです。
【使ってみたいアイピース】
●テレビュー ETHOS(イーソス)シリーズ。中でも 17mm 人気ですよね。
ただテレビューのどれ?を購入するかはXWのようなわけにはいかないので大変そうです。
●ビクセン HRアイピース2.4mm。 アイレリーフ10mm。質量115g。このシリーズは在庫が少ないです。現在売り切れが多く、入荷は不明が多いです。
#生産終了でした。
残念です。
アイレリーフはそれ程でもないのですが、昔の2.5mmとか覗きにくかった記憶があります。それに比べれば!段違いのはずとの思いでした。
ビクセンさんとしては、近年攻めの設計販売戦略でして、アイピースなんて可愛いもので、望遠鏡や赤道儀の性能アップは嬉しいのですが価格も凄いことになっていて
他のメーカーも追い越せ追いつけ状態に見えます。
やはりメインの主力商品が好調でないとアクセサリーの類は、なかなかどうしてです。
【捨てない方が良い?PENTAXのアイピースケース】
スカスカのスクリュー式です。
買うとそれなりにします。
耐ショック性など強く、円筒形ですがコロコロ転がりにくくなっています。ただこのままアタッシュケースではかさばります。
余談ですが、アイピースのキャップを紛失してしまうと厄介でして、カメラレンズのキャップのように販売はされていません。
そもそもが付属品でして、買うとなると部品扱いになると思われますし、値段もそれ程しないのでしょうが商売になるものでもないので一部の販売店からは煙たがられます。
黒く小さく、夜間の屋外ではこれも併せて注意したいところです。
無くとも良いような気はしますがやはり、レンズ面が大きく露出します。
【まとめ】
smc PENTAX XWシリーズは、スリーブ径 31.7mm(1.25inch)と50.8mm(2inch)に分かれてしまいますが、基本的にスリーブの埋め込み(長さ)もほぼ統一されており、
望遠鏡でアイピース交換の際、あれこれ頻繁にピントの調節が少なくて済み大変楽で有り難いです。
これがXW3.5~XW20まで統一で、2インチサイズも、それぞれ統一です。
超広視界アイピースは、超マニアックな世界ですが、お嬢さん、お子様、お兄さん、割と多くの方々が楽しく判別できる性能で、個人だけで浸るにはもったいないアイピースです。
NAV-12.5HW&NAV-17HWまでいかなくとも広視界70°で、かなりの広さです。また覗きやすい広視界とも言われているようです。XWシリーズがオールラウンド的に、またシリーズとしていかに優れているか判断できると思われます。
やまぽんちゃんの今回の記事は、基本的に入門者向きに書いておりますが、密かにダークな世界へ引きずり込もうという面も多々ありますので、ご注意ください。
逆に述べると、詳しい方々には暇で退屈な記事になってしまっております。
まあ、こんな人もおるんやな程度でお付き合い下されば幸いです。
ある程度しっかりしたアイピースを購入すると、かなりの期間使用することになり(飽きなければ)、買い替えることがあまりありません。
それなりのアイピースは、望遠鏡本体に比べると、モデルチェンジが少ないのも確かです。
2インチアイピースなど、ええ!こんな金額するの!?と、思われる方々も多いとは思いますが、天体写真全盛期、あれでは利益率が低いのでメーカーは良心的な価格で天文ファンに供給してくれていると思われます。
最近では、安い外国製に押され気味ですが、どれか1本でも気に入るアイピースに出会えれば素敵だと思います。
【やまぽんちゃんのワンポイント②】
結露した際のアイピースなどの戻し方は、個人的にですがアルミケースやカメラバッグにキルティングなどでくるみ結露したまま仕舞いこみ、程度にもよりますがヒンヤリした暗い部屋で1~2日間まるまる放置します。
霜で凍結した場合も同様で、1~2日間後に天日で更に乾燥させます。防湿箱、防湿棚は、結露&凍結した機材を乾燥させる除湿器ではないので注意してください。
間違っても、ストーブ&エアコン暖房の前でいきなり温めてはいけません。
生活防水アイピースは、内部まで結露すると大変なことになります。
遠征先から帰り、クルマで暖房かける場合も、なるべく暖気の行き届かないよう毛布でくるんだりすると良いでしょう。
マイナス10℃→いきなりプラス10℃とか、温度差でも結露しやすいです。
天体望遠鏡、アクセサリー、ソフト面、ハード面、専門的にデジタル化され複雑で、アナログ的なアイピースでも厄介な約束事も。
やまぽんちゃんは分からないことを販売店やメーカーに質問攻めにしてしまい迷惑をかけてしまう方なので、一応分かる範囲で情報は仕入れます。
また昔と異なるのか、これもいきなり専門用語が飛び交います。販売店員さんも覚えきった用語は、プロアマ問わず普通に話します。特殊な機材の購入となるとその傾向は強いようです。
やまぽんちゃんが望遠鏡一式買い替えたときの店員さんは、優しかったなあ~。(*´ω`)
まあ、このように口径400mm以上で、さすらいの遠征観望派でなくともハマるのがアイピースです。
不幸中の幸いか?撮影派よりは、これでも支出は低いでしょうか。
XWシリーズは、一時販売終了ともとれる文面があったので、慌てて揃えたのですが、後にXWの30-Rと40-Rが出ます。
また無くなると困るので奮発しました。
最近は詳細にHPを制作しておられる方が多いので、購入の際は参考にされると良いでしょう。
長文、お付き合い有り難うございました。
(*- -)(*_ _)ペコリ
【追記】
●smc PENTAX XO 5
焦点距離5mm
3群5枚/見掛け視界44°/アイレリーフ3.6mm/サイズ37mm×45mm/質量90g/スリーブ径 31.7mm(1.25inch)
いつの頃のか?恐らく火星大接近に合わせたアイピースだと思います。
XO2.5もあったのですが、今はどちらも販売されていません。
これはUSBカメラが主流になる前の、拡大撮影法用のアイピースとも受けられます。(当時、これくらい小型でないとアダプターに入らないのです。)
残念ながら、前回の火星大接近では、テストを忘れてしまいました。
昔の高倍率アイピースは、たいていこんなサイズで軽量コンパクトで楽ちんです。
ただ、お値段は当時これでどちらもメーカー希望小売価格¥30,000(税別)でした。
PENTAX HP pdfより
●憧れのアルミアタッシュケース
今もアルミトランクに、アイピースを収納してはいますが年季物でベコベコです。
ある量販店で格安で長年販売されていましたが、今は製造販売されていません。
もう少し頑丈で、カッコいいアルミアタッシュケースにスポンジを詰め込んで、カッターで切込みを入れ収納するのは夢でした。
昔、格安でゼロハリバートンのを中古で購入したことがあるのですが、カメラ機材を入れると腕がもげそうで大変でした。ショルダーベルトも付けられないモデルでした。
屋外でアイピースを取り出せるようにするには、やはり雨上がりでも雪原でもドンと置けて並べられるアルミアタッシュケースは使いやすいです。
木枯らしの時期は、取り出したらすぐパコンと蓋を閉めます。
改造で意外と高くつくのがスポンジです。
大きいサイズほど高価です。
最近は、このようなスポンジを購入しようと考えても、なかなか手軽に入手しずらく、以前購入したのは半分残してあるのは捨てずにあります。
ただし、スポンジは使用頻度が高いと劣化しやすく消耗品です。
現在も、パーテーションで仕切りエアキャップなど工夫してショックを和らげて収納しております。
大変安く仕上げたものです。
早く、平穏になって天体観望を楽しみたいです。
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