-Have you ever seen the Wind?-

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10x25 STABILIZED・衝動買い

2022年05月02日 21時40分53秒 | 日記
誠、お恥ずかしい限りで衝動買いでございます。

小金があったわけでもなく、家電量販店のGW特集の一環で店舗購入はポイント3,000プレゼント!これに引っ掛かってしまいました。そのうえ若干とはいえ現金値引き。うーむ。手元のポイントもあったので、ええ~い!ままよ!!

ネットで最安値を探せば、それはあったのでしょうが。(;^ω^)

まず他機種の同型サイズの防振双眼鏡があり、覗き比べるとこれだ!とはなってしまいました。

10倍の双眼鏡は通常使用することがなく、やはり覗いてみるとその凄さは良く分かります。

とりあえず、既にお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが写真で紐解きましょう。

【双眼鏡 写真】


広げた姿。小顔の方ですとここまでは、通常広げないでしょうか。赤を選びましたがグリーン、ブルーもあります。


アイピース側にはキャップがあります。ストラップを取り付けるとき引っかけるタイプで片方ブラリ。便利です。


折りたためば、通常のポケットクラスサイズです。違いは重量が気持ちある程度でしょうか?バッテリー室、電子回路分、やや大きめではありますが小型の部類です。
何故か対物レンズのキャップは無いです。フィルター入れられる???無理そうかな?可能なら25mmの保護フィルターは欲しかった。探したのですが30.7mmが最小、ガックシ。あれば買いたかった。

また、二つ折りタイプは、通常とことなり、目幅を合わせるのがツーアクションになります。しかもスイッチを入れないと合わせられません。


まずCR2の電池を一つ入れます。この双眼鏡は電池を入れ、スイッチを押さないと左側がシャッターが下りており、覗くことすらできません。また右側はレンズがぷらんぷらん???電池なしでは覗くことすら厳しいです。また壊れた!とは思わず、まずスイッチをON!、それでダメなら新しい電池を入れてみてください。修理はそれからです。


MONARCH HG 8x30との見た目のサイズ比較です。質量はMONARCH HG 8x30が450gに対し410g(電池除く)で、ズシリときます。
また防水ではないですので、屋外のフェスとかで突然の雨ですとバッグにしまわなくてはなりません。でも女性のバッグにも入る小ささ???

スイッチの位置は大変よろしく、押しやすいです。

【MONARCH HG 8x30との対決】

MONARCH HG 8x30は、まず実視界8.3°、見掛視界60.3°の覗きやすさ視界の広さは抜群で双眼鏡らしい見た目です。手に持った満足感も。


それに対し10x25 STABILIZEDは、実視界5.6° 見掛視界52.1°

まあ、覗き具合は窮屈ですが10倍でこの手振れ補正。ビックリ(;゚Д゚)

まず木々が風に揺れているのを余裕で観察できるのに対し、MONARCH HG 8x30はこんなに手振れで揺れてた?と自信を失うレベルです。

しかもブレに強い8倍です。これは正直自信喪失です。ただ以前にも書いていたように電子制御の防振双眼鏡は家電なんです。

生産終了後5年で部品の保有は無くなるとか。まあそれでも当面故障もなければ楽しむことは可能でしょう。


目幅は自分の場合こんな程度です。口径の割には大きく見えるかもしれませんが、小型の部類です。

【そもそも】

10x25とか8×30ってなあ~に?

それは最初の数字が倍率で、後ろの数字が対物レンズの口径です。基本スペックは、まずここで決まります。

この場合、一般的に8倍が低倍率で手振れに強く、30は口径30mmで明るく、昼間でも明るい視野を確保。

10x25ですと、10倍は良く見えますが、口径25mmでは全体的に暗くなるので、夜間や夕刻には弱い傾向です。見えないって話ではないです。またナイター観戦やドームでの夜のライブ鑑賞にも耐えうるスペックです。真っ暗闇は、正直どちらも大変ですが。で、10倍からがよく手振れに注意クラスでは一般的に言われております。
10倍でスタジアム観戦が可能なら口径25mm確保は贅沢で、比較的軽量コンパクトで完全に女性をターゲットにしています。
カラーもお洒落に三色です。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

なお天体観測には少々小型過ぎるので、本格的なものが、あってもいいのでは?とほざいている所です。電池もCR2では容量が小さいですし、覗きっぱなしでは延長戦とかアンコールギリギリ持つかどうか。


【10x25 STABILIZED・正直な感想】

テスト時はやや薄暗く、今にも雨が降りそうな薄暗さ。遠景の木々の枝などピントは色にじみがあり、この辺は気になる人には気になるレベル。正直今どきちょっとです。EDレンズは一枚もないのでしょうか?

まあそれ以外は意外とシャープで抜け良くですが、防振双眼鏡&コンパクト系であること以外、中々他の人に薦めにくいです。ただ価格は良く抑えたなといった感じです。口径差5mmで倍率違いは大きく、夕刻時、ここは8×30の方が明るいです。

特に良質な像を求める人には、イマイチガッカリな点もあります。ただ驚異の防振双眼鏡です。やまぽんちゃんも撃沈の防振ぶりです。

ただこのサイズに防振双眼鏡として設計生産したことは、取り敢えずのユーザーはやはりスポーツ観戦とかライブ鑑賞。もしくはちょっとしたお散歩がてらのバードウオッチングでしょうか?

野鳥用ならもう少し本気のモデルが出てきても良さそうなんですが、そうですねえ、せめて口径40mmクラス。倍率は10倍で十二分なので、その分実視界や見掛視界を広げてもいいと思います。電池は単三電池サイズで、エネループも使用可能など。

それから良くなっている点としては、覗くときちらつくといったことが少ないことでしょうか?これは非常に覗きやすく助かります。


ストラップは専用です。細いですが便利です。絡まって見えますが一応ニコン巻き。

ほとんどが金属露出、他はプラスチックやラバーです。主に金属が露出しており、傷に心配ですが高級感はあります。

手振れ補正ONのスイッチはそっと押せる位置にありますが、そのままピントホイールを回すのは、一瞬「?」と悩みますでしょうか?

接眼目当ても、クリック音の良い三段。カポッとハマります。ハイテク化されVRの名さえすて新たにSTABILIZEDです。

正直、昔のニコン製の防振双眼鏡は、お世辞にも見た目にカッコいいとはいえず、どちらかというと高倍率での防振双眼鏡に凝ってしまった感はあります。

ただこれは、洗練されたデザインで、つい衝動買いしてしまうクラスの製品です。

欧州御三家の本格派ポケットは正直覗いたことは無いんです。ただ御三家でも安物のポケットはそれなりの性能です。

それらを踏まえ、この価格帯で10倍防振双眼鏡を考えれば、かなりの支出ではありますが、そういった点でお薦めクラスでしょうか。

さっきの話と矛盾するのですが。評価は自分自身割れました。コストダウンでコンパクト化と防振双眼鏡というメリットは大きいです。

色がにじむっても、一般の方には分かりにくいでしょうし。でもEDレンズ投入は厳しかったのでしょうか?

それでもダハプリズムタイプで防振です。こんなにもコンパクトになるんですね。

【メーカーHP】
10x25 STABILIZED-概要 | 双眼鏡・望遠鏡・レーザー距離計 | ニコンイメージング

【まとめ】

既に購入して、満足しているのでご想像にお任せしますが正直「防振双眼鏡」凄いぜ!!

電子化の防振双眼鏡は家電だ!!まで言い切った、やまぽんちゃんですが反省。

ニコンには、本格派防振双眼鏡EDレンズ使用の「10×42ED STABILIZED」クラスがあってもいいように思われます。あれ?名前完成???

要は、コンパクトか本格的か。二種あれば、取り敢えず十二分だと思われますが、本格派が高価格ですと、ちょっと手は出せません。これは衝動買いクラスです。


これはストラップにひっかけるCR2電池のポケットです。こういう憎いアクセサリーに気遣えるのもニコンならではでしょうか?

是非ともダハで口径42mmEDクラスがあっても良いかと。これは贅沢な要望ですよね。既に熱い声援は届いているのでしょうか。

個人的には折りたたむとスイッチONにならない方が有難かったです。使いやすさ優先が故でしょうか。


【余談ですが】

これ磁石を使用しているのでペースメーカーを入れている方にはよろしくないのだそうです。

この注意書きは、もう少し書いておいた方が良いと思われます。

それからデモ機があってもスイッチONでないと見れないことは伝えなくてはなりません。誤解を招きかねないです。

なおブレのイメージは動画ではないので、手振れ写真を採用しているので、イマイチ防振双眼鏡の良さが伝わらないかもしれません。

オペラで防振双眼鏡10x25 STABILIZEDは、ほぼ無音です。静かに鑑賞することも可能でしょうか。



なんだかニコンの幇間になってきましたかね?

【追記】

一応ニコンの名誉のために書き加えますと

色にじみがあるとは書きましたが、一応ピントが合焦してしまえば、滲みは少ないです。また電線や電柱などの人工物で敏感に感じる傾向のようで、木々の緑とかですと感じにくいです。

また全面多層膜コーティングにより、10×25としては明るく抜けは良いです。ピントもシャープです。

歪曲収差は、やや糸巻き型。像面湾曲は残るが、見掛視界などを広くしなかったためか抑えられているように見える。(感じる)

収差は、やや残しつつも全体的に気にならないレベルに抑えつつ、小型化とコストダウンさせたようです。これで視界を広くと欲張ると大型化、高価格化してしまいそうです。



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