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最強保護フィルター・ニコン アルクレスト/ARCREST PROTECTION FILTER

2021年02月17日 17時30分07秒 | 日記
スマホカメラのエフェクトのフィルターではありませんので悪しからず。また最強の保護フィルターと申しましても2021現在においての個人的感想です。

フィルターと言えば、まず「ケンコー」や「マルミ光機」が国内独占していますが、カメラメーカーも昔から密かに製作しておりました。

しかし、カメラメーカーサービスセンターでも他社製のフィルターを清掃してくれたりしていて、申し訳ないのでメーカー純正を買い始めたのがきっかけです。

もう数年前ですが久々高級感あふれるアルクレスト保護フィルターが登場したのですが、一通り購入してしまったので新規購入にはなかなか至りませんでしたが今回奮発。






NIKON ARCREST PROTECTION FILTER 国産です。
脱プラから紙箱のニコンさんらしい金ぴかパッケージです!正直、汚れが目立ちイメージ写真が撮りにくかったです。また金色のパッケージはザックリ撮影ですのでご容赦を。(金色が!嗚呼。)
また中の保護ケースは今まで通りのプラのパッケージで便利です。フィルター交換の際使う場合、保管場所に余裕があるなら買うと少しするので保存した方がよいかと思われます。
やまぽんちゃん、フィルターケース買えないの。Σ(´∀`;)


【保護フィルターとは】

①カメラレンズのフロント側を耐衝撃、物とぶつかって主にフロントレンズが傷つくのを極力防ぐ。(ファーストショックは、レンズフードが通常受け止めます)

②レンズ本来以上の描写が加わってはいけない。また画質を落としてはいけない。(ゴースト&フレアも)

③個人的には風雪時の使用や着脱も多いので、扱いやすいこと。(クリーニングが楽なのは雨の日助かります)


個人的には、これらが保護フィルターの定義です。中でも①と②は重要な要素です。

保護フィルターと言えば、昔はスカイライトフィルターや紫外線カットフィルターが多く、単なるプロテクトは少なかったし純粋にプロテクトは比較的高価でした。しかしデジタル時代なら、なおのこと影響を与えない保護フィルターが理想です。

今まで、フィルターを装着すると何らかの悪さをしてしまうものが多かったので、突撃レンズである24-70mmや70-200mm以外は、ほぼ付けませんでした。

しかし、カタログスペックを全て受け止めるなら、ARCRESTは最高級の最強レベルです。


【昔粋がって】

やっちゃいました。保護フィルターなんて、ポートレイトや商品撮影では邪魔!ってガチャガチャやっていたら、ワイドのポートレイトレンズのフロントレンズコーティングに傷が。Σ(゚д゚lll)ガーン

撮影に影響はさほどなかったのですが、修理で1万円強で、当時安いような高いような?でした。

それらを考慮すると、保護フィルターは付けた場合が良いことが多いようです。昔はフードもメタルでしたから、カメラ二台ぶら下げてると、カチャカチャやるんです。

今までは、逆光などハレーションカットが大変でした。

でも、これならば!


これが大人買い?でも全部じゃないです。買えませんでした。また買い間違いも発生しました。フィルターが足りないです。

【問題はお値段】

安くなったとはいえ、50mmf1.4でフィルター径 58mm、実売¥5,000台です。

多くの大口径ズームレンズ径での77mmでは実売¥10,000台です。(いずれも税込み10%)

ただ、先に述べたように光学レンズ並みの性能ならば修理も考慮すると、やや安さを感じるかもしれません。

またカメラレンズの前玉交換などとなると、レンズの光軸、平面性も心配です。(メーカーは問題ないと言いますが、特に大口径レンズは。)


【個人的に気に入っいること】

画質の劣化や、ゴーストが出にくいことがあげられますが、独自の撥水・撥油コートの採用です。これでレンズ使用の際、フィルター交換などで指の油汚れ等お手入れしやすいでしょうか。雨の日のお手入れも楽そうです!

また片面反射0.1%も素晴らしいです。(因みにガラス面1枚で両面反射します。よってフィルター1枚で反射率0.2%?)

メーカースペックはこちらをご参考に。https://www.nikon-image.com/sp/arcrest/

レンズ本来の描写力に極限まで迫るARCREST(アルクレスト) | アクセサリー | ニコンイメージング

6項目の特徴を分かりやすく書いてあります。

また購入の際にはNDシリーズもあるので、注意が必要です。


ニコン ニュートラルカラーフィルターNC 

【何も付けないよりは】
ニュートラルカラーフィルターNC シリーズ がニコンに関しては安くなっています。

他社製もモデルチェンジした型が古くなったのは、お買い得です。

ガチャガチャ傷つけやすい現場では、無いよりつけた方が良いでしょう。正直、昔のL37cなどを見ると傷が凄いです。

いや!撮影に邪魔だから、おらっちは付けないもアリでしょう!私も長年付けないレンズは多いです。ただそれらは比較的ゆったりした撮影現場に限られます。

1本のレンズをオールラウンドに使用されるなら、逆光や夜景で外すという手もありますが。

また、中古のも生産終了品も、最早バラせないレンズでして、別の意味で保護する必要があります。


【希望としては】

マルミ光機 EXUSシリーズも好きでした。現在、保護フィルターは MarkIIです。こちらは「帯電防止」コートも施されています。この辺、くすぐるんですよね。
(MARUMIも高級タイプは安くありません。高級品です。大昔は安くて良いメーカーってイメージでしたが払拭です!)

フィルターなど専門のメーカーはフットワークも軽く、モデルチェンジ、マイナーチェンジも早いようです。

ニコンさんには、このシリーズのNDフィルターの濃いやつとか、本気のC-PLくらいは出してほしいところです。どうしても色被りするんです。




【まとめ】

保護フィルターに限らず、フィルターは使用頻度に応じて傷みやすいです。使い方にもよりますが保護フィルターで10年とか、正直なかなか厳しいです。現在くらいリーズナブルになると、お買い得の保護フィルターと言えるのではないでしょうか?

保護フィルターも光学レンズの一枚と考えれば、ある程度の支出はやむを得ないと思われます。

今回、購入に時間がかかりましたが、ニコン応援の一環としてはこれくらいが現在限度です。正直それなりのレンズとか双眼鏡が買える価格枚数でした。


話は逸れますが、レンズカタログを貰おうとしてショック!もうFマウントの厚手のカタログは無いんです。Zマウントのカタログが厚くなっていました。

不滅のFマウントもここまででしょうか?しかし、ダブルマウント維持でメーカーの体力を温存できるとも思えませんが、個人的にはもう少し頑張って欲しいところであります。

他社メーカーも素晴らしいフィルターを製作するので、現在ニコンだけが最強の保護フィルターではなくなっていますが、これも日進月歩でしょう。耐久性も最強保護フィルターであると嬉しいとは望みすぎでしょうか?


P.S

強度の強い保護フィルターありましたけどARCRESTより高価です!!(2021.02現在)

マルミ光機 MARUMI EXUS LensProtect SOLID 77mm で実売価格¥14, 000台。(税込み10%)
従来品よりも7倍の強度がある強化ガラスを採用し、反射率0.2%を実現した可視光に影響を与えない、無色透明なレンズ保護フィルターです。帯電防止・撥水。防汚コーティングを備え、レンズ本来の描写力を最大限に発揮します。とHPに書いてあります。
ビックリ。Σ(・ω・ノ)ノ!

ここまでくると、中古品のレンズで気軽に遊びたくなりますが、現実逃避はいけません。仕事用は仕事用でピシリと決めなくては!!

ARCRESTは、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRには取り付け&取り外しがやややりにくかったです。枠が薄いのでラバーが引っかかるようでした。使えないわけではありませんが、これはNCフィルターにしました。
このレンズ2013年発売なんですね。やまぽんちゃんも年取るわけです。なお個人的にはワイドにも特化した薄枠は、あまり好きではありません。冬季は指が凍えフィルター交換がやりにくいのです。C-PLはことのほか外しにくいです。爪と指の角質が落ちるものね。(他メーカーですが)



【追記】

なるほど、多層膜コーティングでゴーズトが出にくいのか!?そのうえでの撥水・撥油コートの採用、ありがたや~。
昔のフィルターは今より強度はなかったけれど、割れてくれてレンズをガードみたいなところはありました。
因みに独立して自腹で購入するとレンズやカメラの落下は、まずやらかしません。仕事何十回分の稼ぎか頭の中で電卓がたたかれます。ちーん。