翡翠の様な美しい色の体をもつ野鳥「カワセミ」。
その美しさゆえ「飛ぶ宝石」とも呼ばれています。
カワセミは、全長約17cmある小型の野鳥です。
体の大きさに対して、嘴が非常に長く、魚捕りが非常に得意な野鳥です。
日本全国に分布し、土崖に横穴を掘って巣をつくります。
一般的には、池や川などの淡水域で魚を捕る姿をよく見かけますが、離島のような環境では、海岸で魚を探すこともあるそうです。。
森の中を流れる渓流、都市近郊地の池や沼などで、木の枝に静かに止まって、見下ろす姿をよく見かけます。
カワセミを見つけると、やっぱりテンションが上がりますね。
木の枝に静かに止まっているなーと思って観察していると、突然、水中に飛び込んで魚を捕獲したり、水面をかすめるように一直線で飛んだりする姿を見せてくれると、さらにテンション、上がりますね!
以前、カワセミは、失われていく自然の象徴みたいな感じに扱われていました。
人の生活が流す汚水によって、川が汚され、カワセミが住める川がなくなったからです。
それが、今では、都市近郊の池や沼、川でもカワセミが住み着き、昔のようなイメージが薄れています。
実は、都市近郊の池や沼、川が、カワセミが定住できるくらいの美しさに戻ったわけではありません。
キレイな川に生息するメダカやオイカワなどが、川が汚れるとともに減少し、カワセミも減少しました。
そして、今の汚れた川でも生息できるフナなどが増え、再び、カワセミが戻ってきました。
カワセミは、川の魚を捕獲するので、川に魚が増えれば、定住することができます。
川の環境が美しくなったから、カワセミが戻ったわけではなく、現状の川の環境で生息・対応できる生き物たちの存在が、カワセミを呼び戻しただけです。
いずれにしろ、この美しい体は、美しい川が似合っています。
ぶっちゃけ、濁った川に飛び込むカワセミなんて、嫌だ!
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