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メリケントキンソウ! IN新庄総合公園

2013年05月12日 | 危険な生き物のお話

 今回も山とはまったく関係のないネタですが、とっても大切なことなので、読んでくださいね

 

 和歌山県田辺市にある新庄総合公園。
 遊具も豊富で、花壇に芝生、緑化樹も多く、暑い日にはミストが出たり、休日には多くの家族で賑わっています

 公園の雰囲気は、田辺市のホームページをご覧ください

 → http://www.city.tanabe.lg.jp/kanri/shinjo_park/sisetu.html

 ちなみに、平成23年5月に全国植樹祭が開催された場所でもあります。

 公園には、天皇陛下と皇后陛下がお手植えした「ヒノキ」、「イチイガシ」、「ヤマザクラ」、「ナギ」、「ウバメガシ」があります。

 いずれも、和歌山県の代表的な郷土樹種です。

 

 そんな新庄総合公園に、危険な植物が蔓延しそうです

 以前にも紹介しました、あの「メリケントキンソウ」を発見

   → http://blog.goo.ne.jp/yamaikora/d/20130309

 Merikenntokinnsou_insinjou01 Merikenntokinnsou_insinjou02
 な~んか、どっかで見たことあるな~・・・と見ていたら、ヤツでした

 

 メリケントキンソウは、キク科の植物で、原産地は南アメリカ。

 ちゃっかりと日本の芝生に馴染んだ帰化植物で、今、危険な植物として、注意喚起されています。

 日本では、1930年に和歌山県で発見されたそうですね。

 

 メリケントキンソウは、4~5月頃に花が咲き、5~6月頃に結実します。

 この結実した時期が大変危険です。

 何が危険かというと・・・実にとっても痛いトゲがついているからです。

 Merikentokinsou03(←サンダルの裏に刺さる。)

 芝生の上で、手をついたり、腰をかけたりすると、グサっとささります。

 固まりの上だと、なお大変な目に遭います。

 

 大人も子どもも注意が必要です。

 メリケントキンソウが蔓延すると・・・・

 芝生の上で、お弁当が食べられない

 芝生の上で、ゴロゴロ出来ない

 芝生の上を、裸足で走れない

 

 なんてことになります。

 

 メリケントキンソウを駆除するには、まだ結実していないこの時期(4~5月)に手や草かきで刈り取ります。(大変ですが・・・)

 除草剤という手もありますが、公園とかではあまり使えないでしょうし、芝生も枯らせてしまいます。(芝生だけを残す除草剤もあるらしいですね・・・。)

 新庄総合公園のメリケントキンソウをよく見ると・・・

 Merikenntokinnsou_insinjou03

 まだ軟らかいですが、トゲトゲしています。

 刺さると本当に痛いです。

 刺さった実を放り投げると、今度は、そこで発芽して、分布が広がります。

 僕の見た限りでは、この1株でしたが、この広い芝生の中で1株ってことはあり得ないと思います。

 まだまだ数としては少ないと思いますが、これが広がって、被害者が続出すると問題になるでしょうね・・・。

 皆様のまわりでも、蔓延している、もしくは、し始めているかもしれません。

 本当に危険な植物なので、5~6月頃の芝生は要注意です。

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