植林から伐採までの一貫施業に加え、製材も手がける「株式会社柴田産業(岩手県二戸郡一戸町)」さんの事務所へ訪問。
実際、弊社の事業として「何が」出来るのか、未知数ではありますが、人脈づくりも事業を進める上での投資と考え、本日より3日間、東北地方に出張しています。
株式会社柴田産業さんに関する情報は、下記URLからご覧下さい。
岩手の山を元気にしたい!社会貢献をコンセプトに活動する(株)柴田産業 (sangyou348ta.wixsite.com)
岩手県の地理は分からないところではありますが、柴田産業さんの作業エリアは、岩手県の中でも緩傾斜地が多いということで、次世代型ハーベスタ Highlander 4W(オーストリア・KONRAD 社製)と次世代型フォワーダ 1050F4(スウェーデン・Gremo 社製)を取り入れ、新たな作業システムを構築したという点で、注目されています。
詳細はこちらのURLからご覧下さい。
【路網の整備と併せた合理的な林業機械作業システムの導入】 (maff.go.jp)
高価な機械の導入と作業システムと言ったこの手の話になると、減価償却や稼働日数を指摘されがちですが、柴田産業さんは、自社で製材もしているので、素材生産部門で稼働日数が足りなかったとしても、導入により会社全体がプラスになったという点で、導入した効果もあり、現在、High landerを2台所有しています(1台は減価償却済み)。
とは言え、導入にあたっては、かなりの挑戦だったと思います・・・。
社長さん自身、成長志向・上昇志向をすごく持っておられるので、この先も成長していく企業だなと感じ、良い刺激をいただきました。
造林部門では、mont-bellと連携し、苗木袋(苗木リュック)を作られたと言うことで、弊社も1袋購入させていただきました。
Highlanderの整備も自社で出来るよう、工具を詰め込んだ専用車を作り、他社で整備を依頼すると○十万~○百万円かかるコストを削減。
さらに、「ブーメランフレーム」という工法も開発。
造林~伐採~製材~建築までを手がける会社って、全国的にも珍しいと思います。
もちろん、どの地域でも真似できるわけではありません。
結局のところ、「その地域に適した」方法を模索し、地域経済をどのように回していくのか、考えて考えて、試行を重ねて、と言うことですね。
組織は人の集まりです。
人の成長志向・上昇志向が停滞したとき、組織も停滞します。
現場に対してPDCAサイクルとか、言ってますが、経営も同じ。
今が良ければ、それでいい。という考えの下、思考を停止してしまうと、組織の成長は望めないと思います。
経営の在り方やこれからの林業の在り方などなど、共通点が多く、終始、盛り上がりを見せた1日でした。
明日は現場で、Highlanderの活躍を見てきます!