100年ぶりに紀伊半島で発見されたサクラの新種「クマノザクラ」。
実は、和歌山県古座川町では、昔から「古座川町のヤマザクラは早く咲いて、桃色で美しい。」、「古座川町のヤマザクラは二度咲く。」などと言われていました。
桃色で美しく早く咲くヤマザクラが、おそらくクマノザクラのことだと思います。
ヤマザクラが二度咲くというのも、一度目はクマノザクラ、二度目がヤマザクラということだと思います。
クマノザクラの方がヤマザクラよりも早く開花するので。
自分なりにクマノザクラを探し歩いて、お気に入りを見つけたので、挿し木に挑戦しました。
サクラの挿し木は品種によって、発根率が異なり、ソメイヨシノやオオシマザクラは挿し木が容易なんですが、ヤマザクラは難しい・・・。
クマノザクラはというと・・・ヤマザクラ同様、難しいぃー。
2019年の春、クマノザクラの穗木を31本採取し、挿し木しましたが、葉が開いたのは、たった5本・・・。
まぁ、確率的にはそんなもんでしょう。
しかし!
我が家のニワトリが穗木を抜いたので、全滅・・・。
これが、生き残っていた5本のクマノザクラ。
穗木の切り口をよーく見てみると・・・
カルス(癒合組織)が出来ていた!
上手くいけば、5本とも発根したかもね。。。
抜かれてしまっては、どうしようもないんだけど。残念・・・。
また、来年の春、挑戦しようかなー。