先日、80年生のスギ(直径65cm・樹高25m以上)を伐採した際、前回ご紹介した「ロープにもやい結び」を行ったので、前回に引き続き、そのご紹介を。
今回のように大木の立木を伐採する際、最初、糸に重りを付け、ロープをかける枝に向けて放り投げます。
なお、僕は林家でもなく、伐採系のお仕事をしてるわけでもないので、あまり専門道具を持っておらず、身近な道具で代用したりしています。
無事、目標の枝に糸をひっかけられたら、放り投げた糸の先にロープをくくりつけ、その糸を手繰り寄せます。
重りはフックを兼ねたモノを使用してますが、枝に引っかかりやすいのが難点・・・。
あと、糸はツリークライミングなどで使われるスローラインなどがイイかと。
僕みたいに安くあげるため、普通の糸でやってしまうと、切れやすい・・・
こんな感じです。
立木にロープを巻き付けることが出来たら、ロープにもやい結びをします。
結び方は、もやい結び ~ロープにもやい結び~、もやい結びの記事をご覧ください。
結べたら、あとは引っ張るだけ。
高い位置にロープを投げて、ロープにもやい結びを行い、引っ張ると一番高い位置でロープを絞めることが出来ます。
あとは、伐採するだけ。
今回は、道の隣接し、重心も道側に偏っていたので、プラロックを使って、伐倒しました。
きちんと結べていないと、ロープが解けてしまいます。
最初の頃は、胸高の位置で、何度も練習をして、グッーと引っ張っても、解けないか試したり。
理屈的には「アイ加工ロープ」と同じですが、すべてのロープを輪に通さないとダメですし、回収も大変です。
でも、この方法だと、結び目をほどくだけで。
ちなみに、結び目が高いところにあるので、伐採するまでロープは回収できません。