山田勝の元気な日常

明るく元気が取り柄というけれど、日々思う事あり…、
そんな日常を何かに残したいと思って開設した初ブロク。

脳腫瘍と闘った鈴木君

2007-05-23 | Weblog

松戸1中3年1組 担任:飯田智市 教諭 (現在松戸四中)
亡き級友へ、手作り卒業証書
 
松戸市立第一中学校(平成15年渡邊和夫校長)で14日行われた
卒業式で、一昨年4月に脳腫瘍で亡くなった3年1組の鈴木洋介君
(当時13歳)のために同級生達が作った「卒業証書」が母親の身和子さん
(43)に手渡された。身和子さんは予期せぬ出来事に驚きながら、
「みんなの姿を借りて洋介を見た」と感動を語った。

洋介君は、小学校5年生の時に脳腫瘍とわかった。
手術や放射線治療を受け、中学校の入学式に出席したが、
登校できたのは14日だけ。
2年になったばかりの一昨年の4月14日に亡くなった。
 同級生達は、陽介の死を受け止め、学級目標を「今を生きる」に決めた。
陽介君の机には、花が絶える事無く、陽介君をクラスの一員と考えていた。
実際の生徒数は41人だったが、生徒達は「いつも1組は42人」と言っていた。
(担任の飯田智市教諭)

卒業式が近づき、生徒から「陽介も一緒に卒業したい」と言う声が上がった。
全員で相談し「三年一組として卒業証書を作ろう」と、決めた。

この日式が終り、退場する途中、1組の生徒達は、保護者席の身和子さん
の前で立ち止まった。
代表の沼尻昭君が「卒業証書」を読み上げた。
そして、クラス全員で「1組は42人で卒業します」と、声を合わせた。
「全員の気持ちを込めました」と沼尻君。

身和子さんは「本当にびっくりしました。成長した同級生たちの姿を見て、
よかったなぁと思いました」と話しました。

※この文は平成15年3月15日の新聞の記事です・

 ディズニーランドのお子様ランチ 

2007-05-22 | Weblog

数多くあるディズニーランドのレストラン。
そのひとつに、ある日三十代半ばを過ぎたくらいのご夫婦が来店されました。
接客したのはアルバイトの若い女の子です。
ご夫婦をテーブルへと案内し、注文を承りました。
先にご主人が注文しました。そして奥さん。最後に奥さんが、
「お子様ランチをひとつお願いします」と、追加されました。
ご夫婦お二人だけです。
それに、それぞれご自分の注文が終わった後のことです。
アルバイトの若い女の子が確認します。
ご主人が答えました。
「ええ、お子様ランチをひとつ追加してください。私達には子供がいました。
その子は、なによりディズニーランドが大好きでした。
一日遊んだ後、このレストランで
お子様ランチを食べるのが、特別の楽しみでした。
今日はあの子の誕生日だった日です。
いつものお子様ランチをお願いします。」
女の子は「はい」と申し上げ、ご夫婦のテーブルを離れました。
そして戻ってきました。
彼女は子供用のイスを運んできたのです。
ご主人と奥さんの間に、小さな子供用のイスが静かに置かれました。
ほどなくして運ばれたお子様ランチ。
誰も座る事の無い、小さなイスの前におかれたお子様ランチには、
ミッキーマウスのカードが添えられていました。

     「いつまでも、お誕生日をお待ちし続けています」

私が彼女だったら、いったいなにが出来たでしょうか?
有名なディズニーランドの接客マニュアル。そこに一行も載っていない事を、
彼女は自分の心のままにしてあげられたのです。
あなたが彼女だったなら、いったい何をしてあげられたでしょうか・・・・・
つらい時だからほほえむのです。
悲しい時こそ笑顔が必要なのです。
心を満たすことがかなわぬことでも、心を癒す事を忘れないでください。
     ディズニーランドのお子様ランチ・・・
彼女はいつも私達に心の姿、心のありようを純粋に問い掛けています。

子どもを守るには

2007-05-19 | Weblog
激動の毎日、様々なことがめまぐるしく起きております。
毎日過ごす町を安心・安全に保ちすくすくと子ども達が育つ環境
を創るにはどうしたら良いのでしょうか。それには我々が現実を
直視し、真剣に対処する必要があります。
近年、町が犯罪にもろくなっている現実があるとのことです。

原因1:犯罪や事故が起こることを考えないで住宅や公園や道を
    創っている。
    見通しが悪く事故や犯罪があっても気づかない所がある。
    (緑がベールになっている所も要注意)
    車が犯罪に使われやすい(中の見えにくい車)
    都会だけでなく、地方でも重犯罪が多発している。
原因2:コミュニティーの衰退。
(コミュニティーが無くても生きて行ける)
    向こう3間両隣がない(プライバシー侵害のみ優先)
    子どもは地域で育つと言う認識がされていない。
    地域関係なしと言う親の感覚はマイナス。
    地域社会を安全にする為の協力体制の確立が重要。
    バラバラの人の集まりの地域では子どもは守れない。
原因3:警察を中心とした行政の責任。
    網の目に配置された交番はあるが、住民の生活から、
    離れている。(住民密着型の推進)
    地域住民の連携だけでは対処できない犯罪は、プロであ
    る警察にお願いする。
    
対処方法  1.空間を見直す(危険箇所、視角)
      2.コミュニティーの推進(小学校学区域)
      3.行政と地域の結びつきの強化

具体的な活動   ※小学校は地域作りのオアシス
      1.子ども達から、町の危ない箇所、危険に有った
        場所を聞く。(犯罪、危険箇所のマップを作成)
      2.実際に危ない箇所を見て歩く。
        (地域・PTA・学校・自治会・商店街みんな
         で協力して行う事が大切。)
      3.どのように実行するか。具体的に実行計画を作る。
        ●街路灯の設置、踏み切り歩道の設置、警告表示
         視界の確保、通学時間帯車両通行止め、パトロール、
子ども110番、連絡網、その他地域犯罪事故防止対策と町づくり

子どもの安全は母の願いです。お父さんも一緒になって子どもの環境を創りましょう。


洋子ちゃんの願い

2007-05-18 | Weblog

私どもで、毎年、沖縄、岐阜、福島、北海道で重度の障害者を招いて、
一般人と一緒にキャンプ大会をするのですが、数年前に沖縄での、
一人の娘さんのことをお話ししましょう。
それは洋子ちゃんという17才で、車椅子で、
おしめが外せないという状態の女の子です。
ある年の沖縄でのキャンプの時でした。丁度七夕の時でしたので、
私が車椅子を押しながら、「洋子ちゃんも、何か願い事があったら、
言ってごらん。私が短冊に書いて吊るしてあげるから」と言いましたら、
「別に何もない」と言うので、「そんなこと言わないで、
みんなも空を飛んで沖縄に来てみたいとか、海をずっと潜ったまま、
どっかに行きたいとか夢のようなことを書いてるのだよ。だから洋子ちゃんも、
手足を自由に使って走りたいとか、願いごとをしたら」と言いましたら、
「先生、ご免なさい。やっぱり無いな」すると
お母さんが「そんな可愛げのない娘に育てた覚えがない。
あんただってきっと何かあるでしょう。素直に言いなさい」
と思わず大きな声を出すと、「だって本当に無いものは無い」という始末です。
その時、私は頭から冷水をかけられたような気がしました。
現実にはそんなことを書いても、そう簡単に手足が動けるようになるわけがない。
それをいとも気安く言うなんて、何と失礼なことを言ったんだろうと思い
「ご免なさいね、気がつかずに失礼なことを言って」と心から詫びました。
彼女は「先生、いいのよ。気にしないでね。それほど言ってくれるのなら、
夕方までに何か考えておくから」と言ってくれました。
夕方になって車椅子を押しながら、みんなが短冊を笹の小枝に結び付けるのを見せながら、
「洋子ちゃん、ああいう具合にするのだよ」と言いますと、
車椅子を押している私の手をとんとんと叩いて、
「どんなことでも書いてもらえる」と言いました。
「ああ、いいよ」と言ったら、何と言ったと思いますか。
私の全く予想もしなかったことでした。
「神様、どうぞお母さんより一日早く死なせて下さい、と書いてくれる」
17才の女の子にとって、母さんがいなくなったあと、誰がおしめを代えてくれるのか、
又誰がお世話をしてくれるのかなあということが、一番心配で、心配で堪らなかったのでしょう。
更にもう一つ、うがった見方をすれば、ずっと世話してくれたお母さんに
何も孝行できなかったけれど、せめて母さんより一日でも早く死んで、
私のことを何も心配しないで生きれるそんな一日を、プレゼントしたいという
乙女心の優しい思いと、切ない祈りが込められているような気がしました。
私は一瞬、胸にぐっとくるのをこらえながら、その通りに短冊に書いてあげて、笹に吊るしました。
暫くして炊事の当番をしていたお母さんが走ってきて、
「先生、洋子が何か書いて頂いたそうですが、何て言ったんでしょう」と聞かれましたので、
あそこにかけてきたから、見てきてごらんと言いますと、
それをじっと見ていましたが、やがてやってきて、
「先生、私にも一言何か書かして貰ってもいいですか」
と言うので、どうぞと言いましたら、こう書かれました。
「もし、神様がいらっしゃるなら、ぜいたくかも知れませんが、娘より一日長生きさせて下さい」
そして、二つの短冊を、揃えて吊って、じぃっと両手を合わせて拝んでおられました。
私はこんな出会い、本当は喜べないと思うのです。こんなのをニコニコやれっといっても、
誰にもできないと思うのです。だけどいくら歎いても、どうにもならないその世界を捕まえて、
なんとかというお母さんの祈りが、洋子ちゃんの心を広げていくのです。
さいごに彼女が私等に言ってくれたのは「先生、私が体が不自由なのは、
神様が、私ならきっと苦しみに堪えられると思ったのよね。私は神様に選ばれたのよね」
と、振れない手を一生懸命振りながら帰ってくれました。

伊勢修養団の中山先生の話です。障害のある方を社会で支えて行きましょう。



子どものために

2007-05-17 | Weblog
先日、新松戸学童クラブで、交流会が行われました。
初めての参加でしたが、敷居の高さも無くなごんだ雰囲気の中で
楽しく行われました。5月27日にバーベキュー大会が行われます。
その打ち合わせを兼ねて集まったのです。
子どもたちの未来は、今の我々が道を作ってあげねばならないと
気持ちを高めていきたいと思います。
平和で安心できる環境を維持し、未来へつなげてこそ世界の未来が
あると思います。

格差を感じる

2007-05-13 | Weblog


平成不況も通り過ぎ、好景気到来!という実感が全く感じられない中
大手企業の売上、経常利益、過去最高!との話がマスコミの報道にありました。
過去、日本は戦後の復興以来、国内生産、内需の拡大とたくましい経済成長を続けてきました。
平成バブル崩壊を迎え、右肩上がりの経済にピリオド。全てが番狂わせ。
長いトンネルも抜けたように思えるが、仕事の流れが変わりすぎたようで、あわてて軌道修正。
利益を上げている、大手企業は生産手段を海外へ移行。国内生産低下。零細企業の行き場無し。
これからの日本は、どうなるのか心配であります。職のない若者。苦しさと緊迫感が感じられない。
今一歩、日本の将来を考え行動を起こしたいと思っています。

職人技

2007-05-10 | Weblog
昔は、様々な物が手で作られていました。
今は機械化が進み手で行う作業が減っています。
機械の進歩は目覚しく、コンピュータとの連動で、
大変便利になりました。
しかし、全てが機械で出来るわけではありません。
特注品、単品物。考えながら、微調整をしながら
昔からの職人技がやはり必要です。
心を物に刻み込みながらの物作りは素晴らしいものです。
※写真はアクリル樹脂板の加工風景です。