裏やまちゃんchronicle

日常も非日常もまだまだ続きます。

鱗の行方

2006年09月06日 | “I”novel
着いたのが遅かったので、ごはんを食べたら結構、いい時間になっていた。 伊藤さんを残して、お風呂に入った。 改装のために宿泊客の制限をしているだけあって、静かである。 お風呂も、すいていた。 鱗の痛みが蘇る。 でも、今の私の左腕には、鱗の記憶すらない。 伊藤さんの鱗にも効きますように…。 部屋に戻ると、伊藤さんの気配はなかった。 たぶん、お風呂に行ったのだろう。 朝風呂に入れる時間に目覚ましをセッ . . . 本文を読む