姓名判断:八十一数簡略表によると自分の名前は、
・天格(苗字合計)・人格(苗字の下の一字と名前の上の一字の合計)
⇒吉数:万難突破、意志強固、財運強いが自我の数。
・地各(名前合計)・外各(苗字の上の一字と名前の下の一字の合計)
⇒大吉数:漸進的、大発展、温和誠実、才知強運大吉数。
・総各(姓名合計)
⇒大吉数:富栄盛大、財と名と人に恵まれる吉数。
両親に、感謝である。
“前向き”
“明るい”
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やまちゃんはお風呂が大好きで、普段はバスタブに浸りながら読書をする。
入浴用の本は、軽めの内容で、多少ふやけても問題ない本を選ぶ。
とはいえ読み終わったら即、●ックオフ行きである事を考慮しなければならないが。
予定のないお休みの前の日は、
“今日は、真剣に入浴するぞ~!”
という日がある。
入浴用の本と飲み物を用意して、だらだらかつ、真剣に入る。
飲み物はミネラルウォーターや野菜ジュースがメイン . . . 本文を読む
本当に、急だった。
あっけなかった。
A先生は、二度と会えない人となってしまった。
A先生から渡されていた結婚届に、そっと自分の名前を書いた。
そして誰にもわからない場所に、隠した。
いつか、今度こそ、本当に苗字が変わる日が来たら。
その時は処分しよう。
でもそんな日は、2度と来ないとどうしても思ってしまう。
それにしても、何故もっと、優しく出来なかったのだろう。
何にもしてあげられなかったね。 . . . 本文を読む
“いいえ、特にいません。でも・・・。”
自分でも驚く位、自分の事を一生懸命に話した。
そして異常に欠けている部分と、突出している部分に苦しんでいることを話すと、
“そういう部分に惹きつけられた面もあるから。”
と、肯定してくれたのが嬉しかった。
一生懸命、聞いてれたA先生に、
“愛とか恋とかまだよくわかりませんが、自分もA先生に対しては素直になれます。”
と、言った。
そして、
“女らしくもない私 . . . 本文を読む
(えぇ~、今度は何?)
A先生はハンドルに手をかけたまま自分の方を向いて、
“君はどこまでもバカだ。”
と、静かに言った。
“えぇっ、それはA先生から見たらバカですけど、何もそうはっきりと言わなくても・・・。”
再び、A先生は前方を向いた。
もうすぐ、今日が終わる。
A先生と私が乗ったA先生の車を追い越す車も、随分とスピードを出している。
A先生は、再び口を開いた。
“好きだから、好きでもないチ . . . 本文を読む
そこは、たまにひとりでぼぉっとするためだけに訪れる、いつも空いているファミレスだった。
適当に食べるものを頼んで、ドリンクバーのコーヒーで一息ついた。
“毎年、チョコレートはどうしているのですか。”
“全部、実家に持ってかえっているよ。おふくろがどこかにあげたりしているらしいよ。”
“おかえしとかしないのですか。”
“しないよ。大体、誰から貰ったか覚えていないよ。関連病院やバイト先の看護“婦”や事 . . . 本文を読む
“いや、だって・・・。”
しどろもどろになっていると、A先生は、
“だってB先生は、貰ったって言ってたから。”
“あ、B先生は14日がちょうど研究日だったからです。でもA先生は研究日じゃなかったし・・・。”
と言うとA先生は、急に間の抜けた顔をして、
“え、たまたま研究日だったからって事?”
“えぇ・・・。”
研究日は、曜日で固定されていたのだった。
“あ、そう。”
一瞬黙ったと思ったら、今度はA . . . 本文を読む
A先生の後について研究塔のエレベーターに乗ると、A先生はRのボタンを押した。
(屋上?又わざわざ寒いところに・・・。嫌だなあ、困ったなあ・・・。)
2月半ば過ぎの夕暮れ時、研究塔の屋上には当然の事ながら人の姿はなかった。
突然、前を歩いていたA先生が立ち止まり、自分の方を振り向いた。
(理由はわからないが、怒っている・・・。)
A先生は、両手に下げた紙袋を自分に差し出して、
“中を見て。”
言われ . . . 本文を読む
あんなに完璧な人は、今も昔も知らない。
医者で実家がお金持ちでモデル並みの外見を持ち、いつも女性に囲まれていた。
それなのに浮いた噂ひとつなく、誰に対しても態度が変わらないので、同性からも好かれていた。
自分といえば。
あまりにも完璧過ぎるA先生は、自分とは別の世界のひとだと思っていた。
まして自分は。
みんなが普通に出来る事が出来なくて、子供の頃から不自由な思いをしてきた。
でも大人になるにつれ . . . 本文を読む
もう、時候だと、思う。
ある晴れた日曜日の午前中、高速道路を一人で運転していた。
スピードは、100KM以上は間違いなく出ていた。
緩いカーブを曲がる瞬間、
“!!!”
ギフト用のコーヒーや食用油の入っているサイズの箱が車線中央に転がっていたのである。
反射的に避けようとしたらハンドルがとられ車体がぶれたと思ったと同時に、車がガーン、ゴーン、ガーン、ゴーンと、車線を飛び越えて両脇のガードレールに . . . 本文を読む