滝の道

とまってごらん其の道を

ながめてごらん過の道を


滝はみえたかな?

早戸大滝

2007年02月27日 | 神奈川

神奈川県丹沢山系、早戸川上流にそびえる早戸大滝。その道は険しく遠い。が、関東近辺に住む滝者には避けてはならぬ道、難道である。


2/25(SUN) 9;00 マーキング箇所の丹沢観光センター(閉鎖中)先の林道に駐車。同行者は同僚、M嬢、その友人S嬢。ふたりともなかなかの女滝者だ。場所が場所だけに念入りな準備をし、登山道入口までを歩く


9:30 林道終点、早戸大滝への入口に着いた。アリナミンAいっき飲み、SM嬢もそろってゴックン。さぁいくぞっ!

右手に鹿よけゲージを見ながら、登る上る。

9:45 造林小屋だ。中を覗く。きたない。もう誰も出入りはしていないようだ。

下る降る・・・。 ハシゴ状の橋が体重をかけるとミシミシときしむ。崩れたら、千の風だ! わたしのお墓の前で泣かないでください。「泣かないっ」とSM嬢、ガクッ

10:00 川辺だ。これからは沢登りのように川沿いを進む。ごらんのように丸太橋もある。でも落ちたら大変、ヤマビルがいるらしい!この虫、張付いて血を吸う時、モルヒネのような成分を噛み口に注入、痛みを感じさせず、人間様に気付かれない様にするという。そして、なんとおまけに血液サラサラ液も発射、あっ と思った時は血がダラダラ~。うわぁ~、いやだ~。SM嬢にはもちろん内緒である。

10:20 大きな岩に"キケン"と書いてある。わかっています。SM嬢もうなづく。
何度も渡渉をくり返しながら、目指すは重要マーキング地点の雷平だ。赤い目印も随所にあるし、よしっ、だいじょうぶやろ!

10:40 ちょっとひらけた河原、水の流れが左右に別れている。ここが雷平だっ!右に行くと、こちらも名瀑、雷滝があるが、今は迷わず左にGO!迷い場ベストワンがこの地点らしい。ご用心御用心、迷わずメモれっ!

ここまで来れば大丈夫、そんな安堵感が悲劇を呼んだのか、上の写真の渡渉地点で、見事なチン!下半身ずぶ濡れ、SM嬢、笑う嗤う・・・・ 休憩だ。

よしっ、再出発だ。歩く駆ける、飛ぶコケる。 

なんだっ、まさか、大滝か!
雷平から数分過ぎたとき、右方に滝が出現、「大滝は左のはずだが?」
にせ大滝だった。水量もちょぼちょぼだしね~

えっさっ ほっさっ ずんずんずん



11:20 お待たせしました、早戸大滝です。さあ、近づきましょうか。

一番下の滝壺です。  まだまだですね。

もっと近づくには、こんなとこ登っていかなきゃならないんです。頑張ります。

ん~っ む~んっ ぐぅ~ ちょえ~っ


がんばりました。最奥地の滝壺です。全体画像でちょうど真ん中くらいだね。

ほんとに頑張りました。でも大岩に阻まれ全貌は拝めません、それが幻の滝といわれる所以でもあるのですが・・・。
恐ろしく寒い滝壺で食べるトン汁とおにぎり、こんな御馳走はありませんよ。



素晴らしい余韻を楽しみつつ、雷平に戻ってきました。ちょっと寄ってきましょうか? SM嬢の了解を得て、雷滝を目指します。

思っていたよりハードです。道中、千の風になる箇所が多々あります。わたしのお墓の前で泣かないでください。「了解です」 きっぱりとSM嬢。

13:30 雷滝 到着。


15:00 無事帰還。

早戸大滝の道
 関東屈指の日本百曝のひとつ、都心からあまり離れていないにもかかわらず、あまりにも非道いあつかい(神奈川県!看板くらい治してね)。早戸大滝!あなたの道は、俺、いや多くの滝者が守り続ける。約束するよ、また会おう・・・・・・。






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2 コメント

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すごーい!! (ぷにょぷにょ)
2007-03-27 11:27:12
滝ブログ見ました。感激です。
なかなか滝を愛する人に今までめぐりあうこと
ができませんでした。うれしいです。
今後楽しみにしてます。
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こんにちは (yama)
2007-03-27 13:12:41
はじめまして、ぶにょぶにょさん 観てくれてありがとう。             滝を魅始めて、まだ半年未熟だけど、これかもよろしくね
返信する

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