けぶる稜線

ひいらぎのとげが語る

細長く黄色い星々とまるい赤ウィルスがじゃれあっている

2020-03-15 08:06:24 | 小説
ウィルスジャムのネバネバを掻き分け掻き分け街を行く
人が集まればクラスターよ、散れ、散れ
上空から3人以上の集団を監視し警告なしに射殺するイラク戦争時の米軍

政府チャーター機で邦人救出に向うと大見得を切る首相
ウィルスでべたべたの避難者を空港から帰宅させニカッとする政府首脳たち
厚労省との連携プレーより青い海の見える葉山でゴルフプレーよと茂木外務大臣

危機意識など相模湾の波の中にすたこらほいさっさのご英断
要請・自粛という名の命令に困惑しながらもひれ伏す中世農奴並みの国民
鎖国の再来か、はたまた徳川幕府の末期症状か

舌先からほとばしる甘い汁ばかりの応援団との会食
批判されれば意見交換の場だというひねり文句に化けている
黒塗り専用車で乗り付け、高級酒で消毒し、安全よ、あたふたするな

子猫のちょっかいのように野次を飛ばす安倍首相
トランプにしなだれかかり、傲慢・不遜、裸の王様の日本版は内弁慶首相
拉致問題も北方領土も「私の代で」「私の力で」解決よと蜃気楼を睨んでいる



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