けぶる稜線

ひいらぎのとげが語る

棚の上で埃まみれになっていた断片

2017-11-30 12:37:20 | 日記

音立てて
凍りつく窓枠
目覚ましか

笹を揺らす風
畑に打ち捨てられた人参
セリが生えていない畦道
飛び去るカラス
影を踏む人・踊る人
雑草の生えない畑
コンクリートで隅から隅まで固められた分譲地
水の流れていない川という名のU字溝

不可視光を見ていた私
ワラ山で日向ぼっこ、太陽との交わり
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乾ききった野に倒れ喘いでいた日々

2017-11-29 11:46:52 | 日記

照り返し
我はタジタジ
金も無し

ドクダミよ
我が絵をしのぎ
そそと咲く

その昔
麦飯食え言われ
今は買えぬ (故池田隼人首相は、貧乏人は(安い)麦を食えと暴言を吐いた)

夏草の芽
我が感情より赤き茎
梅雨の草
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さよなら、さよなら、タンカーの底にはり付く貝になった

2017-11-28 12:46:04 | 日記
激痛の襲来で外出も散歩もままならぬ

さよなら、さよなら

今年の桜は見られなかったけど

新緑の乱舞はもっとすごい

自転車には乗れるのに歩くと電流の刺激が走る

銅像のようになれというのだろうか

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地球が壊れる前の 無気力な労働力集団

2017-11-27 12:16:59 | 日記

雪降る
黄土色の壁を背に
千変万化のデッサン

道を歩けば茶髪の群
生え際が
黒々とした影を作っている
旧フランス植民地人を蔑視したことば、ピエノワールの日本版か

どこかに髪を黒く染めた欧米人がいないか探した
いない、
稀に黒く染めた白人女性に出会った
が、 
爪も唇も黒く染めた彼女は特別な嗜好の持ち主だった

スウェーデンにいたとき、ある東欧系移民家庭の女性の栗色の髪を見ていた。眉は黒く濃い。どうしてなんだろうといつも不思議だった。何てことはない、地色の黒い髪だと周囲にいじめられるので染めていたのだ。「髪を洗え!」(スウェーデンでの有色人に対する軽蔑語)、といじめられていたのだろう。劣等感の現れが髪染めだったのだ。単なるファッションだよと日本人は言うだろう。が、無様な巨乳に憧れ、安上がりな空気の中に浸りたい劣等感が出ているのだ。彼女は、シャワーを浴び姿見に映る己の姿を見る度に虚勢を張る自分に嫌気が射さなかったのだろうか。(安倍首相まで髪に茶色を塗っている写真を見て、ああ、この人はトランプ大統領のような漂白髪人間(白いブロンド系になる)にヘーコラヘーコラする人間に属するのかと哀しくなった。)

埃の舞う公園のベンチで済ます昼
政府支給の栄養たっぷりの錠剤三粒だけ
その後は、スマホに見入るだけ
これ、食糧危機への対応か、
それとも、普段からの危機管理に徹しているのか

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渦巻き 底までかき回す

2017-11-26 12:46:56 | 日記
春風や
豆に誘われ
ハト一羽

グワグワと
飲み倒して
津波来る

湿り気が
体に刺さる
南風

原発事故の放射能汚染で
脳内に突然変異が生じた
猿の集団がいた

やがて、彼らは
文字を人間からもぎ取った
人類の祖先が火を手にしたように


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