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藁をも掴む24! 加藤 聡(中日)外野手

2012-11-16 07:50:00 | 今日の更新
加藤 聡(26歳・中日)外野 (大産大出身-09年中日育成)

蔵の入団前評価:指名見送り

大産大時代に見た時は、一発長打の魅力が選手。その時は、怪我のためDHでの出場であり、守備や走力はイマイチわかりませんでした。観戦機会が少なかったり、それまで気にして見たことがない選手だったので、正直映像としても頭の中には残っていません。

中学時代はあのダルビッシュ有が、最も衝撃を受けた投手として、加藤の投手としての才能を高く評価したほどの逸材。プロでは、打者としての入団でした。今年は、ウエスタンで54試合 2本 4打点 盗塁0 打率.165厘 。この数字の理由はよくわかりませんが、26歳の年齢を考えると、解雇されても致し方ないのかなと思います。

プロ入り後の毎年の成績をみても、入団1年目は0割台・2年目は2割台も出場回数が少なく、3年目は2割3分ぐらい打っていますが、長打力・走力での特徴を見出だせないで、4年目の今年は再び1割台。この成績を見る限り、プロに入る能力はなかったのかなと思います。

先日のトライアウトでは、8打数1安打3三振 かなり厳しい内容です。まだまだ若いのですが、NPBの再雇用はかなり厳しい状況と言わざるえないのではないのでしょうか・・・


藁をも掴む23! 柴田 亮輔(オリックス)内野手

2012-11-15 17:29:00 | 今日の更新
柴田 亮輔(25歳・オリックス)内野 (06年オリックス3位)

蔵の入団前評価:追跡級(結局その後確認できなかったので指名見送り扱い)

愛工大名電時代は、コンスタントに塁間4.0秒を切る脚力が目を惹く快速選手。その反面、遊撃手としては厳しかった守備力。打撃も、技術的にも力強さの部分でも物足りず、その成長を期待していた。ただ下級生~最終学年にかけての、目に見えた成長が見られず、高校からプロに入る選手としては、意識としてどうなのかな?という疑問も残っていた。

プロ入り後は、一年目からウエスタンで65試合に出場。遊撃手を中心に任されるが、9失策と不安定さを露呈。打率.185厘と(高卒ルーキーの目安は2割)、打力の物足りなさを感じさせた。結局、ファームではレギュラー級の選手に成長するものの、最後まで一軍に呼ばれることなく解雇される。

今年は、ファームで 58試合 1本 6打点 1盗塁(0失敗)打率.242厘 。気になるのは、今年の守備位置が、二塁と同じぐらい一塁手としての出場。更に、プロ入り後一番の武器になるのではないかと思われた盗塁が、僅かに1個。打撃は、ウエスタンで3割を打った年はあったものの、.242厘と今年は低迷した。守れない、走れない で、打撃でもアピールできなければ、解雇されても致し方ないだろう。

先日のトライアウトでは、5打数1安打 2三振 2四球 の内容だった。25歳とまだ若いが、NPBでの再雇用はかなり厳しい状況だと言わざる得ない。残念ながら、一軍で使ってみたいと、首脳陣に思わせるほどの部分がなかったということなのだろう・・・。



藁をも掴む22! 中村真人(楽天)が嫌酒

2012-11-14 07:56:00 | 今日の更新
中村 真人(30歳・楽天)外野 (シダックス出身-07年楽天育成)

蔵の入団前評価:指名見送り

奈良の智弁学園時代から、個人的にご家族と親交のある選手です。智弁学園時代は、通算30本以上を打つ強打者として名を売りました。個人的には、その年の甲子園で見た高校生の中で、一番打球が鋭かったことを絶賛しました。そのコメントを見てメールをもらったのが、確か始まりだったかと記憶します。

大学は関西の名門・近畿大学。1年春からいきなりリーグ戦で3割以上をマーク。順風満帆のスタート切ったかに見えましたが、その後紆余曲折ありながら、なんとか最終学年まで野球を続けます。社会人は、野村監督率いるシダックスに入社。この出会いが、彼には大きかったです。いきなり社会人一年目に若獅子賞を受賞。社会人では、相手を揺さぶる2番打者として、嫌らしさを発揮するプレーヤーとして活躍。

しかしその後伸び悩み、社会人3年目になっても指名されませんでした。シダックス休部にあわせて、楽天の監督に就任していた野村監督が育成枠で指名。彼が指名された年の評価を(その前は☆をつけていました)指名見送りにしたのは、明らかに良かった頃の輝きを失っていたからでした。楽天入団後は、育成枠から支配下登録され、更に一軍で活躍。在籍5年間で、一軍で292試合 通算.269厘 をマークします。

ただこの選手の扱いは難しく、私は野村監督以外では中々上手く活かすことができないのではないか?そう思っていました。それだけに彼にとっての不幸は、監督が代わってしまい、彼の個性を生かしてもらえる環境ではなくなったことでしょう。

プロでも天才と言われるほどの悪球打ちができるミートセンスがある反面、ど真ん中の甘い球をアッサリ見逃してしまうなど、非常にムラのあるタイプ。けして図抜けた走力や地肩ではなく、相手を揺さぶり球数を放おらせる嫌らしいプレースタイル。このことを熟知し、彼の性格を上手く掴んで活かせる首脳陣じゃないと、中々持ち味が発揮できません。

彼のアマ時代にも書いたのですが、こういった つなぎ 揺さぶり型 の2番打者タイプを欲する球団があるかということです。もしそういったものを欲している球団ならば、彼はまだまだやれる選手でしょうし、一軍での実績もあります。比較的近いタイプでは、巨人の松本哲也外野手のようなタイプを、外野手で求めている球団があるかどうかだと思います。

30歳という年齢的にも、獲得には微妙な年齢に差し掛かっています。ただ下手な打者を、アマから欲するよりは、即戦力として期待できる、そういった実力・実績はあるはず。先日のトライアウトでも2安打を放ったように、まだまだ衰える年齢ではありません。いい出会いがあることを、期待してやみません。



藁をも掴む21! 高森勇気(横浜)内野手

2012-11-08 14:48:00 | 今日の更新
高森 勇気(24歳・横浜)内野 (中京-07年横浜4位)

蔵の入団前評価:☆☆

岐阜の中京高校時代は、打撃優先の捕手ではあったが、全国でも指折りの素材としてドラフト戦線では知られていた。しかし一年目は、ファームでも1割に満たないなど対応力に苦労。それでも2年目からは、その打力を生かし一塁などで出場することが増えてきた。筒香が入団するまでは、将来の中軸候補として期待されていた存在。しかし一軍には村田・吉村などの和製大砲がおり、下には筒香が入ってきたことで、その需要も弱まっていった。

ファームでは明るいキャラ・全力プレーで人気ものに。更に研究熱心さもあり、ポジションは一塁と限られていたが、期待が持たれる選手だった。しかしここ数年は、ファームでも数字が上がらず伸び悩み。更にポジションが限られるために、中々一軍へのチャンスが与えられないままでいた。プロで一塁手を任されるほどの、突き抜けた成績や存在感を示せずに、一軍では09年の2試合に留まった。

今年はファームで、68試合 5本 17打点 0盗塁(1失敗) 打率.247厘 。出場機会を得るために、右翼などを守る機会も増えていた。ただ守備・走力でのアピールが低く、一軍で怪我人が出た時のバックアップ要員としても物足りなく、今年解雇の運びとなった。

個人的には、第三の捕手でも良かったので、打てる捕手としての方が存在感があった気がする。どちらかというと、筒香のような長距離打者ではなく、勝負強さを売りにする中距離タイプ。それだけに、一塁手としては物足りない選手でもあったからだ。野球に対する姿勢など好感が持てる選手であったが、一番熱い時期にもう少し一軍などを経験させていたら、また違った結果にもなったかなと思えて残念でならない。もう少しこのチームは、先入観なく結果を残している選手に、平等にチャンスを与えられないのだろうか?

まだまだ若いので野球を続けて欲しい気持ちはあるが、ポジションが限定されるだけに、NPBでの再雇用は厳しいかもしれない。むしろ社会人あたりで、何処か拾ってくれるチームがあると好いのだが・・・。


藁をも掴む20! 大原 淳也(横浜)内野手

2012-11-06 13:45:00 | 今日の更新
大原 淳也(28歳・横浜)内野 (四国IL・香川-07年横浜7位)

蔵の入団前評価:指名見送り

この選手は、アイランドリーグ時代のプレーを見た時は、ちょっと打撃が物足りなく厳しいなぁと思ったですが、入団直後のファームでの試合を見た時は、意外に面白いかもと思った選手です。しかし彼の良さを、このチーム自体が活かせなかった部分も大きい気が致します。

また寸評にも記載した通り「その一方で、かなり打撃に癖があり、けして打力がない選手ではありませんが、プロ入り後の修正が求められます。26歳と形のできている年齢なので、これを改善できる器用さやセンス・柔軟さがあるのかと言われると微妙だと言わざるえないでしょう。」 新たな環境で、癖のある打撃を修正をするのには、少々歳を取りすぎていて、柔軟にプロの世界に対応出来なかったようにも思えます。

ただ彼を活かせなかった環境と彼自身がファームでチャンスをもらっても活かせなかったのも事実であり、現状一軍にけが人が出ても、その穴を埋めるのは正直厳しい技量でした。そう考えると、入団2年での解雇も致し方なかったかなぁとも思います。

入団一年目は、ファームで 89試合 2本 18打点 2盗塁 打率.173厘 と高卒ルーキー並。2年目の今年は、ファームで 84試合 4本 21打点 4盗塁(3失敗)打率.235厘 。一軍では1試合だけ起用されるも、あまりにチャンスも与えられませんでした。

本人の技量も微妙でしたが、それ以上に入った球団が正直悪かったかというめぐり合わせの悪さも感じます。ただこの実績では、トライアウトでも他球団への再雇用は厳しいと言わざる得ないでしょう。この球団の若手が伸びて来ないのは、この選手の扱い方の悪さを見ていると、本当によくわかってしまう気が致しました。非常に、残念なことをした選手だと言えるのではないのでしょうか。