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【対話より】尖閣諸島共同開発提案は支那にとってノーリスクの一石二鳥?【試掘を】

2006年03月11日 | 中国関連

尖閣共同提案 政府、中国に猛反発 首相「協議は継続」・・・Yahooニュース
政府は八日、東シナ海の日中中間線付近の石油ガス田開発をめぐる局長級協議で中国が提案した尖閣諸島と日韓大陸棚共同開発区域の周辺を対象とする共同開発案を拒否することを決めた。政府内にはわが国固有の領土である尖閣諸島を共同開発の対象にするよう求めた中国への強い批判が挙がっている。
 小泉純一郎首相は八日夜、局長級協議について「話し合いで解決していこうということだ」と述べ、中国側との協議は継続する考えを示した。首相は同日午後、二階俊博経済産業相を官邸に呼び、「多少時間がかかっても円満な解決をみるように一層努力してほしい」と指示した。
 一方、安倍晋三官房長官は同日の会見で、中国案について「受け入れられない」と拒否。わが国も試掘に踏み切るべきだとの意見が強まっていることについて、「そういう意見が強いということを中国に理解してもらいたい。われわれの権利として試掘できるが、日中の協議で友好の海にしたいという姿勢を示している」と述べた。
 中国は、北京で六、七両日に開かれた局長級協議で、日本が昨年九月に提案した日中中間線付近にある白樺(中国名・春暁)、樫(同・天外天)など四つの石油ガス田を対象とした共同開発案を拒否した。
 中国は尖閣諸島について、国連アジア極東経済委員会が昭和四十三年に周辺海域に石油が豊富に埋蔵されている可能性があるとの調査を発表した直後に突如、領有権を主張。また、日韓大陸棚共同開発区域は、日本と韓国が四十九年に署名した協定に基づき、石油や天然ガスを共同開発する区域になっている。
 政府は尖閣諸島周辺海域での共同開発を提示したことについて、「なぜ、わが国固有の領土で中国と共同開発をしなければならないのか。まったく理解できない。誠意を疑う」(日中関係筋)と反発している。
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 二階経産相の試掘の道は取らず、話し合いによる解決を目指している矢先にこれです。支那からの尖閣諸島共同開発案というこれまた馬鹿げた提案が出されましたが、こんなものは拒否して当然なのですが小泉首相、二階経産相の話し合いによる解決を目指す路線に変更は無いようです。

 現状、支那が対話の席に付くことすら拒否している東シナ海の日中中間線付近の石油ガス田開発についてもこのままでは進展がありませんし、支那はこのまま試掘の道を進めていくことでしょう。日本も試掘の道を取り、そしてそれをカードとし支那をテーブルに付かせないことには話し合いによる解決の糸口すら掴めません。あの支那に理知的という屈辱的な評価を頂戴してしまうようでは二階経産相は外交駆け引きというものに向いていないのかもしれません(元々日本の歴史的特性と言えるかもしれませんが)。

 元々支那は尖閣諸島について豊富な海底資源が埋蔵されている可能性があると分かった途端に1992年に領有権を主張してきた背景があります。これはある意味「兵器無き侵略戦争」なのでしょう。日本はきちんと我が国固有の領土であることを内外に示していかなければ、国家としての機能が疑われるでしょう。

 それにしても尖閣諸島の共同開発提案というのはこういった領有権主張というやり方もさることながらもしかしたら東シナ海の資源は支那が想定していたものより少ないのかもしれませんね。とっくに試掘を開始している支那からすればそろそろそれなりのデータを収集していてもおかしくないと思うんですけどね。


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