wowowドラマ1話が面白かったんで、早速原作を借りてきて読みました。
ドラマは概ねストーリー通りでしたが、流れを少しアレンジしてましたね。
白尾悠さんは初読みですが、読みやすくて素直に入ってくる。
突然出てくる「リア王」のセリフ、
切り口が面白い。
このシニア劇団に集まった一人一人に抱えているものがあり、
それぞれのストーリーを生きて自分を演じてきた。
生きる意味を問う、
第1幕でイジメにあった中学生の琴音が老人に問う。
「なんでそんなになってもまだ生きてるの?」
「ここ(この世界)にそんな価値ある?」
「それとも死ねなかったの!」
「悲しいならさっさと舞台から降りればいいのに、なんでそうしないの!」と。
でも、死んだら終わり。
金色に輝く光は誰にでも見つけられるかもしれない。
この人生と言う檜舞台に立ち自分の生きる意味を見つけるまで生きてみることだ。
いや、大した意味もないかもしれない。
しかしゴールドサンセット、、人生の花道は金色に輝いていたい。
シェークスピアもチェーホフも「リア王」も「三人姉妹」もよく知らないけど、
辛くてしんどい時には、演者になって思いっきりセリフを叫んでみるといいかもしれない。
第三幕、パワハラをしていた人とされた人が逆の立場を演じて、かつての鬱憤を晴らすのがスカッとした。
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