2021.6.23 J1第19節 徳島 0-1 FC東京～精神的支柱とはおでんの串のようなもの～

観衆：3,871人
＜得点者＞
5分：田川(東京)

いやあ、厳しい試合。
まずは勝ったことを喜びましょう。

たぶん東京は徳島が2週間ぶりの試合で
入りが緩くなるんじゃないかという事を読んで
試合開始からガンガンプレスをかけてましたね。
それが田川のスティールからGKもかわしての得点に繋がった。

ここ最近は右SH起用が続いていた田川ですが、
1トップ起用が当たった形ですね。
でもこれ消去法だと思うんですよ。
永井、田川、タマのうち、
田川とタマは左SHだと機能しない。
だからと言って永井も機能しないのだけど、
一番マシという事で左SH。
で、タマ1トップはさすがに違うだろという事で
田川が1トップになったと。

というか永井のSH起用はどうにかできんのか。
永井がそこまで悪いわけではないのだけど、
相手からすれば攻撃については
永井をカットインさせずにサイドに張らせておけば
そこまで怖くはない。
守備についても戻ってきたりプレスはかけるけれども
かいくぐるのはそこまで難しくはない。
結局永井がどうすると怖いかって、
中で抜け出したり、ゴール前で
シュートを撃たれるのが怖いんですよ。
たぶんチームの中でもシュート技術は1、2を争う。
実際にルヴァンを中心に1トップに入った時には
ほぼ点を取ってますからね。
途中でディエゴが入ってSHやってたのに
永井はSHのまま。
アダを入れてもアダが1トップで永井はSHのまま。
結局これが後を引いて、中は締めていたけど
サイドは不安定なままでした。

そして、後半から右SBに入った岡崎。
たぶんここ最近の傾向から先行したので
守備を強くしようというテンプレを作りたいのでしょうが、
今回に関しては緩慢な岡崎でした。
好調が続かないね。まだおかにーのままのほうが
良かった気がします。
特に前半はおでんキャプテンが非常にやりやすそうでした。
それというのも、いつもは4番と拓海のお守りを
しなければいけないのを、
壮大とおかにーで連携よくこなすから、
二人分のお守りをする必要がなかったので。
ところが後半になって壮大と岡崎のお守りをしなきゃならなくなった。

だから後半は右の岡崎左の永井が
チーム全体の守備バランスを悪くしてしまったが為に
徳島に押し込まれることとなったと。
もちろん徳島が攻勢に出たというのもありますがね。

キャプテンとはあああるべきなのでしょうね。
プレーを通じてチームに落ち着きをもたらす。
それが精神的支柱というものです。
精神的支柱というのは手を挙げて表明するものではなく
周りに自然と落ち着きを与える存在。
つまりプレーで引っ張る事なのであり、
プレーで「足を」引っ張ってちゃ
精神的支柱ではなく支柱を倒すトンカチでしかないのです。

自称精神的支柱や精神的支柱に、俺はなる！という
ル〇ィーみたいなのはマンガだけでいいから。
勝った時だけ調子よくSNSアップするのとか
相当かっこ悪い。

試合の結果以上にメンバー外の選手には
考えさせるものが多かった試合であったと思います。
　

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