2014年、イタリア人が監督就任のコメントで
「勝者のメンタリティ」という言葉を使いました。
まあ監督としてセリエC1でしか
優勝したことないのに
勝者のメンタリティとは
よくそんな言葉を知っているなと。
だから脆弱なメンタルしか
構築できなかったんでしょう。
そしてそれがいまだに残ってしまって
その回復作業に多くの労力を割かざるを得ない。
だから二年で切って良かったのです。
事実、三年目の九州のクソ田舎では
ああいう事になったではないですか。
さて、ではこの「勝者のメンタリティ」ってなんなのか。
結局のところ、
「勝者のメンタリティ」とは
「平常心」なのではないかと思います。
つまり、普段からしっかりと
準備(=トレーニング)をして、
本番で準備したもの100%を見せて、
目の前の試合に勝つということ。
そこには、
「やったー、勝った!」という思考ではなく、
「勝った?当たり前でしょ」という思考がついてきます。
種目は違いますが、
相撲は「勝者のメンタリティ」が根付いている
典型的なものかと思います。
横綱は普段からしっかり稽古をして、
本割で準備したものを出して、目の前の一番に勝つ。
「やったー、勝てた!」ではなく
「勝った?横綱なんだから当たり前」となりますよね。
さて、サッカーの話に戻りましょう。
年間4位だった2015年、
ある特定の4チームに対して、
まったく歯が立ちませんでした。
それは浦和・鹿島・名古屋・マリノスの4チーム。
これら4チーム8試合の戦績は0勝2分6敗でした。
ちなみに翌シーズンは8試合で4勝1分3敗。勝ち点で言えば11増やしています。
そこで一つ感じたのは
「リスペクトし過ぎ」ということ。
必要以上に意識しすぎて、
本来やるべきことが全くできていなかったと、
これらのクラブとの8試合で感じました。
舐めてかかれとまでは言いませんが、
あまりに意識しすぎると、
緊張して本来の力が出せなくなります。
そもそも試合の前の時点で
「難しい試合になる」と考えている時点で、
平常心で戦う事など
できないのではないでしょうか。
「難しい試合になるけど、
それ以上の準備をしてきたから大丈夫!」
ならわかりますけどね。
それでも2015年は上位+名古屋・マリノスには
歯が立たなかったが、順位が下のチームからは
順当に勝ち点を取っていました。
なぜか?
それは「普通にやれば勝てる」、
「勝つのが普通」という意識があったからでしょう。
でもそれは「勝者のメンタリティ」ではなく、
「順当なメンタリティ」です。
勝者のメンタリティが植え付けられた、
と言えるのは優勝してからです。
年間4位で何を言っているのかと。
目標は4位だったんですか?違うでしょう。
優勝した時に
「勝者のメンタリティが根付きました!」
と言うならわかりますが、
4位で、しかも至って順当な結果が
そこに残っただけなのに
「勝者のメンタリティが身についた」
と言うのは絶対におかしい。
その順当っぷりは、下記からも見て取れます。
VS広島 1●2
VS水戸 2○0
VS鹿島 0●3
VS鹿島 2△2
VS清水 1●2
VS松本 2○0
VS秋田 8○0
VSクリリヤ ソヴェトフ サマーラ 0●1
VSオルハネンセ 1●1(5PK6)
これが何なのかわかる方は
ちゃんと結果をフォーカスできていると思います。
これは、2014シーズンと2015シーズンの
トーナメント戦の戦績です。
下のカテゴリーのチームにしか勝っていません。
つまり、J1以上のチームには1つも勝っていないのです。
「順当なチーム」であるとともに、
「勝負弱い」ということも
考えないといけないわけですが。
とどのつまり、
「勝者のメンタリティ」も「勝負強さ」も
「平常心」がそのウェイトを大きく占めるものだなと
これを書いていて強く感じました(笑)
普段のトレーニングからプレッシャーをかけて、
試合では練習でやってきたことを普通に出す。
そこでガチガチに意識したり緊張していたら
結果が出ないわけですからね。
だからまずは選手全員、
この本を読んで感想文を書かせましょう。
これを読めば、
何故久しぶりの試合でも結果を出せるのか、
よーくわかるはずです。
絶好調ではない。平常心なんです。
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「勝者のメンタリティ」という言葉を使いました。
まあ監督としてセリエC1でしか
優勝したことないのに
勝者のメンタリティとは
よくそんな言葉を知っているなと。
だから脆弱なメンタルしか
構築できなかったんでしょう。
そしてそれがいまだに残ってしまって
その回復作業に多くの労力を割かざるを得ない。
だから二年で切って良かったのです。
事実、三年目の九州のクソ田舎では
ああいう事になったではないですか。
さて、ではこの「勝者のメンタリティ」ってなんなのか。
結局のところ、
「勝者のメンタリティ」とは
「平常心」なのではないかと思います。
つまり、普段からしっかりと
準備(=トレーニング)をして、
本番で準備したもの100%を見せて、
目の前の試合に勝つということ。
そこには、
「やったー、勝った!」という思考ではなく、
「勝った?当たり前でしょ」という思考がついてきます。
種目は違いますが、
相撲は「勝者のメンタリティ」が根付いている
典型的なものかと思います。
横綱は普段からしっかり稽古をして、
本割で準備したものを出して、目の前の一番に勝つ。
「やったー、勝てた!」ではなく
「勝った?横綱なんだから当たり前」となりますよね。
さて、サッカーの話に戻りましょう。
年間4位だった2015年、
ある特定の4チームに対して、
まったく歯が立ちませんでした。
それは浦和・鹿島・名古屋・マリノスの4チーム。
これら4チーム8試合の戦績は0勝2分6敗でした。
ちなみに翌シーズンは8試合で4勝1分3敗。勝ち点で言えば11増やしています。
そこで一つ感じたのは
「リスペクトし過ぎ」ということ。
必要以上に意識しすぎて、
本来やるべきことが全くできていなかったと、
これらのクラブとの8試合で感じました。
舐めてかかれとまでは言いませんが、
あまりに意識しすぎると、
緊張して本来の力が出せなくなります。
そもそも試合の前の時点で
「難しい試合になる」と考えている時点で、
平常心で戦う事など
できないのではないでしょうか。
「難しい試合になるけど、
それ以上の準備をしてきたから大丈夫!」
ならわかりますけどね。
それでも2015年は上位+名古屋・マリノスには
歯が立たなかったが、順位が下のチームからは
順当に勝ち点を取っていました。
なぜか?
それは「普通にやれば勝てる」、
「勝つのが普通」という意識があったからでしょう。
でもそれは「勝者のメンタリティ」ではなく、
「順当なメンタリティ」です。
勝者のメンタリティが植え付けられた、
と言えるのは優勝してからです。
年間4位で何を言っているのかと。
目標は4位だったんですか?違うでしょう。
優勝した時に
「勝者のメンタリティが根付きました!」
と言うならわかりますが、
4位で、しかも至って順当な結果が
そこに残っただけなのに
「勝者のメンタリティが身についた」
と言うのは絶対におかしい。
その順当っぷりは、下記からも見て取れます。
VS広島 1●2
VS水戸 2○0
VS鹿島 0●3
VS鹿島 2△2
VS清水 1●2
VS松本 2○0
VS秋田 8○0
VSクリリヤ ソヴェトフ サマーラ 0●1
VSオルハネンセ 1●1(5PK6)
これが何なのかわかる方は
ちゃんと結果をフォーカスできていると思います。
これは、2014シーズンと2015シーズンの
トーナメント戦の戦績です。
下のカテゴリーのチームにしか勝っていません。
つまり、J1以上のチームには1つも勝っていないのです。
「順当なチーム」であるとともに、
「勝負弱い」ということも
考えないといけないわけですが。
とどのつまり、
「勝者のメンタリティ」も「勝負強さ」も
「平常心」がそのウェイトを大きく占めるものだなと
これを書いていて強く感じました(笑)
普段のトレーニングからプレッシャーをかけて、
試合では練習でやってきたことを普通に出す。
そこでガチガチに意識したり緊張していたら
結果が出ないわけですからね。
だからまずは選手全員、
この本を読んで感想文を書かせましょう。
石川直宏―まっすぐに平常心 | |
出版芸術社 |
これを読めば、
何故久しぶりの試合でも結果を出せるのか、
よーくわかるはずです。
絶好調ではない。平常心なんです。
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