平成元年8月に発行された『MECENAT』(株式会社序破急社)という雑誌で
きっちいはこう書いています。
その前年は歌舞伎座百年の記念興行でしたが、
きっちいは一度も歌舞伎座の舞台に立ちませんでした。
「昨年はやりたい仕事もないこともあって、しなかった。そりゃ、やりたかった。
確かに、例えば道成寺の坊主に出れば、お給金はいただける。
だけど、僕はそれじゃ嫌だ。その意味がない。(中略)こんなこと . . . 本文を読む
明日は坂東吉弥さんの三回忌です。
一昨年の4月23日、私は吉弥さんが出ているはずだった、
松竹座第一回「浪花花形歌舞伎」に行っていました。
一部の『河庄』が終わった後、メールを確認して・・
「坂東吉弥さんが亡くなりました」
嘘であってほしかった・・。
二部の『曽根崎心中』では吉弥さんの九平次が思い出されて・・
涙で舞台が見えませんでした。
早すぎる!早すぎる!これから、まだまだこれからだったのに . . . 本文を読む