↑タイトルは漱石風ですが、内容は全然…
昨夜眠りしなに読み始めたばかりで、しかも大変大変疲れていたので、100ページも進まないうちに眠り落ちてしまった。
ということで、本の内容や、作者の丸谷才一氏に関するわたしの思いは、また後日。
ただ、かなり面白いことは確か。
で、「はしがき」に萩原朔太郎の詩 旅よりある女に贈る が出てくる。
旧制中学生の頃丸谷氏が夢中になっていたそうだが、わたしも大好き。
ここに全文引用すると問題あるかなあ、でもこれが前提の話なので、載せちゃう
山の頂上にきれいな草むらがある、
その上でわたしたちは寝ころんで居た。
眼をあげてとほい麓の方を眺めると、
いちめんにひろびろとした海の景色のやうにおもはれた。
空には風がながれてゐる、
おれは小石をひろつて口にあてながら、
どこといふあてもなしに、
ぼうぼうとした山の頂上をあるいてゐた。
おれはいまでも、お前のことを思つてゐるのだ。
で、ここから、大弐三位
(だいにのさんみ)の
有馬やま(小倉百人一首、高校生くらいで覚えさせられなかったかしらん?)
に繋がって、文学観などについて述べられているのだけどそれはまた置いといて。
しかし、横書きにすると味わいがちょっと落ちる気がするなあ
本当は↑の歌も全部書いたんだけど、短歌に横書きはなんかあわなくて消した。現代文なら違和感ないのかもしれないけどね
で、暗記するほどローティーンの頃読んだ詩を読んで眠ったら、そおいう夢を見たのを、起きたときにはっきりと覚えていた。
はっきりと…というとちょっと違うか
とても愛しく思える人と短い草の上に座って空を見ているんだけど、
肝心のその人の顔に覚えがないw いえ、顔は覚えてるんだけど、そんな知り合いは居ない。
で、とても幸せな時間を過ごしたような温かい気持ち…が、夢だった。
そして、起きてみたら ↓な空 なんか、夢の中で、見た色が再現されている気がして 嬉しさも混ざった複雑な気持ち。