この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『舞子はレディー』-周防監督の久々の娯楽エンターテインメント-舞台は京都『上七軒』ならぬ『下八軒』?

2014-09-26 23:10:22 | 最近見た映画


      【2014年9月19日】   TOHOシネマズ二条

Shall we ダンス!』の周防監督が、『しこふんじゃった』以来の娯楽映画をつくるという話は、予告編で知った。私の現在の職場の地元町内、京都北野には『上七軒』という花街がある。映画の舞台がこれをもじったと思われる《下八軒》だから見てみようと・・・。
  


     


 関東は横浜出身の私には、京都のことは今だによく分からないし、京都弁なども使えないどころか、人に言わせれば怪しげな関西弁を使っても、関東訛りが抜けないで、わけの分からない変な言葉になっているという。

                                               


 ましてや、舞子・稽古が使う《生粋の京ことば》などは、地元にいても日常生活で耳にすることは極めてまれである。

  登場する言語学者の《センセ》によれば、

   『おおきに』 『すんまへん』 『おたのもうします

  の3つが《芸妓基本3単語》ということらしい。その他、独特の《言い回し》があって、それらを言葉づかいを完全にマスターするだけでなく、さまざまなしきたり、それと最も年季のいる《芸》を身につけなければならない。


                        


 舞妓・芸妓も酒席を盛り上げる《コンパニオン》だと言ってしまえばそれまでだが、そこは京の芸者、プライドがある。もともと、京都生まれの京育ちでないと舞妓になる資格がないらしい。しかし、時代が時代、そんな固いことをいったら成り手がない。

                                                   
                                                       


 そこで、映画の話である。

 百春(田畑智子)のブログをみて、芸者を志望して京都は北野の『上七軒』ならぬ《下八軒》の老舗お茶屋(置屋)に訪ねて来たのは、《津軽弁》と《鹿児島弁》を使いこなす少女。


                        


 言語学者のセンセ(長谷川博己)が世話役を申し出て、京都弁の猛特訓をする。


    
                          
                                                   
         


 お茶屋の女将は富司純子、後継者が無く《下八軒》の唯一の《30歳を過ぎようとする?舞妓》に田畑智子、姐さんにの芸妓に草刈民代と渡辺絵里と役者も盛りだくさん。
 ひとついわせてもらえば、草刈民代はバレエ向きの体つきだ。芸者姿は、ちょっと違和感がある。(首筋あたりの骨格が太いのかな



                           【 京都北野『上七軒』の街並 】


            
                    【 こちらは本物の『上七軒』の舞妓ハン
                               -町内の敬老会の帰り道、スナップを撮らせてもらった 】


 近くにいながら。おそらく、この先も縁に授かることがないと思われる、『花街・舞妓・芸妓の世界』の内情の、ほんのひとかけらを垣間見ることができて、それはそれで楽しかった。なるほど、《奥の深い世界》だ!
 





  
      『舞子はレディ』-公式サイト







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