![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a9/478d8fef13f8238d58b04fe0221777ed.jpg)
【 雪煙のたなびく『エヴェレスト』(左)と『ローツェ』】
【 2015年11月8日 】 TOHOシネマズ二条
ともかく、映像のすごさにびっくりした。自分がまるで『エヴェレスト登頂』に挑んでいるようだ。
山岳映画にありそうな《現実離れした》トリックや《ありえない》アクロバットのような場面もなく、実にリアルだ。
○ ○ ○
1996年11月の「エヴェレスト登山」における大量遭難事故はうっすらと記憶している。日本人の難波康子さんがいったんは「登頂に成功した」とのニュースを見たものの、翌日【帰らぬ人】となったという報を受けた時は、やはり世界最高峰を極めるということは簡単ではないと悟った。
1999年の1月に、大阪の「IMAXシアター」で見た『エヴェレスト』に触発されそれ以降「エヴェレスト」に取り付かれた。ナショナル・ジオグラフィック社から刊行されたブロートン・コバーン著の『EVEREST・非情の最高峰』も買い込んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a4/1b9437ba3f89d8aa2ffbaeeb0bd6ce40.jpg)
その頃読んだ本に『還暦のエヴェレスト』(宮原巍著 山と渓谷社 1996年刊)や『エヴェレスト・61歳の青春』(川田哲二著 ナカニシヤ出版 2002年刊)、『63歳のエヴェレスト』(渡邊玉枝著 白水社 2003年刊)があるが、前2作は《登頂に失敗》した記録である。その時の自分の年齢は還暦にはまだ10年近くあったが、彼らとは登山歴も登山技術もまるで違っていたから、《エヴェレストに登る》なんていうことは、全く《次元が違う課題》《自分には絶対できない、登れない》と悟っていたが、やはり世界最高峰にあこがれたものだ。ロッククライミングもそうだが、もっと若いころに《山に目覚めていたら》違っていたかもしれないが、時すでに遅しだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/53/0027abdced7d232a5e135e701ca8513e.jpg)
せいぜい「エヴェレスト」が自分の目で見える場所まで行くのが、無難なところと考え、2005年に『ヒマラヤ・トレッキング』に参加してきたのがいい思い出だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/84/3ded1b3c946b59a1b749fb599c2f9b90.jpg)
【 2005年11月 『エヴェレスト・ビューホテル』のベランダにて 】
(右手前の奇妙な形の山は『アマダムラム』)
田部井淳子さんが1975年に女性で世界初のエヴェレスト登頂に成功したのは伝説みたいなものだが、その後、渡邊玉枝さんや三浦雄一郎が、それぞれ男女の「最高齢のエベレスト登頂記録」を打ち立てていったのだ。三浦雄一郎がそれまでの肥満体を《改造》して、70歳でエヴェレスト登頂を成功させた後、5年きざみで世界最高齢記録を更新していったのを見ていると、基礎的な体力さえあれば、誰でもできそうな気もして、前記の本の《失敗談》とのギャップに不思議な気がしていた。
(それに渡邊さんの話が入るともっと理解しずらい。無名に近い人がーそんな簡単に?登れるのだろうか、と。)
体力も必要だが、現在の「エヴェレスト登頂」にはやはりお金だ。ルートの確保から情報の収集に必要な多くの専門家やガイドなどを金で確保すれば条件は整う。そこに商業登山の入り込む余地ができるが、果たして《冒険を金で買う》ことに問題はないのか、疑問が残る。『ロマンを買う』と言えないこともないが、そんなことができるのは、まさに1%の部類に属するに人間だけだ。
○ ○ ○
映画本編の方の話に戻ると、・・・
初めて『3D』映画を見た?(IMAXシアターも大画面で迫力あった!)が、やはり自分がその現場にいたようにリアル感は『3D画面』の圧倒的な力か。それに、どうやって撮影したのかと不思議に思う場面も沢山あり、エヴェレストの圧倒的な大迫力を堪能した。それと、ストーリー自体も、1996年の『大遭難事故』の経緯をかなり忠実に再現していると思われるのにも、納得した。
本当の「エヴェレスト」にはもう登らなくていい、と。
『エヴェレスト3D』-公式サイト
『1996年のエヴェレスト大量遭難事故』-についてのサイト
『三浦雄一郎80歳世界最高齢でエヴェrスト登頂成功』-についてのマイブログへ
【 2015年11月8日 】 TOHOシネマズ二条
ともかく、映像のすごさにびっくりした。自分がまるで『エヴェレスト登頂』に挑んでいるようだ。
山岳映画にありそうな《現実離れした》トリックや《ありえない》アクロバットのような場面もなく、実にリアルだ。
○ ○ ○
1996年11月の「エヴェレスト登山」における大量遭難事故はうっすらと記憶している。日本人の難波康子さんがいったんは「登頂に成功した」とのニュースを見たものの、翌日【帰らぬ人】となったという報を受けた時は、やはり世界最高峰を極めるということは簡単ではないと悟った。
1999年の1月に、大阪の「IMAXシアター」で見た『エヴェレスト』に触発されそれ以降「エヴェレスト」に取り付かれた。ナショナル・ジオグラフィック社から刊行されたブロートン・コバーン著の『EVEREST・非情の最高峰』も買い込んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a4/1b9437ba3f89d8aa2ffbaeeb0bd6ce40.jpg)
その頃読んだ本に『還暦のエヴェレスト』(宮原巍著 山と渓谷社 1996年刊)や『エヴェレスト・61歳の青春』(川田哲二著 ナカニシヤ出版 2002年刊)、『63歳のエヴェレスト』(渡邊玉枝著 白水社 2003年刊)があるが、前2作は《登頂に失敗》した記録である。その時の自分の年齢は還暦にはまだ10年近くあったが、彼らとは登山歴も登山技術もまるで違っていたから、《エヴェレストに登る》なんていうことは、全く《次元が違う課題》《自分には絶対できない、登れない》と悟っていたが、やはり世界最高峰にあこがれたものだ。ロッククライミングもそうだが、もっと若いころに《山に目覚めていたら》違っていたかもしれないが、時すでに遅しだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/2a/13685e001b347bb20ab65f62c59efd23.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/56/58ca28b708042274b036be322c05b837.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/53/0027abdced7d232a5e135e701ca8513e.jpg)
せいぜい「エヴェレスト」が自分の目で見える場所まで行くのが、無難なところと考え、2005年に『ヒマラヤ・トレッキング』に参加してきたのがいい思い出だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/84/3ded1b3c946b59a1b749fb599c2f9b90.jpg)
【 2005年11月 『エヴェレスト・ビューホテル』のベランダにて 】
(右手前の奇妙な形の山は『アマダムラム』)
田部井淳子さんが1975年に女性で世界初のエヴェレスト登頂に成功したのは伝説みたいなものだが、その後、渡邊玉枝さんや三浦雄一郎が、それぞれ男女の「最高齢のエベレスト登頂記録」を打ち立てていったのだ。三浦雄一郎がそれまでの肥満体を《改造》して、70歳でエヴェレスト登頂を成功させた後、5年きざみで世界最高齢記録を更新していったのを見ていると、基礎的な体力さえあれば、誰でもできそうな気もして、前記の本の《失敗談》とのギャップに不思議な気がしていた。
(それに渡邊さんの話が入るともっと理解しずらい。無名に近い人がーそんな簡単に?登れるのだろうか、と。)
体力も必要だが、現在の「エヴェレスト登頂」にはやはりお金だ。ルートの確保から情報の収集に必要な多くの専門家やガイドなどを金で確保すれば条件は整う。そこに商業登山の入り込む余地ができるが、果たして《冒険を金で買う》ことに問題はないのか、疑問が残る。『ロマンを買う』と言えないこともないが、そんなことができるのは、まさに1%の部類に属するに人間だけだ。
○ ○ ○
映画本編の方の話に戻ると、・・・
初めて『3D』映画を見た?(IMAXシアターも大画面で迫力あった!)が、やはり自分がその現場にいたようにリアル感は『3D画面』の圧倒的な力か。それに、どうやって撮影したのかと不思議に思う場面も沢山あり、エヴェレストの圧倒的な大迫力を堪能した。それと、ストーリー自体も、1996年の『大遭難事故』の経緯をかなり忠実に再現していると思われるのにも、納得した。
本当の「エヴェレスト」にはもう登らなくていい、と。
『エヴェレスト3D』-公式サイト
『1996年のエヴェレスト大量遭難事故』-についてのサイト
『三浦雄一郎80歳世界最高齢でエヴェrスト登頂成功』-についてのマイブログへ