この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『ピンク・スバル』-日本製のイスラエル映画?-設定は面白いがみんな、へたくそ!そこが面白い

2011-09-19 22:05:11 | 最近見た映画


                 【2011年9月16日】  京都みなみ会館

 連日、晩の9時すぎの1回上映なので、夕食後出かける。

 監督が日本人でスタッフ・出演者の多くはイタリア人とイスラエル人。撮影場所はイスラエルとパレスティナの国境地帯。

 イスラエルには『スバル』(はじめは、スバル360かと思ったが、そうではなく富士重工の車の代名詞として使われているようだ)が多いという。走っている車の八割が近くが『スバル』だそうだ。
 どうしてかというと、他のメーカーがアラブ諸国への売り込みに熱中するあまり、イスラエルに売り込むことをおろそかになり、世界中で熾烈な売り込み競争が激化している昨今に、富士重工一社だけが進出したという、嘘か本当かわからない話。これだけ聞いても、面白そうな話である。

 そして、需要に対し車のディーラーが少ないため、『車泥棒』が多いという。ディーラーの少なさを、『車泥棒」の活躍だけでまかなえるかどうか、疑問?だが、そういう前提だ。

 で、話は妹の結婚を数日後に控えた男が、20年汗水垂らして働いて貯めたお金で念願の『レガシー』を買う。ところが、祝賀会をしている好きに新車の『レガシー』を盗まれてしまう。

 男は、まだ抱いてもいないし、ゆっくり愛撫もしていな《バージン》の『レガシー』の行方と、犯人捜しに奔走する。



 冒頭、雪村いずみが歌う、かつてのドリスデイの『ケセサセラ』の曲が流れる。

 最後の場面では、谷村新司の歌う『昴』が場内に流れる。これだけだも話題性充分である。(どうして、谷村新司!?『スバル』!?)


 しかし、・・・・。話題性も着想も面白いのに、できばえはというと、もう一つである。

 自分で料理はしなくても(できなくても)、食べてみて、旨いかうまくないかの判断はできる。この映画、はっきり言って、脚本も演出もへたくそで、ぎこちない。

 それが味なのかもしれない。




『ピンク・スバル』-公式サイト



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