この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「60歳のラブレター」-3組3様の夫婦の、他人事ではない生き方

2009-06-02 00:02:36 | 最近見た映画

       【2009年5月31日】 MOVIX京都

 タイトルから想像するものは、何かありふれた「じんま疹」のでそうな、まともな感覚では見れないバカバカしい映画かと思っていたが、先に見てきた妻が、「まあまあ、良かった。」というから観に行ったが、悪くなかった。

          

 自分の場合はどれに近いのかなどと考えながら、ビートルズの曲やら、富良野に代表される旅の景色を思い浮かべたり、手の届かない欲しい物があった思いとかの、同じ年代なら共有する懐かしい感情にとらわれ、ありそうな場面にちょっと涙した。
 
 ストーリーや背景、出演者の事は「公式サイト」に詳しく載っているのでそちらを見てもらうことにして、自分が最も印象的だったのは、現実に間近に迫った「定年」後の世界にかんして、映画の中で橘孝平が体験した社会からの疎外感である。

 今の会社中心の世界では、「会社組織を通じてしか個人を表せない」ということを知ってしまった悲しさがそこにあると感じた。


    -公式サイト 

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