東日本大震災…
あれから5年。
以前、東日本大震災の事はもうここには書かないと言ったのですが、節目と言うのも変ですが、忘れないためにも震災翌日、消防団として飯岡の津波被害の復旧作業にあたった時の様子をアップしておきます。
震災発生当時、多くの一般の方がそうだった様に、自分も1人で仕事をしていました。
2度目の揺れで、これはただ事ではないと、作業着のまま消防庫へ車を走らせました。
とりあえず、管轄町内の見回りを後輩達に支持しました。
町内の被害としては、コンクリート壁の倒壊が一件。
直ぐに団員達と片付け作業にはいりました。
定期的に見回りをして、その日は翌朝迄キコ待機。
夜に佐原市役所まで支援物資を取りに行きました。
翌朝から四日間、旭市消防団で津波被害のガレキ撤去、復旧作業に取り掛かりました。
被災者の方々から色々頼まれごとをされました。
団としては、個人的な依頼は受けてはいけない事になっていたのですが、自分1人が出来る範囲ならと、なるべく手助けするようにしていました。
例えば、倒壊した家の2階から売り上げを取ってきて欲しいとか、位牌を探して欲しいとか…
団への依頼で、倒壊した家屋に入り、行方不明者の搜索をしたりもしたした。
幸い、その方は救助されて無事でした。
震災翌日には、飯岡で火災も発生し、自分も消火活動に加わりました。
残念ながら、1人の方が亡くなりました。
大勢の被災者の方の、沢山の思いは抱える事は当然出来ませんが、あの時、少しでも被災者の方の思いを汲める事が出来たのかな…と思います。
被災者の方の、"節目、節目と言うけど、自分達にはただ五年がたっただけ。節目でも何でもない…”
と言う言葉が、すごく心に残りました。
東日本大震災で亡くなられた皆さんの御冥福を、改めてお祈りします…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます