xina-shinのぷちレビュー?

時間に追われる生活に一息ついて・・・

トラックバックは承認制です。
スマホはPC版でもご覧になれます。

「明日の記憶」トークイベントにて

2006年05月07日 | cinema-japan

さる五月一日に行われた『明日の記憶』のトークイベント行ってきました。
お目当てはもちろんハリウッド俳優「渡辺謙」さんです。「堤幸彦」監督とお二人で二会場でイベントに参加されました。

私が参加したのは夕方よりファボーレ東宝で行われた回でした。
6時半になり、渡辺謙さん堤幸彦監督が会場に姿をお見せになられました。入り口から舞台までは15メートルほどでしたが、渡辺謙さんは走り抜けて行かれ、そのあとをゆっくりと堤監督が壇上に上がられました。

トークの内容としては、渡辺さんがハリウッドに滞在中偶然手に取った本の中の一冊であったことや、この作品の監督には堤監督がいい、とスタッフに相談した時にみんなに驚かれたこと、渡辺さんが直接電話で素晴らしい作品に出会ったと伝えたことなどを語っていただくことが出来ました。
実際にお会いしてみて、やっぱり「かっこいい」のひと言でしたね。背が高くて均整の取れた身体、顔も小さくて男でも惚れてしまうだろうな、と素直に思ってしまいました。ただし渡辺さんの印象が強かった分堤監督の印象が残ってません・・・

トークイベントが30分ほどありその後試写会が行われました。


広告代理店の企画部の部長を勤める『佐伯雅行(渡辺謙)』は最近物忘れの多いことに悩まされていた。おりしも一大プロジェクトの契約に部内は盛り上がっていた。しかし相手先との打ち合わせを忘れたり、頭痛が起きはじめていたことに危惧した妻『枝美子(樋口可南子)』は、『雅行』を病院へと連れて行く。精密検査の結果、『雅行』は若年性アルツハイマーに冒されていたことが判明するが・・・


本作は『私の頭の中の消しゴム』や『君に読む物語』などと同じ認知症をテーマに取り扱っています。

展開としては大きく二つに分かれます。認知症の発症から会社を退社するまでと、自宅で少しずつ進行する病と向き合いながら妻と二人で生きていく姿をコミカルに映し出していました。
残念だったのは前半会社で少しずつ蝕み始める病に対しての脅えなど緊張感溢れる展開だったのが、一転スローダウンして二人の暮らしを描き始めますが、緊張感が途切れてしまった印象を受けました。掃除機をかけるシーンなどで笑いなども起こっていましたが、暗くなることを嫌った演出をあえて取ったと思われます。病の進行に対しての描き方が不十分だった気がします。また、作品のクライマックスが中盤の結婚式に比べ感動が浅かったことも残念なところでした。
ラストをどうするのか、と斜に構えながら見てしまいましたが、周りにいるものにとって一番辛いであろう瞬間で終わらせるとは思っていませんでした。全体的にはオーソドックスな演出方法だったと思います。

主人公『佐伯雅行』を演じたのはエグゼブティブ・プロデューサーも勤めた「渡辺謙」。バリバリのビジネスマンから、病を認めたくない弱さなど素晴らしい演技を見せてくれていたと思います。ラストの演技はさすがでした。
妻『枝美子』を演じたのは「樋口可南子」。夫を支える役を体当たりで演じてくれていました。病と闘うには愛する家族の愛がなければ戦えないだろうな、という事が十分伝わってきました。それだけにラストが悲しいです。
キーとなる役を演じたのは「大滝秀治」。画面に映るだけで笑いの起こる存在感、それだけにラストのクライマックスのきっかけになる重要な役どころをユーモラスに演じていました。


評価 星 みっつ

公式サイトはコチラ
明日の記憶@映画生活



このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク




Amazonで買う

明日の記憶

東映

このアイテムの詳細を見る

明日の記憶

光文社

このアイテムの詳細を見る

明日の記憶 オリジナル・サウンドトラック
サントラ, 宮本文昭
ソニーミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


明日の記憶関連

渡辺謙関連
堤幸彦関連








この記事を気に入ってくださった方はプチとよろしく



ご近所さんのブログ






SAYURI メモワール・ボックス (初回限定生産)

北の零年 特別限定版

ラスト サムライ 特別版

バットマン ビギンズ 特別版 <初回限定豪華BOX仕様>


TRICK -Troisieme partie- 腸完全版 DVDボックスセット





最新の画像もっと見る

コメントを投稿