「少林少女」劇場にて

連休に入った土曜日、腎不全のため入院している父が一時帰宅していました。病院では食事制限そして水分制限がきついらしく先生に言われたことを無視してお茶などを飲んでいました。 一日だけの帰宅でしたが次の透析はさぞ辛く長いものになりそうです。（自業自得ですけど） いつものファボーレ東宝で20時15分からの回の『少林少女』を観てきました。 主演は『県庁の星』『日本沈没』などの「柴咲コウ」、共演に「仲村トオル」「岡村隆史」「江口洋介」「キティ・チャン」、グラビアアイドルの「山崎真実」など。監督は『踊る大捜査線』の「本広克行」。 中国の少林拳武術学校で3000日の修行を終えた『凛（柴咲コウ）』は道場のある静岡・修善寺にもどってきた。しかし祖父と暮らした道場に人影はなく、室内は荒れ果てていた。 昔の弟子たちを訪ね歩いた『凛』は師匠の『岩井拳児（江口洋介）』が中華食堂を営んでいることを知り、店に乗り込むが、そこには少林拳を棄てた元師匠の姿があった。 失意のまま道場に戻った『凛』の前に食堂で働く『ミンミン（キティ・チャン）』が現れる。少林拳を教わる代わりに一緒にラクロスをはじめようと誘うが… 情報を集めたわけでなかったのですが、耳に飛び込んでくるレビューではあまり評判が良くなかったのであまり期待をしないで見に行きました。聞いていたほど酷い作品とは思えず結構楽しめました。 「柴咲コウ」はやっぱり綺麗ですね。 テレビドラマは全く見ないのですが、「柴咲コウ」のイメージとして無愛想という風に感じていたのですが、本作では明るさ満開のキャラクターで新たな横顔を発見できた気がします。 この作品のために一年間身体を鍛えたということでしたが、スピード感はともかく素人目には型はきれいに決まっていたように思います。 「キティ・チャン」演じる『ミンミン』とは中国語で話せばいいのにと心の中で突っ込んでいました。角度によっては話題の『セシリア・チャン』に似ていると感じました。 グラビアアイドルでちょっと気になっていた「山崎真実」が出ていることは知らなかったので、ラクロス部のキャプテンとしての初登場シーンでの存在感に女優としても仕事ができそうだな、と感じました。170センチ近く身長があるそうですが、健康的な身体にオジサンは萌えてしまいました。私的にはこれから期待できると思います。 （スケベなオジサンは女のこのことしか見ていません。） 物語としては二部構成と思えばよいのでしょうか。 前半はラクロス部を中心にやがて部員たちが少林拳を学んでいくことによって、主人公『凛』が人としての繋がりができていくこと。 後半は一転、学長『大場』の思惑により戦いに巻き込まれていきます。 他の方のレビューではこの二つの関連性が乏しいなどを理由に駄目出ししている方もいらっしゃるようですが、ラクロス、というより部員たちとの交流から『凛』が自分の弱点に気づくことがクライマックスの結果に繋がっているのだと思いました。クライマックスのオチの付け方は日本独特なものでしょうね。少林拳の根本にある仏教の精神を感じた気がします。 ありえねー空間を作品にとりこむ「チャウ・シンチー」がエクゼクティブプロデューサーとして参加している割には弾け具合が中途半端でしたね。どうせならとことん弾けてもよかったのではないでしょうか。 「岡村隆史」の役どころは漏れ伝わっていたので驚きはありませんでした。ダンサーの素養も持っている彼だけに彼を主役に一本カンフー映画が取れそうな気もします。 評価　星　みっつ P.S. 『凛』が駅に降り立ったシーンで思わず笑ってしまったのは私だけでした。『交渉人　真下正義』を見ている人だけにわかるネタでした。 公式サイトはコチラ ・少林少女＠映画生活 少林少女 - goo 映画 「シネログ」もチェック！ このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonで買う Amazonインスタント・ストア　xina-shinのぷちシネマストア 少林少女メイキングBOOK (ぴあMOOK) 小説 少林少女 「少林少女」オリジナルサウンドトラック ギリギリHERO(初回盤)(DVD付) 柴咲コウ関連 仲村トオル関連 山崎真実関連

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