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『茶々 天涯の貴妃(おんな)』試写会にて

2007年12月22日 | cinema-japan

先日、試写会で『茶々 天涯の貴妃(おんな)』を見てきました。


『浅井長政』と『お市の方(原田美枝子)』の娘三人は二回の落城を経験した後、『羽柴秀吉(渡部篤郎)』の囚われ人として過ごしていた。幼い妹二人がそれぞれ嫁に出され、やがて『茶々(和央ようか)』は『秀吉』の側室として世継ぎを生むことを望まれる。
望みどおり世継ぎ『鶴松』を設けた『茶々』だったが、そんな二人の前に悲しい知らせが届く…


正直期待をせずに見ましたが、ある意味予想通りある意味予想を裏切られました。時代に翻弄された女性の悲哀を描いた作品 と思ってみてはいけません。


波乱万丈な四十余年にわたる『茶々-淀殿』の一代記を二時間強に収めるのは無理があったようです。大阪の陣(冬と夏)のみに焦点を当てて、途中少しだけカットバック的に過去を入れた方が良かった気がします。

まず気になったのは冒頭の『初』のナレーションで「浅井」のことを「アサイ」と読んでいたことです。正確には「アザイ」のはず、このくらいは気をつけてほしいですね。それとも細かい歴史設定は無視しています、とのアピールだったのかしらん。「醍醐の花見」での秀吉の死や「大阪 冬の陣、夏の陣」をひとつにまとめてしまう等、歴史上の出来事をあれほど変えてしまわれるとフィクションとはいえ笑ってしまいます。

映像上の演出にも違和感を感じました。ロケと思われるシーンで画質が悪くなるのはカメラのせいなのでしょうか。また舞台転換の時、次のシーンへいきなり飛ばすことをクールと思っているのであれば勘違いもいいところでしょう。天守閣での『茶々』最後のシーンも感動できそうなタイミングで、過去の自分たちやスローモーションの演出は不要だと思います。私は感動が引いていくのを感じました。

見た目が姉『茶々』より妹『小督』のほうが年上に見えてしまったのは私だけでしょうか?
宝塚のことは詳しくないので「和央ようか」のことは全く知りませんでした。ちょっとぐぐって見たところ1968年生まれとのこと、来年四十には見えませんでした。ちなみに「寺島しのぶ」は1972年生まれ、「富田靖子」は1969年生まれ…「寺島」以外はそんなお年に見えないです。
『和央ようか』の演技はまだ宝塚が抜けていませんでした。存在感が大きいだけに銀幕の上では小さい演技で十分だということを監督は教えてほしかったです。それにしてもそっくりの子役を良く探してきたもんですね。(菅野莉央ちゃん14歳)その点は誉めてあげます。


この脚本のままであれば舞台化したほうが感動できたかもしれません。『和央ようか』には及第点、監督『橋本一』には落第点、ということで、評価 星 ふたつ


公式サイトはこちらから

茶々 天涯の貴妃(おんな)@映画生活

茶々 -天涯の貴妃(おんな)- - goo 映画茶々 -天涯の貴妃(おんな)- - goo 映画


P.S.
吉野公佳』が側室役で出てました。しばらく見ませんでいたが元気そうで安心しました。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメント有難うございました (hide)
2008-01-02 15:29:18
『映画と秋葉原と日記』のhideです
m(_ _;)m ぺこり
明けましておめでとうございます
( ̄▽ ̄人)♪本年も宜しくです
それからコメント有難うございました

>この脚本で宝塚で舞台化すると面白いかも、なんて思っちゃいました。

hideも同感です。その方が映えますね
年齢 (kossy)
2008-01-04 10:43:25
考えてみたら、寺島さんが老けて見えるってことなんですねぇ・・・
みんな感じてるはずですよ。

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