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久しぶりの映画ネタに選んだのは、『犬神家の一族 2006年版』です。 原作はもちろん『横溝正史 私立探偵の『金田一耕介(石坂浩二 『若林弁護士』の上司であった『古舘弁護士(中村敦夫 金田一耕介シリーズはわりとリメイクされるケースが多いのですが、同一監督によるリメイクは邦画・洋画問わず珍しいのではないでしょうか。 同じ作品が公開版とディレクターズカット版でまったく違う作品に見えるケースは多々ありますが、四半世紀を経てこれほどまでに差異の無い作品は見たことがありません。良い意味で解釈すれば監督のイメージが最初からぶれていないともいえますが、それゆえ何故今更リメイクしなければならなかったのか、という意味を、作品から感じ取ることは出来ませんでした。(商業的な理由は別としてですが・・・) リメイクと聞いて懸念していたことは コチラを見ていただければわかりますが、やはり心配していたとおりの結果になっていました。 犬神三姉妹の過去を本人に演じさせるのだけはやめてほしかったです。また「奥菜恵 リメイク版の『珠世』を演じたのは「松嶋奈々子」でしたが、正直役にはまっているとは思えませんでした。 モデル並みの身長、立ち居振る舞いなどから現代的な女性を感じてしまい、儚げな感じの中に、自らの意思を貫く女性という『珠代』の本質を演じ切れてはいないと感じました。 逆に意外にはまっていたのは『松子』奥さま役の「冨士純子 凄みすらかんじさせる鬼気迫る目つきと、クライマックスで見せた母としての表情の対比は見事なものでした。いわゆる昭和ヤクザシリーズは見たことがありませんが、そこで主役を張っていた貫禄を感じました。 謎解きシーンまでほぼ同じ映像手法・演出でしたが、さすがに突っ込みどころのあった『佐清』クン殺害の現場は居間から蔵へと変わっていました。またエンディングも大きく変更されていました。市川・金田一はこれで最後というお別れを象徴させて痛かったのだと思います。 細かい笑いまで同じ演出だった本作ですが、新旧で間違い探しするのもよいかもしれませんね。 評価 星 にーてん ご 公式サイトはコチラ ・犬神家の一族@映画生活 このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク ![]() ![]() 犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産) ![]() 犬神家の一族 ![]() 犬神家の一族 (出演 石坂浩二、松嶋菜々子) ![]() 犬神家の一族 上巻 ![]() 金田一耕助―犬神家の一族・八つ墓村 ![]() ![]() |
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