河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

ちょっといっぷく58/暇つぶし

2023年07月01日 | よもやま話

これまで、いろんな野菜について記事を書いてきた。
ところが、夏野菜の御三家に関しては書いてなかった。
いわゆる、ナス・トマト・キュウリである。
これは、栽培しやすい御三家でもある。
だから、記事にしなかったのだろう。
そこで、じゃまくさいのでまとめて書く!

 親の意見と茄子(なすび)の花は 千に一つの無駄はない(俗謡)
なぜならば、ナスの花は雌しべは雄しべに囲まれた状態になっている。
したがって、雄しべから花粉は昆虫の媒介がなくとも風が吹けば、自然と受粉できるような構造になっている。
だから、必ず実がなる!
そして、トマトも同様である。
それは、トマトは漢字で「赤茄子」と書く。
つまり、ナスと同じナス科の植物である。
だから、必ず実がなることになる!

さて、問題は、雄花と雌花を咲かす雌雄同株のウリ科のキュウリである。
たとえば、スイカは親蔓を摘芯して三本の子蔓を伸ばす。それに一つか二つ雌花が咲いて実となる。だから一株でスイカを三~六つ収穫できれば大成功となる。
ところが、キュウリは親蔓の節ごと(葉っぱ)ごとに雌花を咲かす。
しかも、そのすぐ横に雄花も咲かす。
そこで、親蔓がネットの上まできたら摘み芯する。
すると、子蔓が出てくる。
そこにまた、実がなる。
だから、一株で秋まで無限に収穫できる!

 高い山から谷底見れば ウリとナスビの花盛り(俗謡)
というわけで、ナス科とキュウリは子孫繁栄の象徴なのです。
※赤色の接続語(文を接続をする語。接続詞や指示語など)を省いて読んでも、文意は通じるという暇つぶしの文章でした。


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