河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑138 / 新年度

2024年04月10日 | 菜園日誌

四月、新年度、今月は、組織やグループの〇〇総会が五つある。
そのうちの一つは自分自身が長をしているので、その準備でブログはとんとご無沙汰。
開催案内を配って、資料の準備もようやくできたので、さて、畑に出るとするか。
と思いきや、菜種梅雨。
昨日は80mmというかなりまとまった雨。
それを見込んで一昨日は慌てて一日畑活。
まず、里芋を掘り起こすと芽も根も出ているので慌てて一畝立てて定植。
人参と大根の種を蒔く。
そして、最後はニラの株分け。

ニラは中国原産で、もとは山草。
 伎波都久(=地名)の 丘のくくみら 我れ摘めど 籠(こ)にも満たなふ 背(せ)なと摘まさね /万葉集(東歌)
【「きはつくの丘のくくみらを摘んでたんだけどさあ、一人じゃなかなかカゴにいっぱいにならないのよ」。「じゃあ、愛するあの人と一緒に摘みなさいよ!」】
会話形式の民謡で、「くくみら」の「くく=茎」で、「みら(美良)」が「ニラ」のこと。
「背」は〈夫・恋人〉で、「こにもを満たなふ 」を「籠にも、そして子にも満たされない」の掛詞と解釈すれば、また違った意味合いの歌になる。
ニラは、免疫力アップ・疲労回復・冷え性だけでなく、なんといっても体が温まり精力が出る。

昨日の大雨で今日は畑に入れない。
朝起きて、コーヒーを淹れて、庭先の椅子に座って一本吹かす。
真新しい制服を着た式部ちゃん(自転車に乗った女子高生=茶話121参照)が通り過ぎる。
リクルートスーツを着た女性が緊張した面持ちで通り過ぎる。
「頑張りや!」と声をかけたいが、変なオジサンと思われるのがせきのやまだ。
それどころか、頑張らなければならないのは、当の変なオジサンの方なのだ。
よし、今日の昼食はニラ玉にニラの味噌汁のニラ定食にしよう!


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