昼過ぎまでは強烈な日差し。
夕近くになるとゲリラ豪雨。
ここ数日、そんな日が続いている。
ニンニクを植える準備をしたいのだがままならない。
もちろん、もともと、勝手気ままな日々を過ごしているのだからどうってことはない。
だが、「今日は何をしますか?」の答えが、「思うがまま」の一択しかないのは、牢屋の中にいるようで窮屈だ。
ひまつぶしに、バイクで100均へ。
走っている間は風を受けて涼しいので、遠くの信号を見ながら、脚を地面に着かないように走る。
「化粧品用スポイト」と「ペットボトルじょうろ」を買ってきた。
「化粧品用スポイト」は注射器のような格好で、香水をビンに移すときに使うらしい。
「ペットボトルじょうろ」はじょうろの先の「蓮の実」をペットボトルに付けるキャップ。
セルトレイからビニールポットに移植した苗に液肥をやるためだ。
液肥は1000~2000倍に薄めて使う。1000倍なら水1ℓに対して液肥を1ml。
今まではプラスチックのスポイトを使っていたが、目盛りが見にくいし、指の感覚に頼って吸うので何度もやり直した。
ところが、「化粧品用スポイト」は目盛りが見やすく、多めに吸い取って余分な液を軽く押し出せば簡単に計れる。
なんでこれが農業用品売り場ないのか不思議なほどの優れモノだ。
もう一つの「ペットボトルじょうろ」は空気穴があるうえに、チューブがついてあって水がでやすくなっている。
よく考えてるなと思いながら、液肥を入れて追肥開始。
出すぎ!
ものの三秒もしないうちに1ℓが空に。まだ1/3もかけていない。
おまけに水の勢いで苗が浮いている。
気ままに水が出すぎるのもよくない!
そこでまた、ひまつぶしに、バイクで別の100均へ。
結果、買ったのは普通のじょうろ。
気ままなじょうろのお陰で、気ままでなかった一日。
というか、人は、気ままにみえても、案外、気ままではないのかもしれない。