ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

LEDランプ制作③テストピース

2012年10月17日 | 制作現場

LEDランプ用のテストピースが焼きあがった。今回は釉薬というより化粧土に近いものを施す考え。いくつかの中で使えそうなのが写真のピース。素焼きの上に下地処理として、水で溶いた酸化物を刷毛塗りした後、ある程度乾いてから拭き取り、更に乾かしてから化粧土を刷毛塗りした。各々の配合は以下の通り。土は、「精土」の信楽赤1(わずか鉄分を含む)で弱めの還元焼成。

下地    :二酸化マンガン2、弁柄1(10×20cmの板に計3g)
化粧土(上):九谷磁土66、鼠石灰33、酸化チタン5、酸化銅1
   (中):九谷磁土66、鼠石灰33、酸化チタン3、鬼板3
   (下):九谷磁土66、鼠石灰33、鬼板6

思ったより下地の影響が出ていた。酸化銅によるうっすらした緑が良い感じ。
この辺を組み合わせて使って見ようと、いまの所考えている。