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靖国参拝

2006-08-14 09:58:50 | 日記・エッセイ・コラム

本来神社の目的は、慰霊であって、顕彰ではない。不遇のうちに或いは不本意な形で命を奪われ、冥界に下った鎮まらぬ霊魂を、慰霊して、現世に祟りをもたらすことの無いよう鎮魂するのが神社であり、すめらみこと(天皇)はその鎮魂祭の祭司であった。

明治の国家神道は、神社と天皇から、それぞれの本来の姿を奪った。すなわち、神社は鎮まらぬ霊魂の慰霊鎮魂を忘れて勲臣の顕彰施設となり、天皇は霊界の大祭司たることを忘れて戎服(軍服)を着た現世の武力統治者(大元帥)になり果てた。

靖国神社が本来の神社であるなら、第一に祭るべきは、最も不遇に命を奪われた戦争被害者(すなわち従軍慰安婦や強制労働者、原爆被爆者や空襲被災者)であり、次に赤紙一枚で徴用された兵士や軍属たちであって、職業軍人(paid staff)は除外すべきであろう。(この世で褒められ、あの世でも褒められようと言うのは虫が良すぎる) 「不本意に命を奪われた鎮まらぬ魂」という意味では、戦争裁判の死刑囚を祭るのは理に適っているかも知れない。

現実の靖国神社は「慰霊施設」でなく「顕彰施設」である。それならば、有罪判決を受けた戦争犯罪者を祭るのは間違いである。

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(今日のお弁当)

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(今日の夕食)

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