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天動説

2006-02-22 03:25:39 | 日記・エッセイ・コラム

海外に出て気付くことの一つに日本の「天動説」がある。自分が確固不動の原点で、世界が自分を中心に回っているという思い込みである。

小泉政権の「外交音痴」もまさに天動説の所産であろう。自分の都合ばかり主張して周囲の事情を顧みようともしない。自分の言動で、海外で働く日本人がどれほど迷惑しているかということすら全く意識が及ばない。

1992年ブラジル・リオデジャネイロで、「持続可能な開発」をキーワードに地球環境問題と開発問題を取り上げた史上最大の国際会議「リオ地球サミット」が開催され、世界の耳目を集めていた折、日本のマスコミは連日、社会党党主おタカさんの「消費税反対」ばかりを大々的に報じていた。私は学生時代以来の社会党支持をやめることにした。

トリノオリンピックの報道に毎日失望落胆させられている。マスコミの前評判が大袈裟で「過大広告」になっている感がある。「競技の結果は選手の責任、自分の仕事は視聴率を上げること。視聴率さえ上がれば・・・」と何やら天動説の本音が聞こえてきそうな気がする。

「おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい」(ピリピ書2:4)