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酒と音楽とPC

血は酒で出来ている(某声優談)。他の趣味はPC組み立てるのと音楽聴くのしかない。

Netgear Orbi 852

2021-03-21 15:45:01 | PC一般
我が集落にも遂に光回線が引かれることになった。どうせ低速ADSLだからということで貧弱なネットワーク周りも諦めていたのだが、光回線になるというなら話は変わってくる。2G回線のようなバリバリの速さにはならないとはいえ、DL中、You-Tube視聴中、ネトゲ中に止まる、切れるような悲惨な状況とは今後おさらばだ。

そうなると諦めに近い心境で使ってきたNEC Aterm WX3000HPとかいう出来の悪い子を今後使う気にならない。新機種に買い替えたにも関わらず相変わらず回線がアップアップの状態というのはどうしても納得できなかったのだ。それに、記事で国産ルーターを罵倒して海外製メッシュルーターを推していながら自分は使ってないというのも心に引っかかっていた。要はIYAHOOしたくなったのである。

TP-LINKは安いが中継機(RE505X)のできが良くなかった(。中国製だから買わないというような国粋主義的な考えは私にはないが、どうしても中華製品の微妙な手抜き感が好きになれない。確かに安いのに最新の設計で最新のパーツを使っているんですけどねぇ。隙あらば手を抜こうとしてる感じがする。これはPCというよりオーディオで培われた偏見だが。Synologyは技術者が大量離脱の噂がある。実際、SynologyのNASはここ数年全く進化しておらず時代に取り残されつつある。Qnapはこの分野は貧弱。他にASUSがあるが、どうせ作ってるのはASUSTORだろって考えるとマザーボードのようなプレミア感はない。実績も他社より下だろう。そうなってくると残るはNetgearしかない。NetgearのNASは賛否両論あろうが、スイッチ、ルーター方面は堅実だ。

Netgearのメッシュは上から下まで多数のラインナップが揃っているが、下位の機種はやっぱり速度や帯域に不安がある。Aterm 3000と変わらなかったら買い替えた意味がない。結局上位機種のOrbi 852に決定した。Orbi Proまでは必要ないだろう(笑)。


外箱は至ってシンプル。過剰包装ってこともない。大きさもコンパクト。


内容物も少なめ。まあ、メッシュといえどもルーターだからこんなものだろう。値段的にはもっと豪華であっても良いような気はするが。


サンプル画像だけ見ているとコンパクトに見える機種だが、実はかなりでかい。容積はAterm 3000の2倍ぐらいはある。目立たないように置こうという向きの人は止めておいたほうが良いだろう。見た目はインテリアっぽいが、かなり嵩張っている。重量もずっしりしている。約1kgあるらしい。

サテライトとの連携は非常に簡単。通常は最初に近くに設置して電源投入後Syncスイッチを押すだけ。遠すぎると連携に失敗するので最初だけは近場に置くのがポイント。

    

ソフトのUIの出来も良い。通常やることはそれぞれのデバイスでSSIDのパスワードを入力するだけ。スマホアプリのUIは非常に見やすく設定も楽々。回線速度、デバイスとのリンク速度、信号の強度等知りたいことはほぼ網羅されている。スマホアプリだけで大方事が足りるが、細かな設定やは画面の大きいPCの管理画面からのほうがやりやすいし、ログの閲覧はPC管理画面からしかできない(ただし、こちらのUIは不細工)。ネトゲやNASのクラウドを利用している場合は少々細かな設定が必要になる。

UIの使いやすさではNECとは越えられない壁どころではない差がある。ここまで差があったらAtermを選ぶ人はマゾか国粋主義者だろう。NECはソフトで回線速度や信号の強度を出してこないのも自信がないからではないか。通信ステータス表示がほぼないので現在の通信状況を把握できない、ログがないからネットが落ちても不調でもデバイスと繋がらなくても原因究明もろくにできない。

見せて貰おうか 2402Mbps+2402Mbps+1147Mbpsの性能とやらを

やはり速い。スマホでは866Mbps、テレビやレコーダーといった白物家電でも585Mbpsでリンクしている。PCのAX200も1200Mbpsでリンク。お値段通りの高性能。古いポンコツタブレットでも433Mbps。

TV、PC、スマホでストリーミング動画を3つ流しながらネトゲするとかいう超無駄なことをしても問題ない。動画見ながらストレスなくネトゲするのは気持ちい~い。帯域が広いとはこういうことだ!これなら低速ADSLでも時間帯によっては十分戦える*。ゲームやストリーミングが止まる場合は回線の速度が問題ではなくルーターの帯域がボトルネックになっている可能性があるということ。ネトゲしまくってる人は当然ながら帯域の広いルーターを使うべきだろう。もしかしたらPCやスマホの性能ではなく、Wi-Fiルーターの性能のせいでゲームで負けているのかも知れない。他のハードにはお金を掛けていながらルーターはケチってる人が結構いるのではないだろうか。私の場合はあまりネトゲしないので無駄な投資だが。結局ブルーレイレコーダーを買ったのでエンコード用Ryzen3900の12コアも無駄になったし(笑)。IYAHOOが楽しいだけだね。ネトゲしない、ストリーミング動画見ない人には無駄な投資であることは間違いない。そういう人の場合はメリットは信号が強いので広い家のどこにいても問題なく繋がる、沢山の機器が繋げられるという程度。ルーター単体でも2階を楽々とカバーしていたので全部無線化されていたら実はサテライトは必要なかった!うちの場合は2階に有線環境がたくさん残っているので結局サテライトが必須。

*OCNが回線の帯域制限している時間帯ではさすがに無理があった

それにしても2階にすら信号が届かなかったAterm WX3000HPの情けなさよ。Orbi852ならばマンションでは少々広くてもサテライトは必要ないと思う。単体購入ならAterm 6000HPとお値段的にも大差ない。おっと、Oribiは単体購入できないんだった(笑)。ルーターと離れた場所に有線環境がない場合は高いNight Hawk(RAX 80あたり?)で事足りるんだろう。海外では単体でOribi 851?が買えるのかな。信号が申し分なく強いのでサテライト2台のOribi 853が必要なのは広いお屋敷だけだ。一人でネトゲするならOribi 852より更に高速なRAX 80の方が良いんだろうな。さすがに4804 + 1147 Mbpsはオーバースペックかな。うちには全然関係ないけど5Gや光2Gが来てる地域なら意味があるのかな。

ルーター交換時の注意点として、NASのIPを固定化している場合、ルーターを取り替える前にDHCPに戻しておくこと。これをやっていないとNASの管理画面に入れず嵌る。NASのLANが複数ある場合は差し替えれば問題ないが、私のように複数あるLANのIPを全部固定化するとか、チーミングしてIP固定化するというような行動をとっていた場合、最悪NASのリセットなので今後は注意しよう。これもAtermのIPの振り方が普通でなかったからなのだが。


作業の邪魔をする猫様(笑)。


さようなら君たちのことは悪い意味で忘れない*。

*TP-LINK RE505Xは風評被害、というか坊主憎けりゃ袈裟まで憎いでWX3000HPの道連れにされた感じ(笑)。上位機種のRE 605Xは良いものらしい。それでも単体ルーター + 中継機を使うならメッシュでサテライトにすべきという持論は変わらない。超高速通信ができる環境なら高性能単体ルーターの速さが生きるがその場合も中継先は低速になる。RE 605Xですら1800Mbps。

どうせ回線が低速だから高価なルーターは要らないと思っているそこの貴方、無線デバイスが高速でリンクして帯域に余裕があるというメリットは本当に大きいですぞ。メールとウェブ閲覧しかしないというなら話は別ですが。

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